@mame8 えー? わたしも、本数でいえば、劇場よりもネトフリとかで見るほうが多いし、感想バリバリ書き込んでますよ。場違いだって思ってる人いるんですかね? 別にいたとしてもわたしは気にしないけど。たぬき汁さんの感想読みたいので、これからも書き込んでいただけるとうれしいですね。
『犯罪都市』の感想です。
主演はマ・ドンソクじゃなくて、ユン・ゲサンです。
やさしい顔立ちで、めっちゃ残忍、むき出しの暴力。
それがなんだか妙に似合う。
そして、国での暮らしや、ここまで生きてきた背景なんかはまったく描かれなくて、この「異人」としての扱いが、寒々しい。
マ・ドンソク、好きなんだけど「気は優しくて力持ち」以外の役がないのが、なんとも。
https://eigakansou.life/%e7%8a%af%e7%bd%aa%e9%83%bd%e5%b8%82/
『空と風と星の詩人~尹東柱』の感想です。 (2/2)
この映画の舞台となっている時代には、祖父は京都府の田舎で暮らし、結婚して子供も4人いた。
もし尹東柱と出会っていても、友達にはなれなかっただろうなぁ、なんてことを思った。
https://eigakansou.life/%e7%a9%ba%e3%81%a8%e9%a2%a8%e3%81%a8%e6%98%9f%e3%81%ae%e8%a9%a9%e4%ba%ba%e5%b0%b9%e6%9d%b1%e6%9f%b1/
『空と風と星の詩人~尹東柱』の感想です。 (1/2)
カラーの時代に制作されたモノクロ映画を見ると、なぜモノクロなんだろう? ということが気になってしまい、物語に入りづらい。
いま(2019年3月)日本公開中で話題の「金子文子と朴烈」と同じく、キム・ヒソが日本人役で出ている。それをいうなら、同じくイ・ジュニク監督作品だ。
役者たちの日本語は、おおむね問題ないレベル。
カン・ハヌルがパク・チョンミンに食われ気味で、どうも主人公に精彩がない。
そのせいか、全体にしまらない印象だった。
わたしの祖父は、尹東柱と1歳違いなんだよね。
学問とは無縁の人生を送った祖父なので、朝鮮の田舎で同時期に生まれた、という以外に共通点はないんだけど。
『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (2/2)
精神的には姉のような存在だが、女王という立場からは相手の生殺与奪の権を握っている、というのは、もう不幸の匂いしかしない。
女王としてのプライドと、女性としての自信のなさを、オリヴィア・コールマンが見事なまでに表現している。
レイチェル・ワイズも、女王を愛してはいるが、まあ、やはり彼女の持っている権力混みだよね。そして、女王の権力を自分のものとしているプライド。これまた見事だった。
それに対して、エマ・ストーン演じる若い侍女は、頼りがいとはではいかないが、ひたすら崇め奉ってくれ、性的にも奉仕してくれる。その必死さもまた痛々しい。
美術・衣装も美しく、堪能できた。
https://eigakansou.life/%e5%a5%b3%e7%8e%8b%e9%99%9b%e4%b8%8b%e3%81%ae%e3%81%8a%e6%b0%97%e3%81%ab%e5%85%a5%e3%82%8a/
『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (1/2)
足音や衣擦れの音が強調されていて、臨場感を高めている。
足音や衣擦れの音が強調されていて、臨場感を高めている。
足音や衣擦れの音が強調されていて、臨場感を高めている。
エマ・ストーンと将来の夫が森のなかでくんずほぐれつ(いや、エッチな意味じゃなくて、ほんとに格闘してる)とか、初夜のようすとか、あまりに男が情けなく滑稽に描かれていて、かなり笑える。
しかし、主人公3人の関係は笑い事どころではなく、必死のかけひきがなんとも見ていてつらい。
子供のころいじめられっ子で、女王にはなったが、肥満やら病気やらで、美しい親友に頼りっきり。
しかも、17人も子供を生んだのに、おとなになったのはゼロ、という気の毒な身の上。
@liesbet そ・・・それは・・・確かになにか口直しが必要ですね。
『アクアマン』の感想です。
おもしろかったー。
そして、あとになにも残らない。
ただ、ぽかーんと画面にみとれるのが気持ちいいよ。
https://eigakansou.life/%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%a2%e3%83%9e%e3%83%b3/
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の感想です。 (3/3)
すごい勢いで自分の家をぶち壊すのだが、最後のシーンでは壊れていないので、あれも妄想なのか、ともう一度見直したくなってくるが、たぶん見直してもヒントはない。
ジェイク・ギレンホールって、こういう奇矯な役がめっちゃ説得力がある。
でも、自分がゲイなのか、戸惑っている少年とのやり取りとか、まっとうな大人の顔もあって、それがキャラクターの幅になっているようだ。
https://eigakansou.life/%e9%9b%a8%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%81%af%e4%bc%9a%e3%81%88%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%81%e6%99%b4%e3%82%8c%e3%81%9f%e6%97%a5%e3%81%af%e5%90%9b%e3%82%92%e6%83%b3%e3%81%86/
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の感想です。 (2/3)
その行為を通して、だんだん納得がいかない感情が、自分の中で落ち着いてくる。平たく言うと、ふつうに悲しむことができるようになる。
こう書いちゃうと簡単な話なのだが、そんなに単純ではない。
これ完全に妄想でしょ、というエピソードが途中で出てくるので、それ以外の奇妙なエピソードも、主人公の妄想なのかどうか、見ている方が自信がなくなってしまう奇妙な仕掛けが、この映画のおもしろいところだ。
妄想もとくにファンタジーぽい演出ななされておらず、ほかのシーンと完全に等価に描かれているので、なにがなんやらわからない。
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の感想です。 (1/3)
身近な人が急死したとき、その事実を受け止めきれず、悲しむのではなく怒りを感じるというのは、実際よくある話だ。そして、たいてい目の前の人にそれをぶつけて人間関係を壊す。納得のいかない感情を、だれかのせいにしたいんだよね。
この映画の主人公は、人間にも多少当たっているが、それ以上にモノに徹底的にあたっている。破壊。原題の Demolition。
(しかし、このわけのわからない邦題はなんだ。いや、ネタ元は映画の中にあるんだけど、それタイトルにするようなものじゃないし、日本語の意味もだいぶ違うし)
『ファースト・マン』の感想です。 (2/2)
妻同士が励まし合っているところも描かれるが、やはりお互いに垣根越しに話してる感じだし、男たちも、仲間同士ではあるけれど、一番乗りを狙うライバルでもあり、気を抜くところがないよね、という感じ。
しかし、白人しか出てこない映画だな、と思ったら、途中、アポロ計画に税金をじゃんじゃんつぎこむことを風刺したラップのシーンが有る。
生活の苦しさを訴え、「白人が月に行く」と。
NASAなんて、白人の男しかいない。
1960年代には当たり前の風景だったものが、いま見るとものすごい違和感。
ソ連との競争も、そういうこともあったねぇ、という感想。
自分がはっきり覚えてるから最近のことのような気がするが、50年前は歴史の世界なんだよな。
https://eigakansou.life/%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%9e%e3%83%b3/
『ファースト・マン』の感想です。 (1/2)
ずっと立ち込める死の予感。
最後に成功することがわかっていて、この緊迫感はすごい。
冒頭から生死の境すれすれの世界が描かれる。
そして、孤独感に圧倒される。
その後は、家族やチームの仲間にいつも囲まれていて、孤独なシーンはないのに、なんともいえない寂寥感を感じた。
主人公だけではなく、その妻も。
ジェミニ8号に乗り込むとき、宇宙船をなめるように写すのだが、まるで棺のように見える。
荒涼とした月面も、やはり死の世界を思わせる。
ラストシーンも、月面着陸が成功し、夫婦がガラス越しに対面しても、笑顔もなく、見つめ合うだけ。
死の淵から帰還してきたというのに、夫は彼岸にいるようだ。
住んでいるのが、まあ、日本なら社宅ということろで、ご近所も同僚。
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映画は劇場で見たい。韓国映画多めです。
http://yhlee.org/movies