『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の感想です。 (2/3)
その行為を通して、だんだん納得がいかない感情が、自分の中で落ち着いてくる。平たく言うと、ふつうに悲しむことができるようになる。
こう書いちゃうと簡単な話なのだが、そんなに単純ではない。
これ完全に妄想でしょ、というエピソードが途中で出てくるので、それ以外の奇妙なエピソードも、主人公の妄想なのかどうか、見ている方が自信がなくなってしまう奇妙な仕掛けが、この映画のおもしろいところだ。
妄想もとくにファンタジーぽい演出ななされておらず、ほかのシーンと完全に等価に描かれているので、なにがなんやらわからない。
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の感想です。 (3/3)
すごい勢いで自分の家をぶち壊すのだが、最後のシーンでは壊れていないので、あれも妄想なのか、ともう一度見直したくなってくるが、たぶん見直してもヒントはない。
ジェイク・ギレンホールって、こういう奇矯な役がめっちゃ説得力がある。
でも、自分がゲイなのか、戸惑っている少年とのやり取りとか、まっとうな大人の顔もあって、それがキャラクターの幅になっているようだ。
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