『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (1/2)
足音や衣擦れの音が強調されていて、臨場感を高めている。
足音や衣擦れの音が強調されていて、臨場感を高めている。
足音や衣擦れの音が強調されていて、臨場感を高めている。
エマ・ストーンと将来の夫が森のなかでくんずほぐれつ(いや、エッチな意味じゃなくて、ほんとに格闘してる)とか、初夜のようすとか、あまりに男が情けなく滑稽に描かれていて、かなり笑える。
しかし、主人公3人の関係は笑い事どころではなく、必死のかけひきがなんとも見ていてつらい。
子供のころいじめられっ子で、女王にはなったが、肥満やら病気やらで、美しい親友に頼りっきり。
しかも、17人も子供を生んだのに、おとなになったのはゼロ、という気の毒な身の上。
『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (2/2)
精神的には姉のような存在だが、女王という立場からは相手の生殺与奪の権を握っている、というのは、もう不幸の匂いしかしない。
女王としてのプライドと、女性としての自信のなさを、オリヴィア・コールマンが見事なまでに表現している。
レイチェル・ワイズも、女王を愛してはいるが、まあ、やはり彼女の持っている権力混みだよね。そして、女王の権力を自分のものとしているプライド。これまた見事だった。
それに対して、エマ・ストーン演じる若い侍女は、頼りがいとはではいかないが、ひたすら崇め奉ってくれ、性的にも奉仕してくれる。その必死さもまた痛々しい。
美術・衣装も美しく、堪能できた。
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