『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の感想です。 (1/3)
身近な人が急死したとき、その事実を受け止めきれず、悲しむのではなく怒りを感じるというのは、実際よくある話だ。そして、たいてい目の前の人にそれをぶつけて人間関係を壊す。納得のいかない感情を、だれかのせいにしたいんだよね。
この映画の主人公は、人間にも多少当たっているが、それ以上にモノに徹底的にあたっている。破壊。原題の Demolition。
(しかし、このわけのわからない邦題はなんだ。いや、ネタ元は映画の中にあるんだけど、それタイトルにするようなものじゃないし、日本語の意味もだいぶ違うし)
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の感想です。 (3/3)
すごい勢いで自分の家をぶち壊すのだが、最後のシーンでは壊れていないので、あれも妄想なのか、ともう一度見直したくなってくるが、たぶん見直してもヒントはない。
ジェイク・ギレンホールって、こういう奇矯な役がめっちゃ説得力がある。
でも、自分がゲイなのか、戸惑っている少年とのやり取りとか、まっとうな大人の顔もあって、それがキャラクターの幅になっているようだ。
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