佐々木、イン、マイマイン鑑賞。
男子高校生(と彼らのその後)の話だから、なんとなく私の映画ではないかも…って感じで刺さるとかはないのだけれども、佐々木がすごくて。そんな扱われ方なのにお父さんのこと好きなんだ…という、破天荒な振る舞いの下の子どもらしさ(幼児性って意味じゃなく)がうっすら透けて見える、あれだけの描写でその気持ちがひしひしとわかってしまって苦しくなった。
#映画 #映画鑑賞 #佐々木インマイマイン
ザ・ザ・コルダのフェニキア計画鑑賞。
話は面白いし、笑えるシーンもいっぱいで、目にもかわいい&美しくて、観ていて楽しいし、観ている側としてもだんだん愛しくなってくる奇妙な形の親子愛・家族愛も好きなんだけど、観終わってから頭にも胸にも何も残らなかったなーという感じ。どちらの映画のせいってわけではないんだけど、直前に全く反対の感想(やりたいことはわかるけど、話が面白くない)の『宝島』を観た影響も大きい。
#映画 #映画鑑賞 #ザザコルダのフェニキア計画
テレビの中に入りたい鑑賞。
内容がしっかり理解できたとは言い難いんだけど、しっくりこない?正しくない?体におしこめられて生きるということは、現実感のない世界を強いられるのと同じような苦しみなのかもしれない。
マディといる時、ピンク・オペークを見る時だけがオーウェンにとってリアルで、他の生活全てが作り物に感じるなら、そんな悲劇ってない。(予告から勝手に予想していた)ホラーみよりも悲哀が強かったので、楽しむ気持ちがしぼんで、なんかごめん…みたいな気持ちになってしまった。
#映画 #映画鑑賞 #テレビの中に入りたい
ファイナル・デスティネーション鑑賞。
最近観たホラーがちょっと物足りなかったので、20年ぶりくらいに鑑賞。今見ると、思ったより派手さはないし、設定もそこまで盛ってないんだなぁ。それが面白くないってわけじゃなくて、これくらいで良いんだよ、爆発とかもあるし、死に方がそれなりに多様だし。シリアスめで、バカになりすぎない加減もちょうどいい…いや、まぁそんなに爆発せんだろとか、電線そんなにビョンビョン動くのか?とか、バカではある。けど、粗があっても手堅く面白くて好き。
デッドコースター鑑賞。
よくよく考えると、2作目にして設定を結構盛ってきてたんだなぁ。監督と脚本、前作と違う(そして3作目でまた戻る)のか…いろいろやりづらそう…と思っちゃった。面白いのはちゃんと面白い、けど意味わからなさもある。180便の事故の余波?で順番が逆になるとか。それはそうとA.J.クックがかわいいー!
スパゲッティで滑ってってやつ、めっちゃ面白くて覚えてた。あと瞬殺だから他のに比べて地味だけど、なぜかエアバッグ死もめっちゃ覚えてる。
オスロ、3つの愛の風景『LOVE』 『SEX』鑑賞。まとめて。
ちょっと感想を書くのに間があいてしまったので、簡単な書き流し。
観た順番のせいもあるかもだけど、三作の中でLOVEが一番好き、次にSEXかな。DREAMはものすごく個人的な話過ぎて(作品には合ってるけど)街の印象が薄くて。ほか2作は街も主人公にも見えるところが好み。登場人物みんな自立していてさっぱりしていて、うっすら孤独が共通しているような感じがあって、でもフェリーから見る街の明かり一つ一つの温かさみたいな、人を思いやる気持ちがじんわり全体に広がっているような。文化や歴史・こういう風土だからこそ、こういう会話があったり、こういう性格の人がいたりするのかな、と思ったりした。あとはもちろん景色が美しいというのと、制服のようなものがあるらしき煙突掃除人という職業も面白かった。
#映画 #映画鑑賞 #LOVE #SEX
バレリーナ:The World of John Wick鑑賞。
もともととても眠かったせいで、映画自体は楽しみにしてたのにアクション以外、会話シーン・ストーリー部分はほぼ寝てしまったため、話が全然わからな…くもない。もしかして、そんなに中身がないのでは?復讐のためにジジイを探していて、ついでにノーマン・リーダス親子の話が乗っかってきたってことでよいですか?火炎放射器バトルとか、アクションも大味でかっこいいより面白いが強かったかも。
村一個暗殺者集団とかアサシンクリードかよ!最高だな!と思ったけど、そういえば何作目かでジョン・ウィックが指を切る儀式?もあったし、やっぱりアサシンクリードみがある。
あと、エンディング!うつらうつらしながらエヴァネッセンス?エヴァネッセンス?と思ってたら、やっぱりエヴァネッセンスで(違ったけどエイミー・リーだから半分は)合ってた。
#映画 #映画鑑賞 #バレリーナ
DREAMS鑑賞。(オスロ、3つの愛の風景)
恋の初々しさと鮮やかさ、そこにあっさりとした現実の苦味が加わって、映像の色合いもストーリーもコントラストもとても美しい映画だった。自分にとってはそこだけが自分の人生!くらいに感じられていても、相手にとってはせいぜい日常(よりほんの少し密接、くらい)の些細な交流だったり、その気持ちがビジネスや誰もが共感できる誰にでもある一過性の熱として消費されてしまうことへの戸惑いも、とても共感できる。ビジネスチャンスにしようとしてる側の母親が、いざヨハンナと会ったら、ヨハンネを特別だと思ってた(ひいてはあの物語が実際に特別な恋であった)と認めさせたい側になってるのが変な感じで面白かった。
#映画 #映画鑑賞 #DREAMS
黒川の女たち鑑賞。
まずは、残さなければならないと自分のを話してくれた人、記録してくれた人の功績がでっかい。地元(というには少々遠い自県)のことだが全然知らなかったので、知ることができてよかった。
助けるために役目を負わされたそれ自体もきついが、帰国した後の生活のつらさ、同じ集落の人や助けた人たちからさえ恥でタブーだと扱われる、それが若い女性たちにとってどれだけの苦しみかと思うと、本当にやりきれない。年月が経っても苦しいことなのに、伝えることが使命だと、告白してくれた女性たちに頭が下がる。
また、女子校での黒川開拓団についての授業があるシーンで、生徒たちって当時の彼女たちとほぼ同じ年齢で、そこでこういう話について考えるっていうのはとても真に迫っていて、また当事者の女性たちの意志にも沿った活動だし、「語り継ぐ」意志がしっかり描かれているのも良かった。
(上映後に監督のトークもあって)取材した女性に関して、語ることで癒されるという実例を目の当たりにして〜という話もされていて、大変興味深かった。
#映画 #映画鑑賞 #黒川の女たち
映像特典に入ってた、エミリー(本物)→クメイルの「(自分の家族とは全然違うから最初は自分らしくしろ!とか男らしく自分の考えを伝えろ!って思ったけど、彼の家族は)尊重しあってるのだとわかった」って話も面白かった。
ORLIK鑑賞。
『LUGINSKY』の唯一無二さがグレードアップしていてすごく楽しかった。相変わらずストーリーも映像も刺激的なんだけど、前の劇物を脳に流し込まれるみたいな刺激とメッセージはそのままに(あるいはより強く)、さらに映画に対する愛と熱さを伴った作品になっていて、俺が!俺のための!映画を作る!と言わんばかりのオルリックの孤高の情熱に、最高だな😢とちょっと泣きそうになってしまった。が、最後、白いチョークで丸かいたのか!という終わり方には、最高だな!🤣と笑ってしまった。わからねぇやつらはわからねぇでいいんですよ🔥
トロッコのシーンもめっちゃ好き。
「寄り添いたい」みたいな映画にそっと背中を押してもらうこともあれば、「オラー!これが俺の映画だー!」にガツンと殴られて注入されるパワーもあるな、と思う。良い体験だった。
#映画 #映画鑑賞 #ORLIK
花束みたいな恋をした鑑賞。
羨ましい、良いなーって部分もあるんだけど、私にはピンと来ない映画ではある。20年早かったら刺さっていたかもしれない。というか、私は何をするにもだいたい10年か20年は遅いなぁという、なんとなくの無力感?も味わう。
好きなものがある人(というか、好きなものがある自分が好きっていう人)って、そうじゃない人をうっすらバカにしてる節があって、なかなか感じ悪い。まぁ、これは自省をこめて。
そことは全然関係ないけど、ある会話が身に覚えがありすぎて恥ずか死んだ。そうか…あんな風に見えるわけか…。
それにしても、オダギリジョーのキャスティング、ハマりすぎではないでしょうか笑
#映画 #映画鑑賞 #花束みたいな恋をした
逆火鑑賞。
作文が全部事実である必要なんて無いし、美談も全部真実である必要はないと思っているから、そもそも助監督が何をそんなにこだわっているのかよくわからなかった。"世間"がそういう美しい話を求めていて、そのために映画を作っているなら、その理想を忠実に映画にしました!で別にいいのに。どちらかといえば、主人公を寒い目で見てしまう。職場では頼られ、自分が追ってる疑惑の真っ只中ではあれど「父親のために献身的に頑張った娘」の張本人に「こんなお父さんだったら良かった」なんて言われてちょっと浮かれてる。そんな場合か?「仕事をしている自分」に没頭すれば、面倒なことは全部妻に押し付けている自分、家族と情報の共有も意思の疎通も怠る自分をかえりみずに済むからそうしているようにしか見えないし、そうなるしかないというか、やっぱり犠牲になった(と娘本人は思いながら死んだ)んだろうなぁっていう終わり方だった。まぁ、両親がちゃんとしていたところであの娘がなんとかなったとも思わないけど。
#映画 #映画鑑賞 #逆火
愛はステロイド鑑賞。つづき。
でもなんだろ。ルーは父親の支配からは逃れられたかもしれないけど、結局暴力性(あるいは暴力性の後始末)からは逃れられないのかもなぁ。本人はジャッキーへの愛ゆえってことで満足してそうだけど。やめようと思っても最後の最後までタバコやめられなかったのと一緒で、暴力性にふりまわされる性質や行動をやめられない。だから二人のキラキラ逃避行はキラキラ長く続く恋愛生活にはつながってない気がする。行き止まりに突っ走る話も嫌いじゃない、でももう半歩進んで、こんな二人で幸せになる未来がほしい。
ジェナ・マローン(の役)ってあんな感じなのかー。私の脳内ではどちらかといえばクリステン・スチュアート枠にいたのでびっくりだよ。まぁ、『エンジェルウォーズ』しか知らんけれども。
愛はステロイド鑑賞。
うーん、面白かったけど、もう少し行ってほしい。何がかというと、こういう映画は『テルマ&ルイーズ』を思い出すので、どうせ今作るなら『テルマ&ルイーズ』の一歩でも二歩でも先に行ってほしいと期待しちゃうんだけど、その点が、半歩くらいだったかな。
ジャッキーは住むとこないからルーの家に転がり込んだわけだし、ルーはジャッキーみたいな人がタイプなのにゆるふわデイジーと付き合ってたっぽいし(一目惚れのシーンはたまらないものがある。表情、すごく良い)、お互いどうしようもなさがあって、あまりキラキラしていないのがリアルかもしれない。そういうとこはむしろ普通の恋愛感があって良いし、ルーの苦痛に反応して発現するジャッキーの力というのも「愛」って感じでまぁ面白いんだけど。あと、面白いと言えば、姉の夫みたいなわかりやすい暴力男タイプの支配もあれば、父親みたいなやんわりじわじわ死なない程度に締め付けるタイプの支配もあって面白い。
#映画 #映画鑑賞 #愛はステロイド
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