Wild Wild West (USA/1999)をYTで。
特殊西部劇。ラジー賞に多数ノミネート&受賞するなどサイテー映画の扱い。南北戦争終結後のアメリカ、1869年のアメリカ南部。南軍の残党の大物マグラス将軍を追う陸軍将校ジム・ウェストと連邦保安官アーティマス・ゴードン。角を突き合わせる2人に.グラント大統領は共同での追跡を命じる。マグラス将軍の後ろで多数の科学者を誘拐して殺戮兵器作りをさせようとしているのは下半身を失いながら生きているサイコパスで、南軍の復興をもくろむラブレス。凸凹コンビはラブレスを追いニューオーリンズからユタに向かう。そこでは大統領列席のもと東西を結ぶ鉄道の開通式典が行われるところだった。襲い掛かるトランスフォーマー巨大タランチュラ。ラブレスの最終兵器にして要塞。ラブレスはアメリカを再分割して植民地時代の旧宗主国に明け渡し、自分は西部を支配する目論見。下品で馬鹿馬鹿しいテイストがナイス。黒人・障碍者をおちょくるきわどいジョーク連打。わき役女性のエロい使い方も含め、近年ではお目にかかれないタイプの一作。アニメはすごいのにグリーンバックの合成がしょぼかったり、不思議。
Little Hearts (Telugu/2025)をNTFLXで。
MAD、プラディープの主演作、Premaluに通じる非グラマラス&リアル若者映画。知能指数の底っぷりでは上記の作品群の中でも断トツ。ハイダラーバード北郊に住む主人公は人間の言葉を喋るけだものというレベルで、18歳にもなって屋台から菓子を万引きするわ、マークシートテストで受験番号を塗り間違えて失格になるわのダメっぷり。補習軸で出会ってうっかり惚れた相手はしばらく付きまとってから自分より3歳近く年上と分かり、一旦冷や水を浴びせられるが思い直してアタックする。それが2015年ごろのこと。二十歳前後に3歳の差は大きい。しかしひたむきな求愛が実って何とか相思相愛になるが、親により引き離される。求愛行動の一部に、へんてこな格言もどきを書いたおなじみのカードのようなイメージを投稿するのがあり、あああとなった。フラフラしながらもなんとか進学志望を固め、バンガロールの大学に通うことになった相手を追いかけていき、2025年にめでたく結婚することで終わる。相変わらず頼りないが、そこに成長があったとすれば何なのか、インド青春映画の永遠の謎。
Paradise(Malayalam/2023)をNTFLXで。
印・スリランカ合作、監督はシンハラ人、メイン演者はマラヤーリ、製作はマドラス・トーキーズ。劇中の言語は他にシンハラ、英語、タミル、ヒンディー。英語字幕で鑑賞する前提の作りに思える。白人がケーララに対するのと同様に、上から目線でスリランカに対するマラヤーリ夫婦。どちらもインテリ。経済恐慌下のスリランカを旅するのは応援になる、それに安上がりだし、という夫。中央高地のラーマーヤナ関連の景勝地をガイドと周り、ヘリテージリゾートに泊まる。2人の客室に強盗が押し入り、電子機器を根こそぎ奪う。警察に捜査を依頼したところから暴力の結末まで転落。ヴァールミーキ版より裏返しラーマーヤナに馴染んでいるこちらにとっては、夫が嫌なラーマ、妻が実力で不正を正すシーターだと自然に思えてくる。思わせぶりに鹿が現れるシーンもあるし。警察がアレなのはインドだけじゃなく南アジア共通。スリランカのインド・タミル人を描く映画を始めて観たかも。スリランカ人にとっては屈辱的でもあるラーマーヤナを同国人が完全に受け入れ(たことに)て商売の道具にしているところが胸に痛い。
2025下半期ベストテン
Su From So(Kannada/2025)
Sapta Sagaradaache Ello - Side A (Kannada/2023)
Bramayugam (Malayalam/2024)
Bison Kaalamaadan (Tamil/2025)
Lokah Chapter 1: Chandra (Malayalam - 2025)
Kantara: A Legend Chapter-1 (Kannada - 2025)
Elumale (Kannada/2025)
Hridayam (Malayalam/2022)
Dude (Tamil/2025)
Humans in the Loop (Hindi/2024)
ギリギリ迷ったのがKUBOの
Pada (Malayalam/2022)
Varnyathil Aashanka (Malayalam/2017)
のふたつ。
Eko (Malayalam/2025)をNTFLXで。
イドゥッキのウップクンヌを舞台にしたスリラー。支配・拘束と保護を巡る転倒劇。何が一番の忠犬で誰が犬笛を吹いているのか。1980年代ごろ、極左運動に身を投じたお尋ね者の男を巡って複数の追手が西ガーツ山中の僻村を訪れるが、そのほとんどが変死を遂げている。霧が立ち込める山頂近くに住む、お尋ね者の妻である元マラヤ人の老女とその身の回りの世話をする青年。お尋ね者とその妻は戦時下のマラヤで巡り会った。どちらも犬の訓練に関わる人物。お尋ね者はマラヤの純血種の子犬とその女性を連れ帰り、子供も2人授かるが、老境に差し掛かったところで、ある秘密が露になる。平凡な人間の間に起きる特異な出来事を描くのと、特殊中の特殊の状況に置かれた人間を描くのとでいえば、本作は後者のカテゴリー。そこにどれだけ説得力を必然性を盛り込むかという手腕に関しては、本作はまずまずだと思う。しかしピウスという青年の行動を突き動かすものについてはよく分からなかった。一番のどんでん返しも最初はよく分からなかった。カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの「雲海の上の旅人」を思わせる自然描写。
Humans in the Loop (Hindi/2024)をNTFLXで。
アート映画だが、唸る面白さ。ラストに出る「To the indomitable spirit of the women of Jharkhand and the millions of data labelers quietly powering Al across the globe.」によりこれが現実に根差した物語であることが分かる。労働集約型の底辺のワークフォースとして生きるジャールカンドの部族女性が、AI産業という最先端と太古から受け継がれた森の民の知恵との両方の上に立つ。AI産業の無神経を糾弾したり、部族民差別や女性差別を告発する作品にもできたはずだが、そうはせず、母と娘、文明と自然の和解あるいは共生の物語としたところがクレバー。ドゥク婚はおそらくかつてはガーンダルヴァ婚と同じくニュートラルな選択肢のひとつだったのだろうが、現在では貧困により追い詰められた先となってしまい、同じ部族の間でもドゥク婚を行った者が差別されるという状況、。AIに「ジャールカンド美しいトライブ女性」を学習させるシーンが良い。
本年の日本の映画界の興収トップは、
鬼滅387.1億、183.5億でいずれも上映継続中。ルピー換算でそれぞれ2,220 crore、1,052 crore。今年のインドの興収トップDhurandhar が1052croreだから、鬼滅はダブルスコア、国宝はぴったり同じじゃん。なんだかんだ言ってインドはまだチケット代が安いってことなんだろうね。
https://x.com/mtt_75058/status/2005569505318277498
Court - State vs A Nobody (Telugu/2025)をNTFLXで。
2012年に制定されたPOCSO法(Protection of Children from Sexual Offences Act)を巡る法廷劇。これが制定され、18歳未満への性暴力がより厳しく処罰されるようになったらしく、またPOCSOで起訴された場合、被告側の法廷での弁護がより困難になるという含意があるようだ。低カースト低層の少年が極端なカースト主義者である地方政治家の姪と恋仲に陥ったために虚偽の告訴を受けて拘束され、長期間保釈も許されず、判決言い渡しまで週末の2日を残すだけというところからの逆転劇。性犯罪にまつわるものが取り上げられた場合、女性が被害者というのが紋切型になっているところに、本作の意外な設定は目新しい。というか、本筋としては俎上に上がっているのは性犯罪を巡る法廷闘争ではなく家父長制的ミソジニーの批判なのだ。法廷でのアリバイ崩しはあっけないほど単純。一方カースト主義ミソジニストの造形も分かりやすいが、シヴァージ(かつては半端イケメンだったんじゃ?)の名演が迫真性をもたらした。
10DANCE(Japan/2025)をNTFLXで。
それに対し頑なにミソジニー的世界観に固執するのがインドなどで、これもまた難儀な世界だと思う。翻って日本で腐女子世界に浸ってきた一部がインド映画のファンとなり、ミソジニー的ヘテロの物語にBL味を見出して消費する現象は興味深い。これもまた日印のファンたちの同床異夢の最たるものか。日本の腐系ファンが大喜びするのはバディ系(R3、グンデー、WAR、マーク・アントニー、一定程度はBHBLも)で、喜び方が本国ファンと全然違う。いずれ同床の異夢は醒めて、鋭く対立したりする日が来るのだろうか。批評ではこれがよかった。https://www.elle.com/jp/culture/movie-tv/a69825023/numachu-10dance-ryoma-takeuchi-and-keita-machida-251222/
10DANCE(Japan/2025)をNTFLXで。
「黒いドレスは着たことがない」のくだりがよく分からなかったんだけど、ネタバレ解説でやっと理解した。それにしても、競技ダンスというものは、フィギュアスケート(ペア)と同じく、芸術点という曖昧なものが勝敗を左右する難しさを抱えたスポーツであり、性別による露骨な作業分担があり、もっと言えば性差別があるのは自明のこととされていて、「フォロー」の肉体的な苦痛もはっきり台詞で示されているのがなんとも。ジェンダー間の不均衡を内包した競技世界なのだ。本作に登場する女性たちは、いずれもヘテロ自認の主人公たちの恋敵にはならない位置にいる。主演の男2人が踊る時、どちらがリードでどちらがフォローなのかについては性的な隠喩があると見ていいのか。腐女子によるブラックプールのタワーの電飾についての汚れた心の解釈を読んでギャハハと大笑いできるのはBLだからこそで、ヘテロなら後ろめたさが伴うだろう。後ろめたさを感じなくていいのかというのはあるが。しかしこれが大手配信により世界的に配信され、ヘテロの人気俳優が当たり前にホモの演技をするとは、世界は変わったものだと思う。
10DANCE(Japan/2025)をNTFLXで。
12/18公開ネトフリオリジナルがほんの数日でSNSに感想が溢れかえり、BL+芸道ものというのに目を剥いて。BLの市民権獲得をまざまざと見せつける。オリジナルは日本語だが、吹き替えに英語他12言語。字幕は日本語を含めて33言語で、アラビア語や簡体中文などもあり吃驚。それにしても韓流に引っ張られてなのか、日本の最近の俳優は垢ぬけて演技もきちんとこなすのが増えたなという思い。BL要素よりも前に、主人公2人が、文化の境界を生きてきて、現状で日本を本拠地として「本場」とのギャップを内包/顕示している存在であること。その辺は原作よりも映画でくっきり浮かび上がる(が深くは追及されない)。ラテン文化の表層的描写が問題となったようだが、そこを踏まえないと実りがない。ラテンとスタンダードなんて1つの枠に入れるのがどう考えても無理なものなのに、競い合わなければならないところに芸道もの異種マッチの面白みが出る。見せ場の一つ、終電の地下鉄とその前のシーンが虚構の組み立てだったのが興味深い。腐の人の感想に大笑い。https://x.com/unnatural_67/status/2003431040225009668
書店でan an特別編集の「九龍城寨之圍城」特集本をパラパラと。」
ファッション雑誌の巻頭にグラビアがある程度のものかと思ったら一冊丸ごと映画の本(観光ガイドが多少あるとはいえ)だった。社内によほど好きな編集者がいるのだろうか。印映ではこういうのは無理なのか、タイミングがもうちょっと良ければR3あたりでも出ていたか。HKの権利者がこうしたものに理解があって画像の使用などで好条件だったのかもしれない。それにしても、この20年以上のHK映画@ジャパンの不毛ゆえに、一緒に並べられるような生きのいいHK映画ガイド書籍が全くないのがすごい。今現在、有象無象のいっちょ噛み勢も含めて一所懸命に作っているところなのかもしれないけど。近くに置いてあった、個人の長年の研究の結晶としての労作であるグルジア映画への旅/ジョージア映画全史を見て、なんだかため息をついてしまった。
Dragon (Tamil/2025)をNTFLXで。
先日のDudeに感心したのでプラディープ・ランガナーダン主演でさらに興収が上の本作を。しかし本作はやや長く感じた。初っ端の高校時代のとこはダヌシュのゲスト出演かと思った。プラディープとダヌシュ、どこが違うのかずっと考えてたけど、ダヌシュの持つある種のカースト的な影の有無なのか。それからフェイスエクスプレッションもか。明らかにKaadhal Kondeinあたりを意識してる。堅物学生がそれを理由に失恋し、反動で大学ではイケイケの不良になる。単位不足で卒業できず、悪徳ブローカーに頼んで書類を偽造し・面接でズルをしてIT企業に入社。地頭はいいので、企業内で適当に努力して成功者となる。しかし大学の学長に尻尾をつかまれ、脅されて学生たちに交じり不足していた単位を取得しようとあがく。古典的なcoming of ageものだが、悪いヒーローが悔悟・更生するだけではなく、法に則った罰を受け、また映画的チートなしでゼロから再出発するのを描くのは珍しい。ナポレオン演じるお父ちゃんがいい味。元カノ役のアヌパマもかわいいし、再登場シーンではセクシーだった。
Dude (Tamil/2025)をNTFLXで。
Love Today (2022)、Dada (2023)あたりの系譜に連なるリアル若者映画のパロディー的なもの。従兄妹で幼馴染の二人、従妹の方から大胆な求愛をするが、従兄の方は恋愛感情ゼロと言い拒絶する。しばらくして従兄は埋もれていた愛に気づき再びアプローチする。その時彼女には別の恋人ができていた。すれ違いで相思相愛の相手を逃すという点で「デーヴダース」、愛する相手の自分以外の男との恋路を応援するという点で「シラノ・ド・ベルジュラック」。プラディープはLove Todayで見てたけど、これほどに身体能力が高いとは知らず、冒頭の結婚式シーンで目を見張った。どう見ても南インドの基準でもイケメンではない相貌だが、表情の多彩さがそれを忘れさせる。ダヌシュとの差別化は言語化が難しいが、成功しているように思える。ストーリー展開のテンポもいいし、腹を抱えて笑うところがあった。サプライズ・セレブレーションの仕掛人という職業のフワフワ加減と、血も凍るカースト主義者の伯父というコントラストがすさまじい。マミタ・バイジュも上り調子のヒロインとして認識した。
Kaantha (Tamil/2025)をNTFLXで。
英語字幕がよくない、ところどころ抜けていて、また意味がよく分からないところもあった。1950年代のマドラスの映画界が舞台。孤児から身を起してスーパースターになったTKM。彼の恩師であり、数年前からの確執で今は絶縁しているアイヤと呼ばれる監督、アイヤが見つけ出し才能を開花させようとしている元ビルマ引き揚げ者の若い女優。プロデューサーの懇請でこの3者がホラー映画を作ることになるが、撮影現場は異様な雰囲気、しかし女優とTKMは惹かれ合い、密会を重ねる。重厚でレトロな雰囲気がよい。DQの演技は絶賛されているが、タミル初のホラー映画の内実がもっとはっきり示されればさらに感動できたと思う。実在映画人のモデル問題は完全にフィクションと分かる。過去のスターたちの逸話から満遍なく拾ってきている。製作者は明らかにMahanatiにインスパイアされているが、劇終の謝辞には同作の製作陣の名前はない。推理ドラマとしてはグダグダで、そもそもあのテープがなぜ録音されたのかが分からない。ラーナーが演じる警察官は、後半のリフレッシャーだが、造形に説得力が足りない。
8 Vasantalu (Telugu/2025)をNTFLXで。
The Girlfriendと並び本年のテルグの女性映画と紹介されていたので。しかしこれは同類ではない。主な舞台はウーティー。ウーティーを舞台にした多くの作品と同じく、きらきらビジュアルに盛んなポエムの引用。この感じなんだったっけと頭の中が痒くなったが、ずばりそれだというのは思い出せず。Andala RakshasiやHi! Nannaが近いか。ヒロインのシュッディが17歳にして極東武術の達人かつ作家というのがもうぶっ飛びすぎてる。毎日鍛錬している様子もなく、作家としてカシミールなどの景勝地を巡って贅沢三昧。それでも異性にはいたって簡単に心を明け渡す初心さをもつ。しかし初恋が裏切られたときに、「お前を殴り倒したいが、そうしない。なぜなら母は私を女王として育てた。女王は葬儀においてさえ尊厳を持って悲しむ」という中盤がクライマックスか。これは作中で言及される作家チャラムの影響があるようだ。武術(礼のしかたなどにニセモノ感あり)といい、友人役が日本の製靴会社に就職するところといい、日本の影がある。すごいアクションシーンがある。
The Girlfriend (Telugu/2025)をNTFLXで。
なぜか英語字幕がとても読みやすい。大学の英文科に入学した女子が、同期の情報科学専攻の男子にほぼ一方的に求愛され、なし崩し的に恋人となり、さらにその先に進む過程で疑問を感じ始めるという話。ほぼホラー映画の作りで、ローヒニ演じる男子学生の母の登場シーンで恐怖が最高潮になる。高等教育の場に進みながら主体性を抑圧するような育てられ方をした女子の物語なので進行が緩く、徐々に恐怖が積みあがる。リードペアが肉体関係を持つストーリーに対する批判があるらしいが、肉体関係をもったことを後付けの台詞でしか表さないのが問題と思った。ドゥパッターの象徴性が印象的。一人まともで開明的なことを口走る教授役のラーフル・ラヴィーンドランは監督でもあり、TGIKのリメイクでも監督・主演をこなした人物、しかも実生活ではバラモン階級出身(本人は出自のレッテルを否定)でチンマーイの夫だと知る。この物語、プロットを全く変更することなく、従来型のテルグのやんちゃヒーロー映画にできるなと思った。比較の対象はTGIKではなく、Arjun Reddyだろうとは思う。
Diés Iraé (Malayalam/2025) をオンラインで。
注目のラーフル・サダーシヴァン監督の最新作。相当に怖いと聞いていたけど、自宅で休み休み観たせいか、それほど。前々作『Bhoothakaalam』のほうが怖かった。でもクライマックスのシーンでは、怖さというより「早よせい!」感で肩に力が入ったのは確か。在米NRI建築家の息子で、コッチでも大邸宅に住む富豪。アメリカ流に異性ととっかえひっかえ付き合い、パーティーライフを楽しむ。しばらく前にうっとうしくなって捨てた女性が自殺したことでさすがに衝撃を受ける。普通の観客なら共感を拒むアンチに近いヒーローを演じるプラナヴの役作りはまずまず。しかし多くのロマンス映画やホラー映画で当て馬的に登場する鼻持ちならない富豪の息子(悲惨な最期を遂げて観客の留飲を下げる)とは違う厚みを持ったキャラクターにしているのはプラナヴが持つ天性のものか。シャイン・トム・チャッコーの写真での出演は微妙な感じ。あそこでは見慣れた顔じゃない方がよかったのではないか。このキャラはキーになっているけど、その最後などのエピソードの詳細ははっきりせず、やや不満が残る。