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Sabar Bonda (Marathi/2025)をヒュートラ有楽町で。 

フィルメックスのコンペ作品、邦題は『サボテンの実』。バカっぽい感想だけど、アート系リアリズム映画なので、台詞がぶっきらぼうで縦字幕でも余裕で訳せる。字幕はFM氏。普段見ている作品はリアル寄りに見えてもやはり台詞には作為性が高いんだと思う。30過ぎたゲイ青年が父の葬式を行うため遺体と共に村に戻る。村の葬式は古風で厳格なため、10日の服喪を耐え忍ばなければならない。青年はムンバイ暮らしだが、おそらくコールセンター勤務で特に裕福ではなく、また亡き父も運転手をしていたので下層あるいは中流の下位といっていい。しかし両親は慎重にタイミングを選んでしたカミングアウトを何とか理解した。祖父により利発だったと言われた田舎の叔母は正反対に他の親族と共に若者の未婚を責める。田舎の幼馴染はヤギの放牧でカツカツの暮らしをしているが、実はゲイであることが分かってきて二人は心を通い合わせ、情を通じるが、それがリアルなのか夢なのかは曖昧。都会の青年のアップがやたら多いのに対し、田舎の恋人の方は最後まで顔がよく分からなかった。Sairatの音楽。

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