#洋画
「 トゥルーグリッド 」
父親を殺された少女が、
老保安官を雇って、敵を追いかける西部劇
手がかりから、追跡していく様子もいいですが
登場人物同士のやり取りも楽しく、
そのやり取りも、少女に荒野の厳しさを
教えてるようで、
それが西部時代の厳しさも、
教えてくれてるような映画です。
万引き家族
https://filmarks.com/movies/77796/reviews/51298489
見てきました! すっごくよかった。駐車場でスイミーの話をするふたりを遠くから撮っている場面、お風呂で腕の火傷跡を見せ合う場面など、美しく響く映像がたくさんありました。そしてそういう映像のもとで描かれるのは、正しさや清潔さからこぼれ落ちた、正しくない家族、(終盤の周りの人々の語り方からも明示されているように)社会的な慣習においては家族と呼ぶ根拠さえない繋がり。こぼれ落ちてしまうもの、正しくないもの、語れないもの、当人たちでさえそれをうまく正当化できないもの、それでも確かにそこにある何か、そういう「外部」を甘すぎず、けれど優しく描く視線が素晴らしいです。
@joeyogawa 今日ワールドカップあるからってのもあるかも。
8年ぶりくらいに「アイアンマン」1作目を視聴。
所々忘れているところもあり、最高に面白かった。
ツボをつく緻密な脚本かつ、ユーモアもあり、ラストのセリフまで完璧だった。
ロバート・ダウニー・Jrのオーディション映像もYoutubeで発掘。うーーーーん。カッコよすぎる。
https://www.youtube.com/watch?v=5LlIvB3KVZ0
8マイル
個人的に最近ラップブームが復活し観てしまった。廃墟のデトロイトのドン底さがちゃんと描かれていて好きな映画なんだよね。
日本では、なんとかダンジョンって番組が流行ってフリースタイルラップって最近有名になった感が強いけど、実は昔からフリースタイルをずーっとやってる人たちがいて、10〜20年前の川崎や横浜や新宿にいたラッパーはあまり有名じゃないけど凄い奴ってのが結構いたもんだ。
その凄い奴の一部が、今のなんとかダンジョンで活躍してるモンスターたち。モンスター以外にも良い人も沢山いたんだけど、音楽で生計を建てられずに消えちゃった。
彼らの何が凄いかって?彼らのラップは正にアートだったから。彼らのラップ(特にあまり売れてなくて鬱屈してる奴ほどよかった)には世の中の多数決で決定される下らない一般常識など一切なく、鬱屈をそのままラップにぶつけていて、僕にとっては「ロック」そのものだった。日本語ラップも結構いけるんですよみなさん。知らないだけで・・・みたいな話笑
8マイルを観ると、あの頃の、男ばっかりのクソ汚い狭いクラブで騒いでる感が思い出される。
@josejose コメントありがとうございます。
なんかすみません。僕は世代間の対立を煽ろうとは決して思っていないです・・・僕は30代ですが、僕の両親もどちらかと言えば個人主義推進者でした。
自分の親が選べないのと同じように、個人個人の生きている時代は選べませんから、みんなそれぞれの時代において、正しいと思うことに従い、一生懸命に楽しく生きていくしかないですよね。
この辺りは「この世界の片隅に」に勉強させられました。
僕が今こうしてネットでなんの不安も感じることなくコメントできているのは、間違いなく僕らの親の世代が作ってくれた社会インフラのおかげです。
万引き家族を観て、不思議なことがあって、観た後結構前向きな気持ちになれたってことなんですよね。
万引き家族(しつこい笑)
この映画は悲しいだけの映画じゃなくて、ちゃんと希望も示していて、極めて哲学的な映画だと思うんです。それがあの安藤サクラの涙のシーン。あのシーンは本当に凄いんです。
というのもツイッター上の
万引き家族批判派vs擁護派
のやり取りを見ていると「万引き家族」は、欧米諸国では昔からある、
神を信じる人vs人間を信じる人(実存主義)
の対立を彷彿とさせるんですよね。(または、トランプ現象のようにも見える)
安藤サクラの涙のシーンは、そんな思想対立を一瞬にして打ち砕くんですよね。
劇中、安藤サクラは世間的には負け組中の負け組だけれど、人間としては実は大勝利してんだよね。ほとんどセリフもなく。
これこそあらゆる思想を超えた希望なんだよね。
@josejose 納得です。
僕が思うに、サポートって言っても、すごく簡単なことで良いと思うんですよね本当は。ものの貸し借りをし合うとか、家の前を掃除するとか、30秒ぐらい会話に付き合うだとか・・・。
今の人達はすごい怖がりですよね。金銭的な要求をされるんじゃないか?ってすぐに思い込んでしまう。正に街灯の下以外は闇って状態だからですよね。
SNSはあかんと思うんですよね。
近年のSNS上の世界って、現実世界とほとんど同じになっちゃったから、
現実世界がクソ=>SNSがクソ
って構図になってるというか、、、ここ数年でようやく、技術の進歩だけでは、社会構造そのものは変えることができないっていうことが分かってきた状態な気がします。
「万引き家族」
貧困、虐待、万引き、年金不正受給…等々、思わず反応してしまうような要素がたくさんある。(反応はそれぞれではあるが)目に付きやすいのだ。
現実では、それらは、見過ごされたり、見つけるのが遅れることも多く、それ故に、その連鎖が止められない。社会のセーフティーネットから、こぼれ落ちてしまう。当事者は、受け止める場所があることさえ知らないこともある。
この映画は、フィクションであり、そこに描かれるのは、現実そのものではない。しかし、観客に、様々なことを想起させるきっかけをつくってくれる。現実と結びつけずには、いられないと思うのだ。
鑑賞後、心に棘が刺さったような気がした。もし今後、虐待や貧困…etc、について見聞きすることがあれば、チクチクと棘が心を刺激し、無視することはできないだろう。
是枝作品を見ると、どうしても灰谷健次郎を思い出してしまう。描かれるのは、決して現実ではないが、作品に触れる者の心を刺激し、現実に目を向けさせるような力があるのだ。
万引き家族
この映画「家族」についての映画だ。
昔、日本にはイエ・ムラ社会という概念があって、経済的なセーフティーネット、経済的な機能集団のようなもので、生きていく上で必要不可欠なインフラだった。
しかし日本は経済的に繁栄したために、どんどんそれを解体していった。
その結果日本はどうなったか?
経済的にも精神的にも非常に未熟で脆弱な、所謂、夫婦2人とその子供たちで暮らすという、核家族だらけになってしまった。
国が経済的に反映しているときであれば、国の経済力それ自体がセーフティーネットだった、と言うか、そんなセーフティネットが無くても全然大丈夫だ。
なんだけど、正直言ってもうこの国にそんな経済力が残されているとは思えない。
そんで気づいてみたら核家族だらけじゃん!?これマジやばくね??w