もっと見る

とくに考えることもなく推挙の意味で推しとか、単にその作品の面白さを人と共有したくて布教とか、元はドルオタ界隈のスラングなのかもしれないですけど、そのへんのにおいというか意味合いはあまり意識しないで雑な感じで日常語として使っちゃってます自分…

実写版『ピノキオ』のピノキオ役にはローワン・アトキンソンを推したい(鼻の長さで)

『ドン・キホーテ』はギリアム執念の映画化ですけど、ギリアムが泣く泣く断念した企画に『モンティ・パイソンの第三次世界大戦』というものがあるので、もう年齢的に厳しいと思うんですが最後に『テリー・ギリアムの第三次世界大戦』として撮ってほしいなぁ。『ドン・キホーテ』をクリアしたら次の山はそこだと思うんですよ。

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』面白かったです。かなり間口を広げたギリアムにしては客観的な映画作りをした映画だと思うので、これが大ヒットするとはさすがに思いませんけどミニシアター公開はちょっと寂しい。

労働者階級の映画っぽさはすごく感じましたね。

スレッドを表示

『キャッツ』、寝ながら観てもストーリーわからなくなったりしないので、金曜の仕事終わりに観るには良い映画。くたくたの捨て猫気分で映画館に入って土日のために違う自分(猫)になる、みたいな。

『ジェイコブス・ラダー』行きたかった。よくない出来なんだろうと予想はしてるんですけど、どういう方向にダメになってるのか確認したかったので

ツイッターは昔のテレビの感覚で点けっぱにしてる。マストドンは昔の掲示板の感覚。自分の場合。

『盆踊り』、『プラン9』と並ぶエド・ウッドのもう一つの代表作みたいになってますけど、脚本しか担当してないんですよね。だから『プラン9』と比べると『盆踊り』は撮影や照明が意外なほどプロの仕事で、つまらないのに面白いという…いや面白くはないんですが。

なんだか修行のような話になってきてしまった笑

「あの映画つまらなかったね!」で盛り上がれる『死霊の盆踊り』のような映画を定期的に公開してくれるとありがたい。面白い映画ばかり観ていると観客も狭量になってくるので。

『パラサイト』は最初に消毒の場面があるからそっちかぁと思わせといてぇの…ネタバレ厳禁は伊達ではない二転三転のすごい展開でした。でもそれでいて最後は収まるところに収まった感もあるという。

『サンタが殺しにやってくる』は感動作だった…

シネマヴェーラのキム・ギドク特集で『高麗葬』観たんですが、フィルム(映像)欠落部分が20分以上というなかなかの強者でした。その間オーディオドラマの如く音だけ聴くことになるわけですが、なにぶん生臭い題材なので変に淫靡だったり陰惨だったりな映像を想像してしまったり。面白かったです。

ドクタースリープ追記(ネタバレ注意!) 

幽霊師匠のハロランさんはキューブリック版だとほとんど無用の存在ですが、原作とドラマ版だとその能力のせいで孤独と恐怖を強いられているダニーを真に理解してくれた唯一の存在。これもキューブリック版だとあまり意味を成さないのですが、ホテル時代のダニーは未来を教えてくれるもう一人の自分をトニーと呼んでいて、映画版『ドクタースリープ』ではこのトニーのポジションに事件で傷心のダニーの心のよりどころとしてハロランが収まるわけです。

つまりそれはダニーが無意識的に作り出した理想のもう一人の自分で、ハロランさんならきっとこう言うだろう、という風にしてダニーは恐怖の記憶と戦ったりアブラを救う決意をしたりするのですが、それはすべてダニー本人の無意識の意志の表れなんです。たぶん。

スレッドを表示

『ドクタースリープ』おもしろかったです。〈シャイニング〉が全開。『シャイニング』ではなくて。

ドクタースリープの最後のほう(ネタバレ注意!) 

ドラマ版のホテルの最後(ボイラーを忘れてた!)は原作と同じで、それを再び持ってきた『ドクタースリープ』はキューブリックが迷路でお茶を濁したホテルとの決着をようやくつけた映画という感じ。

この脚色が巧いのは成人ダニーが父親と同じような飲んだくれのダメ人間になるんじゃないかという不安を抱えているところで、ホテルに行ってあの時の父親と同じような行動をして、でも最後はキューブリック版『シャイニング』がやらなかったキング版『シャイニング』のラストを採用することで、成人ダニーはホテルでのトラウマ記憶と共に自分の中の悪い父親を葬る。
映画の最初の方に成人ダニーが一夜の関係を持った母子のエピソードが出てきますが、それはおそらくダニーが自分の中のジャック・トランスに怯えていることを示すためでしょう。

これはキューブリック版とキング版の折衷案としてすごくよく出来てると思いましたね。ダニーが二つの『シャイニング』を精算してアブラに希望を託す物語とすると、二つの『シャイニング』があったからこそアブラの今があるんだ、みたいな話になるので。

『仮面/ペルソナ』初見ではよく分からなかったんですけど、後からリンチの『マルホランド・ドライブ』のネタ元の一つと知って、分からないなりに腑に落ちる感じがありました。
『マルホランド・ドライブ』の他のネタ元であるワイルダーの『サンセット大通り』とかゴダールの『軽蔑』とかと照らし合わると、あぁこういうことだったのかと。

恋人と分かり合えないことの不安とか、理想の自分と現実の自分の乖離とか、あと映画業界の風刺とか、そういうことについての映画だと思います。

『ジョーカー』の監督、GGアリンのドキュメンタリーの監督でもあるそうで、確かにGGアリンは悲劇と喜劇と暴力が渾然一体となったアーサーのような人だなと腑に落ちました。アーサーはウンコ投げたりしませんが…。

もっと見る
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。