ジンネマン『結婚式のメンバー』(52)についてブログに書きました。
http://blog.livedoor.jp/hktsunagetemiru/archives/50187338.html
主人公はほとんど原作者カーソン・マッカラーズなのではないか?ってことと、映画が舞台版を踏襲したものであること、公開時はコケたけど今は支持者が多くブルーレイ化されていることなど。こっちでちゃんと出るといいなあ。
昨日サントラ買ったので『メラニー・グリフィスのセクシー・ジョイライド』(77)。名前が余計だし、“セクシー”も余計だが、口に出して読むとなんとなくいい感じの不思議な邦題である。遅れて来たニューシネマみたいな映画で、だから新しいことなんかいっこもないんだが、まあ青春映画だし佳作だと思う。いいことないからアラスカに行こう!とふたりの男とひとりの女(がグリフィス)。でもそこはロサンジェルスよりもっと酷かったのだ。結局3人は犯罪に手を染めることになる。こんな風に書くと辛気臭い映画の気がするが、オシッコの距離で金稼いだり笑えるところも多い。それにバックで流れるELOはいつだって最高だ。監督はジョセフ・ルーベン。初期のルーベンは青春映画ばかり作っていた。
カーソン・マッカラーズの『結婚式のメンバー』(村上春樹の新訳)を読む。いくつかあるその映像化の中でもっとも有名なのはフレッド・ジンネマンが作った52年の映画だろう。しかしながら、それのみならず『結婚式のメンバー』の映像化は軒並み輸入されてないのだ。なんで?ネットで動画検索するとジンネマンのが引っ掛かったが、93分の尺なのに1時間ちょいしかない。なんで?理由は若干早送りで進むからで、それは調整出来るもののどういうわけか上下左右が切られていて観難いことこのうえない。にも関わらず観るのだから、俺は相当な暇人のはずだ。主人公の12歳の少女を当時27歳のジュリー・ハリスが演じている。多少トウが立っているが、それでも見ようによってはこういう12歳もいるかな?と思わせるところがすごい。原作のイメージとは全然違うけどね。ハリスはこれでオスカーの候補になった。
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