どうも自分の居場所ではないようなので、これで失礼します。バーバーさんと、フォローなどせず失礼しましたが漫画作家の大坪さんにはお世話になりました。短い間でしたが。自分の書くことに興味ある奇特な方がいらっしゃいましたらブログの方までお願いします。

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ライオネル・ホワイト作品は映像化されるとファムファタル要素を全面に押し出した脚色になることが多い印象。

バート・ケネディ監督の『銭の罠』もグレン・フォード刑事を犯罪の道に巻き込むリカルド・モンタルバン以上に、彼の妻であるエルケ・ソマーや腐れ縁のリタ・ヘイワース(やさぐれ度の貫禄が凄い)が目立ってた。バート・ケネディ自体の女性観(バッド・ベティカー作の脚本仕事に顕著)も色濃く出てるからだろうが…。

さっきの書き込みで「ちょっと変わった」と書いたけど、よく考えたら正統派だな。

キューブリックの『現金に体を張れ』(56)やゴダールの『気狂いピエロ』(65)の原作者として知られるライオネル・ホワイトの『ある死刑囚のファイル』(59)を読む。ホワイトの小説はさほど翻訳されてないと思うが、あとがきによれば当たり外れの多い作家なのだという。そしてこれは当たりと書いているのだが、うーん、どうかな?妻が殺され掛けた数日後、今度は夫の車のトランクから知らない男の死体が発見されて彼は逮捕されてしまう。主人公は隣人の弁護士で、しかし殺人は門外漢なのだが夫婦はどうしても彼に弁護してくれと言うのだ。一体なぜそこまでこだわるのか?小説を読んだらその映像化を探せ!それが映画ファンの鉄則だが、これはTVシリーズ『ボリス・カーロフのスリラー』(60-62)のエピソードとして映像化されている。You Tubeに上がっていたので見たが、ちょっと変わったファムファタルものに思えた。読んでいる時には思わなかったことだ。やり方次第では化けたかも知れない。監督は『謎の下宿人』(44)のジョン・ブラーム。
youtube.com/watch?v=YsXQleOQmm

『ヘアスプレー』(07)も舞台を映画化したものだけど、舞台版でジョン・トラヴォルタ演じたオカンの役を演じていたのはハーヴェイ・ファイアスタインだった。ファイアスタインは『トーチソング・トリロジー』(88)の原作者として知られるゲイで、かなりめんどくさい人物らしくそのキャラクターは『トロピック・サンダー』(08)でトム・クルーズが参考にした。そんなファイアスタインが優しく女装をティーチするのが『ミセス・ダウト』(93)。実はこの映画を以上のことも含めてブログ記事にしようとずっと思ってるんだが作品自体を好きでないので躊躇っています。

ジンネマン『結婚式のメンバー』(52)についてブログに書きました。
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主人公はほとんど原作者カーソン・マッカラーズなのではないか?ってことと、映画が舞台版を踏襲したものであること、公開時はコケたけど今は支持者が多くブルーレイ化されていることなど。こっちでちゃんと出るといいなあ。

『エージェント・ウルトラ』(15)やっと。MKウルトラ計画を扱った映画は大好物だけど、これはしかしそれだけなのがいただけない。マックス・ランディスはロード『頭脳警察』(89)を観ていないのだろうか?残酷アクションを評価する向きもあるが、生憎俺はマシュー・ヴォーンを全然好きになれないのだった。

『エミリー 悪夢のベビーシッター』(15)。代わりに来たというベビーシッターはペットのハムスターをペットの蛇に食わせたり(生で)両親のハメ撮りの鑑賞会開いたりして頭がおかしいのだ。で、それはいいんだけど、そのことと彼女の最終目的が一致しないのが理解に苦しむところで、早い話が破綻している。それに、どう考えてもこの犯行は杜撰過ぎないか?というかそもそも脚本が杜撰なのだろう。男親が妻からなにかの試合のチケットをプレゼントして貰ってやったダチと行こう!という時に妻が不満気なのは息子と行くと言うと思っていたから…って描写なんか痛いところ突く感じでよかったけど。サラ・ボルジャーって『モスダイアリー』(11)の彼女なのか。

昨日サントラ買ったので『メラニー・グリフィスのセクシー・ジョイライド』(77)。名前が余計だし、“セクシー”も余計だが、口に出して読むとなんとなくいい感じの不思議な邦題である。遅れて来たニューシネマみたいな映画で、だから新しいことなんかいっこもないんだが、まあ青春映画だし佳作だと思う。いいことないからアラスカに行こう!とふたりの男とひとりの女(がグリフィス)。でもそこはロサンジェルスよりもっと酷かったのだ。結局3人は犯罪に手を染めることになる。こんな風に書くと辛気臭い映画の気がするが、オシッコの距離で金稼いだり笑えるところも多い。それにバックで流れるELOはいつだって最高だ。監督はジョセフ・ルーベン。初期のルーベンは青春映画ばかり作っていた。

バーバーさんが褒めていたのでジェームズ・カーンの『グッド・ネイバー』(16)観たんだけど、面白かったなあ。POV方式で作られた映画はあまり好みじゃないんだが、これはテーマと合っていてユニークな新手の『裏窓』(54)と呼びたくなる作品だった。結局、撮っていたのは孤独な老人の哀しみだったってところも好きだし、それよりなにより、タムリン・トミタが出てるじゃん!相変わらずいい女だった。

4人の妻と8人の子供に囲まれて幸せそうな汚職刑事リチャード・ギアの次なる獲物は内務調査官アンディ・ガルシアのヨメハン!フィギス『背徳の囁き』(89)についてブログに書きました。
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少し映画界と距離置きダライ・ラマの教えを受けていたギアがこの映画の出演を決めたのはなぜか?

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輸入BD『The Perfume of the Lady in Black』 

DVDの画質も良かったけどBDになると原色多様のドレスや美術の迫力に圧倒されるな。フランチェスコ・バリッリが目指した狂気に満ちた『不思議の国のアリス』が高画質でより豊かに恐ろしく堪能出来る。

ミムジー・ファーマーが死んだ母や自身の幼少時の化身?に出くわしてしまう場面をショックシーンとして演出していないところに本作の肝がある。バルコニーのショットの悲しさに満ちた動線の見事さよ…。

『テナント』みたいな展開をブチ壊す伝説的ラストシーンも素晴らしい。厳粛なムードからバーゲンセールの押し合い圧し合いを経て、また厳粛なムードでカメラが引いていくあの感じ。最高。

フランチェスコは脚本作の『怪奇!魔境の裸族 』 や『死んでいるのは誰?』よりこちらのほうが面白いと思うけど未だ未公開なんだよな。ミムジーファン的にもジャーロファン的にも絶対引きのある傑作だと思うんだが…。

今日ダチのレコード屋で『マイアミ・バイス』(84-89)のサントラ(こちら盤)買おうかなあどうしようかなあと思って眺めていたらその帯に既発サントラのタイトルが載っていて中にマイケル・ウィナーの未輸入作『SCREAM FOR HELP』(84)というスリラー映画のサントラがあった。映画が来てないのにサントラだけが売られているとは不思議な感じだが、作曲がジョン・ポール・ジョーンズだと聞けばまあ納得するところもある。ダチ曰く、儲けてるなー。この映画観たいので、なんとか出来る方お願いします。サントラ→ youtube.com/watch?v=8XgnutLoZ_

『ラブ&マーシー』(15)について映画では描かれなかったことを中心に(映画を)補完する感じで記事に書きました。
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なぜマリリンはランディを頼らなければならなかったのか?あるいはもうひとつのラヴストーリー。

グレッグ・フランシスという人が脚本を書いて監督した『ポーカーナイト 監禁脱出』(14)という映画を観た。主人公はボー・マーショフの若い刑事で、ポーカーナイトとはロン・パールマンやジャンカルロ・エスポジート、タイタス・ウェリヴァーらヴェテラン刑事たちから教訓話を聞く晩のことでもちろんポーカーをやりながらだ。ある日マーショフは拉致され、監禁されるが、ヴェテランたちからの教えを思い出しなんとか脱出しようと試みる。しかし敵もさる者で何度も失敗してその都度、昏倒させられる。そしてその間に、腕に女の刺青を彫られたり、身体中を接着剤で壁に貼り付けられたり、頭を赤く染められたりするから最悪なのだ。賊曰く、ちゃんと壁に張り付くまでには34本もの接着剤を使用したとのこと。予想以上に多かったと愚痴る。年末に映画メモ見て思い出せるのは、今書いたことくらいだろう。

カーソン・マッカラーズの『結婚式のメンバー』(村上春樹の新訳)を読む。いくつかあるその映像化の中でもっとも有名なのはフレッド・ジンネマンが作った52年の映画だろう。しかしながら、それのみならず『結婚式のメンバー』の映像化は軒並み輸入されてないのだ。なんで?ネットで動画検索するとジンネマンのが引っ掛かったが、93分の尺なのに1時間ちょいしかない。なんで?理由は若干早送りで進むからで、それは調整出来るもののどういうわけか上下左右が切られていて観難いことこのうえない。にも関わらず観るのだから、俺は相当な暇人のはずだ。主人公の12歳の少女を当時27歳のジュリー・ハリスが演じている。多少トウが立っているが、それでも見ようによってはこういう12歳もいるかな?と思わせるところがすごい。原作のイメージとは全然違うけどね。ハリスはこれでオスカーの候補になった。

6月1日だったと思うけど映画の友だちがニューヨークの名画座で『セリ・ノワール』(79)やってて羨ましいと言っていたのでそのサイト見たらラインナップが最高でやはり羨ましい。眺めていたら『セリ・ノワール』が観たくなったので観て、翌日、今日はなんだろうと思ったらディートリッヒの『間諜X27』(31)だったけどそれは持ってなかったのでその次の回に予定されていた『ミツバチのささやき』(73)を観た。好きな映画を好きな時に観られるのは本当に幸せなことだと思うと同時にそんなことばかりやっているから新作が溜まってしまうのだといつもの反省。反省しながらも今日はなにかな?とチェックしたら『ミラクル・マイル』(89)だった。これは去年ブログ仲間とやった遊びの映画祭でグランプリを獲った作品。こういうところで上映してると聞くと自分のことのように誇らしい気分になる。いい気分になってビールを開ける。夜には監督や出演者たちが登壇するらしい。本当に羨ましいなあ。ここです→ metrograph.com

『ラブ&マーシー』(15)で夜空の星を見ながら語るブライアンとメリンダ。もちろん連想するのは『シュア・シング』(85)の図書館の屋上なんだが、そこでダフネ・ズニーガは可愛らしい子供の頃の夢を話すのだ。「私、お姫様になりたかったの」よっしゃ、分かった!とメル・ブルックスが思ったかどうか知らないが、ブルックスは『スペースボール』(87)でズニーガをヴェスパ姫役に起用、劇場鑑賞以来、大好きで繰り返し観ているこの映画をまたしても観てしまいました(そんなんばっかりしててちっとも新作が観られない)。ちなみに併映は『ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…』(88)であった。

ポーラッド『ラブ&マーシー』(15)についにてブログに書きました。
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この映画については、なにから伝えればいいのか、と小田和正的に思い付くまま書いて一応書き上げましたが、スタジオ録音場面がゴーダル『ワン・プラス・ワン』(68)だとかラストのベッドの場面が『2001年宇宙の旅』(68)だとかウィルソン演じたふたりの役者は「ジョンとポール」だとかいろいろ書くのを忘れてるのでそれらはまたいずれ、2回目の記事を書こうと思っています。

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