バハールの涙-2
戦う理由はそれぞれだ。故郷を取り戻すためとお題目は数知れない。
バハールも息子を取り戻すとう希望だけが自分の存在意義になっている。
でも感じたのは自身が与えられた痛みを同じ数だけ与えるために戦っているようにも思えた。
ペニスで貫かれた分、バハール達は鉛の弾で敵を貫く。
今を生きるために引き金を引く。
劇中「女に殺されると天国に行けない」というセリフがあった。女を軽視し性玩具としかみていない彼らにとって女性兵士に殺されるのはさぞかし屈辱的なことなのだろう。
あまりにも凄惨で言葉にならない。普通であることが許されない人が未だにいる。
実際の出来事に着想を得ているフィクションとはいえ、ノンフィクションを見てるような作品だった。
続く>>>
バハールの涙-1
あらすじ:侵攻してきた ISよって家族を奪われたバハール。息子を奪還するため女性だけの戦闘部隊を結成し戦いに身を投じていく。
マチルドという女性戦場記者の視点で描かれる。第三者である視点を通してなぜバハールや他の女が銃を手にするようになったか、バハールの過去を重ね合わせながら物語は進む。
戦争という異常下において女の価値はお決まりのごとく性奴隷だ。その中には10歳にも満たない少女も含まれる。
当然のようにバハールも性奴隷とされ何度も売り買いされる。
女のというだけで心も身も殺される。
強姦は心の殺人だと誰かが言ったの思い出すほどにバハール達は何度も殺される。
人としての価値が存在せず性として活用できなければ拷問という暇つぶしに取って代わる。
何もかも奪われた後に残ったのは銃だったと思うとやりきれない。
続く>>>
今週のシネマトゥデイ 金曜レイトショーは「海外特派員」だ!!
来週は「見知らぬ乗客」で二週続けてヒッチコックじゃん!
どちらもめちゃくちゃ久しぶりなのでうろ覚え。
絶対見ようと。
先週は「アラバマ物語」でした。これまた久々に見たのですが素晴らしい。
最近はレンタルしない限りなかなか放映されないから疎遠になりがちでありがたい。
ボーダー二つの世界-2
醜い容姿により友人や恋人がいても孤独を感じているティーナがヴォーレに出会い自身のルーツを知ることになる。
ラストも含め小説とは異なる部分もあり映画では小説で触れる程度で終わらせたエピを膨らませ話に整合性をもたせた印象。
監督のインタビューではティーナ達のディテールはネアンデルタール人をモデルにしてるとのこと。
そうすることで現代人とかけ離れないようにしているため、物語に深みがあった。
何より詩的な表現よりもより原始的。セックスなどの愛情や怒りの表現とかがね。
映画の方がわりと意図が明確でこれもある種の民族迫害の話。
いやもう全てがネタバレになってしまうので言いたいけど言わない!
でもこれだけ言わせて!フィンランドってことはムー◯◯だよね!?
本当に素晴らしい映画だった。
ワウンズ:呪われたメッセージ
あらすじ:ウィルは店で客同士の喧嘩に遭遇。その時、拾った携帯電話にに謎のメッセージが送信されてくるように...。
警察届けないでなんでずっともってるの..捨てても戻ってくるアナベルちゃん並みに、届けても戻ってくるなら怖いけども!
ずっと持っててというよりは完全にパクっておいてですよ..怖いメッセージ&動画が来る程度なら電源切っとけ。
主人公よりも先に恋人がおかしくなるもののお風呂に入れたら元に戻る謎原理..。
結局のところ何かの怪奇現象なんだろうが、不愉快なほどにゴキブリでてくるけど、そのゴキブリの呪いなの?
ただただゴキブリしか印象に残ってない.. だって1ミリも伏線回収されずに終わった...。
いや、伏線すらなかったかもし..れ..ぬ..。
11月15日より全国公開の「恐怖人形」
予告見たけど...これは期待値が上がるな。
初めてかもしれない人形がチェンソーもって襲ってくるという物理攻撃!
https://t.co/NCjagnPqCE?amp=1
新文芸坐では「去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版」の上映はないのでご注意を。
新文芸坐での上映は下記の作品
「二十四時間の情事/ヒロシマモナムール」
「かくも長き不在」
「ラ・ジュテ」
「不滅の女」
アラン・レネ監督作品「去年マリエンバートで」が4Kで修復され、2019年10月25日よりYEBISU GARDEN CINEMAを皮切りに全国で公開。
10/19(土)には新文芸坐にてオールナイト上映が決定。
http://www.cetera.co.jp/marienbad4K/
見たい...がぁ....スケジュールが...厳しいかもしれん....。
@hikaribit ナイフでのバトルシーンがもうツボでした!
だんだん敵側が気の毒になる本数でw
@tacchan 私がを理解ができないと申し上げいるのは、文化の破壊についての無理解という意味ではないのですが、そのようにお感じになりご不快な思いをされたのでしたら申し訳ありません。
ひとえに私の語彙力と表現のなさです。
ですが、そもそも少数民族において語る時、単一民族(和人の事)であり他国の侵略がない国の人間がこの問題を語る時、本当に本質を捉えることができるのか?という意味で理解は難しいと感じたためそのように感想を述べました。
なぜなら、彼らを一方的に弱者としてみていませんか?(私も含めてです。)
その視点こそ彼らにとって傲慢にうつりはしないだろうか...?
迫害された人々だけが本質を語る事ができ、それゆえに私たちには本質の理解した上で語るのは難しい。したがって「理解できない」という意味でそのように表現しました
言葉が足らずまた配慮のない発言でした。
申し訳ありません。
※見れなくなっていたので再toot
(2019.10.4)
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ご無沙汰してます。
近ごろ忙しさ倍とストレスフルなものの少し余力があった時にハロウィンやアスやアナベル(振り返るとホラーばかりや)見に行ったり。とはいえ、ほぼ映画は見てないです。
先月からシネマトゥデイ で毎週金曜にレイトショーと称しYoutubeで無料配信になったので楽しく見てます。過去の名作を無料で。
とりわけ、「そして誰もいなくなった」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」はまた見ることができて面白かったです。
編集長のなぜ今の時代に共感する部分があって。
たしかに昔は毎日のようにテレビで映画が流れ家族であれこれ言いながらみていた時代があったなと。
これも配信なんで賛否両論なんでしょうけど。
cinematoday.jp/page/A0006838
ここにたまに出没するかもしれないし、また当面来ないかもしれないしそんな感じです。
あ、池袋のグランドシネマサンシャインのポップコーン(塩)はマジで普通。TOHOシネマズの方が美味しいです。
サーミの血-3
監督自身もサーミ人であり映画に登場するすべてのサーミ人役には実際にサーミに出自を持つ人たちを起用する徹底ぶり。
民族差別にたいする問題提起となるのは無理からぬものの映画は少女の回顧録としているところが良かった。
様々な差別の中で一番腹が立つのは「臭い(獣臭)」という直接的な言葉よりも「人類学専攻」なのと言いながらヨイクを歌わせるシーンだ。
ヨーデルとヨイクの違いもわからない彼女は好意からしたことだが、これこそ無自覚の差別だよなぁ。。
日本にもアイヌ民族の歴史があるが、日本人が本当の意味で正しく民族迫害を理解できるのだろうか。無理な気がする..。
人のことをどうこう言えるほどの立場でもない。
なぜながら私自身が無知だからだ。
もうホント無知は罪とはよく言ったもので己を恥じるばかりだ。