サーミの血-3
監督自身もサーミ人であり映画に登場するすべてのサーミ人役には実際にサーミに出自を持つ人たちを起用する徹底ぶり。
民族差別にたいする問題提起となるのは無理からぬものの映画は少女の回顧録としているところが良かった。
様々な差別の中で一番腹が立つのは「臭い(獣臭)」という直接的な言葉よりも「人類学専攻」なのと言いながらヨイクを歌わせるシーンだ。
ヨーデルとヨイクの違いもわからない彼女は好意からしたことだが、これこそ無自覚の差別だよなぁ。。
日本にもアイヌ民族の歴史があるが、日本人が本当の意味で正しく民族迫害を理解できるのだろうか。無理な気がする..。
人のことをどうこう言えるほどの立場でもない。
なぜながら私自身が無知だからだ。
もうホント無知は罪とはよく言ったもので己を恥じるばかりだ。
@tacchan 私がを理解ができないと申し上げいるのは、文化の破壊についての無理解という意味ではないのですが、そのようにお感じになりご不快な思いをされたのでしたら申し訳ありません。
ひとえに私の語彙力と表現のなさです。
ですが、そもそも少数民族において語る時、単一民族(和人の事)であり他国の侵略がない国の人間がこの問題を語る時、本当に本質を捉えることができるのか?という意味で理解は難しいと感じたためそのように感想を述べました。
なぜなら、彼らを一方的に弱者としてみていませんか?(私も含めてです。)
その視点こそ彼らにとって傲慢にうつりはしないだろうか...?
迫害された人々だけが本質を語る事ができ、それゆえに私たちには本質の理解した上で語るのは難しい。したがって「理解できない」という意味でそのように表現しました
言葉が足らずまた配慮のない発言でした。
申し訳ありません。
@mame8 自分は決してたぬき汁さんの発言を否定してはいないですよ。謝らないで下さい。不快な思いもしてないし、むしろ、色々勉強になってますし、我々が民族問題を理解できないという点では激しく同意します。言葉足らずではありませんし、共感する部分が多いので返信してます。
僕は、こう思ったよー、という感想を述べたに過ぎません。考えや意見など、他人と違っていて当たり前じゃないですか。最も大切なことは、表現力や正当性や文法の正しさではなくて、自分の考えを率直に伝えることです。考えを伝えるということの勇気だけなら、お互いに分かり合えるはずですし、本当の意味では、その程度のことしか我々はわかり合えないのだと思っています。
一方的な決めつけ、これは映画ゲットアウトでの大切なテーマでした。おっしゃる通り、これは人間の傲慢さだと思います。
ましてや、研修生と称して大量のアジア人を安い賃金で、奴隷のように酷使している現状を見向きもしない我々日本人には、民族の迫害を語る資格など一切ないでしょう。
我々は何の罪悪感も感じることなく、おっしゃる通り、無知のままで、無言の迫害を続けてしまうのでしょう。