ハート・オブ・ビースト鑑賞。 

オーディンも大変な目には遭うんだけど、どちらかといえばジェームズの方が酷い目に遭う映画なんだな!と気付いてからは(丸太の橋落ちた辺りから)は安心して観られた。安心とは。
ジェームズがオーディンをとても大事にしているのはよくわかるし、最期の手紙も感動はする。でもそもそも人間の勝手で辛くて痛い思いをしなきゃいけない動物がいっぱいいて、もちろんそのために育てられてる子もいるのだろうけど、みんな安全で幸せに生きてほしい、とはどうしても思っちゃう。普段、愛玩動物(か、野生の生き物)しか見ないし…。
野原だと思った場所に沼地が…となった時のあの絶望的な顔と灰色の景色に、アトレーユとアルタクスを思い出し、幼心が不必要に痛んでドキドキしてしまった。沼地を踏破するバディで良かった🥲

ラスト・サバイバー 鑑賞。 

『28年後…』とポストアポカリプス×なんか自然が美しいみたいなところは共通してるけど、もうちょっと叙情的?というか、なんかゆったりした美しさがあって不思議な感じ。襲われたり逃げたりのスリリングさはあっても、戦うことよりただ生きることに重点がある?みたいな印象。だから、ジャスパーも失っちゃって、そもそも「ただ生きる」を諦めかけている、いつやめてもいいかなって思ってそうなヒッグが、人との関わりを通して「生きる」に傾いていく姿が描かれているようで、画面の美しさもあって癒された。それはそうと、グランドジャンクションの描写、出てくる人も場所もこだわりを感じて面白かった。

ゆりかごを揺らす手(2026)鑑賞。
リメイクがあるのを知らなかった。しかもハントレスちゃんことメアリー・エリザベス・ウィンステッド!でもブルネットじゃないと違う人に見えるね。
オリジナルの方は冒頭に最低のカス野郎が出てくるので今の私が見るにはちょっと…なんだけど、こっちは結構そこの設定が違っていて、復讐する理由もわかる…みたいなところがある。そのため、死に方もだけど、結果的に主人公が一家全滅させてんのが一緒なのはエグい笑

さとこはいつも鑑賞。 

恋をするって、こういうことかもしれない。と、聡子と国語の先生を観て思った。「早瀬くん、大大大好き!」という初恋ももちろん恋ではあるけど、それよりももっと自分の心に根を張るような、特別ではなくても心から離れないみたいな。物を書くことに夢中になる、それであの無愛想な先生をクスッとさせるのはとても心が浮き立つ出来事なんじゃないか。それってたぶん恋だな、と。もうそれだけで、私の中ではこの映画は「すごく良い」になる。かわいいじゃないか、中学生!ついでに、先生がコーヒーを出してくれるというのも変な意味じゃなく対等な人間扱いされてる感があるし、吉田羊のその雰囲気もすごく良かった。
3パターンの恋?があって、初恋周りの思い出と「人に読んでもらう」を通して物書きに没頭する主人公というのがあった最初と最後のさとこが特に良かった。

踊る大捜査線N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!鑑賞。 

イマドキの若い子は意味もなく人を殺す、と思ってる年寄りが作った話って感じだし、足で稼ぐみたいな話をするわりに証拠集めがAI頼みだったりして支離滅裂。AIの和久さんも意味わからんし。

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踊る大捜査線N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!鑑賞。 

別にもともと期待はしてなかったけど、いらないシーン多すぎるのに、あんなに大勢捜査員がいて捜査するシーンがなくて、なのに犯人が(ネットで?なんで?)特定されているっていう、全然意味わからない映画だった。
このシーン、笑えると思って作ってんのかな?って思いながら観る作品って、私が感じる必要のない羞恥心みたいなものをなぜか感じてしまい、苦痛。

時には懺悔を鑑賞。続き。 

そういう点で、一番みんなが何とかなるように妥当な線を引こうとしていたのが(全員からクソ野郎と思われてる)米本だけだったのでは…というのは面白かった。
作品とは離れて、この映画に出ている子たちやその家族がいるってこと自体が、「本当に産まれてこなければ良かったか?」「産んだ人間が全部の責任を負うべき/負えるのか?」「絶望しかない人生か?」みたいなことへの答えのような気もする。

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時には懺悔を鑑賞。 

今の時期に見るにはなかなかハードなものがある、というのが正直な気持ち。簡単じゃないと思うんだよね、そんなに。物語だから何とかなってる(中野の希望通り民恵がシンを引き取るった)けど。中野、全然他人で何の責任もない立場のくせにいろんな人の心をひっかき回して、でも言われた方の立場としてはそれが"正しい"言葉で、「親の責任」みたいな言葉は"みんな"に言われてきたであろう言葉であり本人としても百も承知で、自責の念があるから余計に刺さるし鬱陶しい。なんなら観ているだけの私からしてもイラっとする。一番嫌な人と言っても過言ではない。
とはいえ、特に今の私のような立場であれば、考えておかなければならないわけで。というか、生まれつきなり後天的になり子どもが(まぁこれは子どもじゃなくてもだが)障害を持つ可能性なんて、誰でもあるし、そういう家族のためのサポートなんかがもっとちゃんとしてれば、「産まなければ/産まれなければ良かった」って思われることなくいろんな人が生きやすくなるんだろうなぁ。

バックルームズ鑑賞。 

『ミッドサマー』みたいな変に強制癒やし装置みたいな映画だったら嫌だなーと思っていたのだけど、そういう感じでもなかったのでわりと好きかもしれない。クラークはその場所を理解できた、癒されちゃったみたいな勘違いをしてはいるけど、そうではないから死ぬ。たぶん、精神とは相入れない場所なのだと思う。
生き物みたいな場所。理解はしないし、理解する気もたぶんないまま、人間を模倣して増殖いく場所。外側はそれっぽくできても心がともなわないみたいな。そういう気持ち悪さに触れてしまった時に、そっと離れられるか、考察してして"理解"してしまうかが、抜け出せるかどうかに通じているような気がする。

オデュッセイア鑑賞。続き。 

それはそうと、もう一個良かった点があって、ノーラン映画にしては女性が美しいし、印象に残ったってところ。私はノーラン映画で、女性が綺麗に見えないところがいつも大変不満なので。女優さんなんて立ってるだけで美人なのに、ノーラン映画に出ると魅力激減するのなんでなん?って。でも今回はそれほど気にならなかった。
特に世界一の美女だったヘレネの、顔の傷もさることながら、10年も続く戦禍の原因となった罪悪感と未だ続くトロフィー扱いに擦り切れて憔悴しきっているような姿(そういう扱い方をするメネラオス=バーンサルの傲慢さもまた良かった)。テレマコスにあなたの母親に謝罪を伝えてほしいと言う時の、心の傷つき具合の演技が、出演シーンが短いながらも良かった。あと、アテナ?も。ゼンデイヤって、手足長くてスラッとしてて芯が強そうでいかにも女神なんだけど、顔めちゃくちゃ小さいから顔のクローズアップ(映し方→言い方残酷だけど首だけだと)女の子にも見えて、そのバランスがあの役に完璧だったと思う。

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オデュッセイア鑑賞。 

普通に、キャストが豪華!映像がリッチ!とかだけでも満足感はあったんだけどそれ以上に、観て良かった。
なんで今ノーランが作るのがこの題材なんだろう?と、始まる前も始まってからも結構思っていて、キルケーのシーンの「男はみんなそう」という話でなんとなくわかりかけ、特に終盤、オデュッセウスの告白でとても『オッペンハイマー』を感じて、自分の中ですごく納得がいった。戦争の英雄(後世の人にとっても英雄譚の主人公である英雄)自身が、自分を、破滅を呼んだものと感じている。トロイアを破壊し尽くしたこともだし、捧げ物を汚した=神のルール、自分たちの秩序を壊して、文明の破壊・変化をもたらした。戦争自体にもその後の仲間の脱落にも、オデュッセウスは自責の念を感じている。体験をカリュプソーに語ることで癒されて、自分を取り戻して帰国できるようになった、というのも、わりと現代的というか、そう解釈できる作りになっているのが、今この作品が作られた意味なのかな、という気がした。

大統領のケーキ鑑賞。 

徒労感がすごい。映画がよくないって意味ではなく。なんなんだ、学校。誕生日ケーキって。それでも子どもたちは一生懸命でさぁ。健気で遣る瀬無い。ちょっと前に『白パンと独裁者』を観たので、この作品も学校(先生)と子ども→国(為政者)と国民みたいな関係だなーと思いながら観た。その上「なんでこの人こんなに良くしてくれるんだろう」と思った大人がただの変態だったりするので(ちゃんと良い人もいたけど)、本当にぐったりしちゃう。大人、ちゃんとしようよ…。
それはそうと、舟で学校に通ったり、ラミアたちの家だったり、街とは全然違う風景を観られて興味深かった。
『友だちのうちはどこ?』とか子どもが主人公の映画で、言語の問題じゃないのに子どもと大人って話が通じないみたいな映画好きなんだけど、これは大人同士の話もだいぶ通じてない(祖母→警官とか)ので、ある意味新鮮だった。

ヒンド・ラジャブの声鑑賞。 

結果を知っていて観てるので、もう最初の方からちょっと泣きそう。だって本物の声なんだもの…。終盤も、一瞬「なんとかなりそう!」みたいな展開になるのが本当につらかった。怖い、助けて、どうして迎えにきてくれないの?10分もあれば普通なら助けに行ける場所、たった6歳の女の子の切実なお願いを叶えてあげられない苦しみ。バカみたいなルールのせいで助けに行けないし、バカみたいなルールを守ったのに助けに行った人も殺される。
ほぼオペレーションセンター内、メインの数人だけで回される話で、内容的には電話を繋ぎながら"調整を待っている時間"が長いんだけど、その何もできずに待つことの苦しみが重い。実際の音声を使い、犠牲になった本人たちの写真もほぼ最後だけ。子役や救急隊員役を使ったりすればいくらでも物語的に"盛れる""映える"だろうけど、そういう演出は一切しない。無駄な情緒は削ぎ落として、現実を鋭く尖らせて刺してくる作りが、怖いくらいに効果的だった。

シェルター鑑賞。 

これを言っちゃあおしまいなんだがまあまあ『レオン』。でも灰色で寒そうな天気のせいか、あまり人間関係がしっとり?してない感じで、これはこれで面白かった。待ち伏せからの撃退や手近な工具バトルだったりいろんなアクションも楽しめる。
ジェシーがなんでそんなに彼に懐いたのかはよくわからんのでそこはスルーしながら…。

PEACOCK/ピーコック鑑賞。 

どんな人にもなれるのに、"自分"が薄っぺらい、レンタルされる人がだんだん壊れていく。ギリギリで(たぶん)ホラーになってないけど、倉庫?の感じとかホラーっぽい絵面もあって、精神的にも追い詰められていくので、不安やイライラがこちらに感染してきそうな感じ。でもなんかちょっと笑っちゃうようなしょうもなさもあったりして、マティアス(役の人)のシュッとした外見の一方で仕事しかできない人感が作品とマッチしてて、不思議なバランスが結構好きだった。

ドラマなふたり鑑賞。 

日本人の私にとって"それ"に対する忌避感や現実感がそこまでではないというのは大前提として。レイチェルがあんだけ騒がなければ、問題にもならなかった気がする。なんなら、レイチェルのやったことも大概ひどくて、もしかしたらその子死んでたかもしれないじゃん?お前の方がひどくね?と思ってしまう。全体をブラックコメディととるなら面白い…いや、面白くないか、別に。エマも被害妄想強めだし、チャーリーはその場しのぎの嘘つき野郎だし、イヤな人ばっかり。マイクだけが良いやつ。それでめでたしめでたしになるのか?と思ってしまう。というか、人にイライラしちゃって、あまり楽しめなかったかもしれない。

オークストリートの異変鑑賞。 

子どもの頃好きだった映画、例えば『ジュマンジ』とか、ああいう感じで面白かったは面白かったけど、今これを観るとユアン・マクレガーとアン・ハサウェイじゃなかったらあまり…というところがある。
家族の(というか夫婦の)蟠りの解消みたいな結末だけど、それって解決になってるか?の思いが消えない。助かった父親は恐竜サバイバルを経験してないのに経験した妻子と合流して上手くいくのかとか、逆にあのタイムラインにおける助からないであろう母子の側は「肝心な時にお父さんいないんだけど💢」と父親のカブ大暴落で死んでいったりしてるんじゃない?と思ったりもして。でもユアン・マクレガーの死に方が面白かったからヨシ、みたいな気持ちもある。

カルロス・カイザー サッカー史上最も奇妙な成功者鑑賞。 

サッカーは全然わかんないんだけど、そんなやついるの⁈という興味で観たかった作品。観ても、こんなやつマジでいたの⁈と思う。なんとかして試合に出ないようにして生きのびる。怪我のフリやウソやゴマスリで乗り切る努力!いや、もっと違う努力をしろよ…と思わんでもないが、なんだかんだ周りの人が笑って許していたゆるさというかあたたかさというか…人に恵まれてはいたんだろうな。
それはそれとしてあんだけベラベラ嘘か本当かわかんないこといろいろしゃべっておいて、子供や家族に不幸があってグスン😢ってされても、今まで散々ふかしておいて…とイジワルな目で見てしまう😅

左利きの少女鑑賞。 

そうだったのか😳と思わせるために感じたり、さすがにいろいろ無理がないか?と思うような設定ではあるんだけど、なんだか映像が綺麗だし、音楽の使い方も上手くて、イージンがいきいきしてて可愛いので誤魔化されてしまう。誤魔化されても良いかわいさというか。ちっちゃい歯でニコニコ笑ってる子見るの、好きです。あと、隣の店のお兄ちゃんが下心ありきではあったかもしれないがすげーいい奴で、なんだかホッとした。祖父母はもっと痛い目見てほしい(親戚の前で恥を晒すのは痛い目かもしれないけど)

四月の余白鑑賞。 

一ノ瀬ワタルは、金属バットで殴られたくらいならなんとかなりそうな見た目が良かった。ワンパンチで何でも解決できる系の役をやってほしい。
カイトを見ていても、体罰で解決できるのか?と疑問には思った。実際カイトがふるう暴力はでかいんだけど、どことなく小物感が拭えないというか。強い人に逆らわない子ができるだけで、更生?自立?にはほど遠い気がする。
ただ、みらいの里を卒業?する子たちの描写を見て、この子たちは、ここにいて安定を得たとしてもここから出た後がきっと大変なんだろうな(それは普通に学校とかもそうか)という気づきを得たので、映画自体になんとなく満足感はあった。
最後の「新芽と大工仕事の音」。この子はきっとなんとかなるんじゃないかみたいな終わり方…と思ったのだけれど、『ミッシング』でもちょっと綺麗な画で「きっとなんとかなるんじゃないか」と思わせる描写をしていたので、そういうところブレないんだなぁと思った。

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