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鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎鑑賞。 

面白かったは面白かった。アニメだからこそ見ていられたというか、あまりにも精神がグロテスク!水木とゲゲ郎の相棒関係とか面白かったし、最初は横溝正史だ!(だから美人で健気なサヨちゃんは犯人or死ぬ)と思いながら楽しく見てたんだけど。水木が吐いたあたりで「ミッドサマー」!となってからはもう…怒りだった。なんでサヨちゃんが化け物扱いされて死ななきゃならなかったんだろう。あんなクッソジジイのちっさいつまんない野望のために、サヨちゃんが人生狂わされたんだと思うと、男だけで戦って納得してんじゃないわよ!ジジイはサヨちゃんが殺すべきだった🔥🪓💢💢💢くらいまで思う。
そのあとの大バトルがかっこよかったし、ゲゲ郎と水木の協力、守りきって信じて託して〜っていう流れも普通にビチョビチョに泣いたけどさぁ!産む機械扱いされたサヨちゃんがブチ切れて殺されたのに、その後の付け足しで子どもは未来!宝!でまとめられてもなぁ…の納得いかなさ。でもこれだけ長文書いてるってことはそこまでのめり込めるくらいには面白かったってことで、なんかずるい!

ウォンカとチョコレート工場のはじまり鑑賞。 

「オリバー・ツイスト」と「パディントン」をシェイクしてチョコレートでコーティングしたような、キラキラ楽しい映画だった。ただの夢から始まって、機転と頼もしい仲間の助け、ゲリラチョコレート作戦を経て開かれる、本当に夢のようなチョコレートショップ。目に楽しいし、ちょっとドキドキもするけど優しい物語。ブリーチャーさんはセクシー要員だったし、警官を誘惑する曲もおじさんたちが踊るっていうのが地味に好き。
それプラス、オリビア・コールマンとかサリー・ホーキンスとか、キャストが好きな人ばっかりで楽しかったー😆

ブルービートル鑑賞。 

かっっっこいいガジェット&ファミリー映画!だいたいにおいておばあちゃん(お年寄り)がかっこいい映画は良い映画なので、これは最高です。ふざけた感想みたいになっちゃった…。前向きでお互いを大切に思い合ってる家族…愛されてるハイメ君は最強だよ。
以下、ブルビとは若干関係ない感想だが、ブルービートル、すっごく面白かったし、スカラベの機能的にもアイアンマンやスパイダーマンが好きな人は見て!というのはものすごくよくわかる。しかし、もしかしてものすごくわかりやすくしたBvSだったんじゃないの?という気もしている。私がDC民だからか?
マーサで笑ったやつへ。本当はこういうことだったんだよ、わかれよ。みたいな。
いや、それは置いといても。家族だけは持っているハイメ君を見て、家族以外は全部持っているブルース・ウェインに想いを馳せて泣きそうになっている。WW2の時も出演してないブルース・ウェインに想いを馳せて泣いたしな。

Iraivi鑑賞。女神を、女性を蔑ろにする男に鉄槌を。そんな因果応報。とはいえ、おとなしめの映画かも。 

女神像泥棒を企てた男たちがそれぞれに受ける罰。(今まで見たスッバラージ監督作品と比べても)わりと落ち着いていてしっとりめ。女性の主体的な復讐は全くないからか。でもそれこそ、運命/女神の采配ということなのだろう。一視聴者としては「天罰が下ったな」と思うけど、男たちの物語が男たちだけで完結しちゃったなとも思う。アルルもマイケルも自分勝手だけど、女性(母親やポンニと娘)の味方!って顔してるジャガンもものすごく自分勝手。全体的に男性陣に対して「おまえ…どの面下げて…」と怒りを覚えるので、感動はしないけど良かった。
よく言えば堅実、悪く言えば地味めな話運びではあるが、それがこの映画のらしさか。雨に始まり雨に終わる美しさとやるせなさ。幸せを夢見る時も、夫に振り回されない自由を手に入れた時も、雨が降る。
怒りで見境がなくなる(あと幻影に翻弄される)ヴィジャイ・セードゥパティが見られて満足。

ポーラー・エクスプレス鑑賞。
全然実写でもいけそうな気はする。というのは置いといて、めちゃくちゃハッピーなクリスマス映画だった。面白かったー!こんなね、ジェットコースターみたいな映画だと思ってなくて。ホットココアの歌がすっごい楽しい。
子どもたちがみんな寝巻き。そういうところ、好き。それと、別れる時に気づいたがそういえば、みんなの名前も知らない。本当に小さい頃って、名前も知らない子とも全然遊べたな、と思ったり。もう2度と会わないかもしれないけれど、その一瞬はきっととても大切で、その時に得たものはプレゼントよりもずっと価値があるものなんだよ(なんてことはわざわざ言わないんだけど、そういうことなんだろうな)という素敵な話だった。

ハート・オブ・ストーン鑑賞。
うーん…何ということもないスパイアクションムービー。面白かったよ、派手だし。でもすべてにおいてあっさり気味で、グレッグ・ルッカに期待したほどの重さとかが無かったかなぁ。「オールドガード」はバシバシにキマってたのに…。レイチェルとケヤがもっといい感じになればいいのに(最後は楽しい感じで良かったけど)
アーリヤー・バットの訛り、めちゃくちゃかわいい😍アーミー・オブ両作のマティアス・シュヴァイクホファーも可愛かった。オタクっぽい役が似合って良い。かわいい人だ。

リトル・バットマン クリスマスの大冒険鑑賞。 

バットマン版ホームアローン。家どころか街まで半壊するドタバタコメディ。ブルース&ダミアン(そしてアルフレッド)の親子愛とジョーカーおじさん&仲間たち?のフレンドシップ?にちょっとホロリとする、良きクリスマス物語でした。
バットパパが「私だけの思い出ができました」って言うの、普通に泣いちゃった。バットパパとダミアンだけの記憶だもんね。いいよね、そういうの。バットマンはダミアンとこれからいっぱい思い出を作るといいよ。アルフレッドも入れてあげてね。
アルフレッド、めちゃめちゃイギリス人で笑った。うなぎのゼリー寄せ!

エクストリーム・ジョブ鑑賞。大好きな作品を再見。見る前は、そんな、何度も見て面白いほどかぁ?と思ったのに、普通に爆笑。お金に目がくらんで刑事魂とチキンを売る話(語弊がある)だけれども、バカだし熱いし、少年漫画みたいだよね!…少年漫画か?
伏線というほどの複雑なストーリーではないんだけど、最初の方でちょいちょい出したネタをザパァっと回収していく様が本当に好きだし、安心して笑える。本当に好き。問題は見てるとお腹が空くことだけ。

愛にイナズマ鑑賞。 

生きるのにも死ぬのにも、意味や理由なんか、必要ないでしょ、と私は思う。それでも答えが欲しいから、ハナコはカメラを向ける。それがハナコにだけ必要で、ハナコにだけ真実で、ハナコにだけ納得できる答えならいい。そういうものは、ある。そういうところが好き。それを言えないのが前半しんどいけれど、空気読めないマサオのキャラでちょっと呼吸が楽になる。
それがギョーカイのジョーシキでフツーでそうじゃないものなんかおかしいって、人に言われて嫌なのに、自分は家族にどんどんぶつけちゃうのって、結局甘えかな。一年経っても別に反撃なんてちっともできていないけれど、その一年で、10年停滞していたものが流れ出した。家族って腹が立つし腹が立つままでも構わないけれど、存在の確認…ハグは必要だった。

怪物の木こり鑑賞。もともと期待してなかったけど、それにしたってわりとがっかりな作品だった。 

意図的なのかわかんないけど、ほぼ全員、妙に芝居がかった喋り方で、全体的に会話がちぐはぐに見える。唯一自然?に見えたのは保険金詐欺サイコパスの剣持で結果アレだから…いや、みんな単に下手なだけかもしれない。もうどうでもいいや。
「怖い思いをさせてごめん」お前が謝るのは怖い思いをさせたことじゃねえだろぉぉぉ。面白すぎて吹き出した。「お父さんのことだけじゃなくて私のこと踏み躙って〜」と言ってたのは、彼女正直だな…と思った。そうだよね、一番許せないのは、自分が徹頭徹尾彼に利用されてたことだよね。
サイコパスが治って(という言い方ができるか知らんけど)共感力が生まれたことにより「サイコパスにされた俺たちは怪物だから死ぬべき」になるか?共感力が生まれたなら「怪物じゃなかったはずなのに怪物にされたなんてかわいそうだから殺してあげよう」になるんじゃない?どうでもよすぎて知らんけど。怪物だし優しい木こりでいいじゃん。結局みんな殺すルートですが。

蜜蜂と遠雷鑑賞。
私向けの映画ではなかったかな。音楽の素養がさっぱりないので、一定以上の人ばっかだと「みんなすごい」で違いがわかんないんだよね。コンテストなのに。音楽…ピアノに真摯で良かったと思うよ、違いがわからない私がうまく飲み込めてないだけで。
というわけで、何が合わなかったといえば、私が、この映画に合わなかった。月並みな感想だけど、ピアノの工房?でアヤとジンが一緒にピアノ弾くところは好き。月だけに。(音楽の素養がなくても知ってる曲、安直すぎん?笑)

古の儀式鑑賞。取材でメキシコに行った主人公が監禁されて悪魔祓いされるだけの話。なかなか悪くない。好きな方かも。 

行っちゃダメな場所に行ったとはいえ、特別悪いことはしてない主人公が、なぜこんな目に…と思っていたのだけれど、思ってたのと違う方向に進む。それが意外と嫌いじゃない。まず掃除から始めるのが良いですね。悪魔祓いとか言っても、まずそこからだよ!みたいな(ちゃんと悪魔祓いもします)
よそで育って全然信じていなかった、何なら信じたくなかったはずの主人公が、そこで途絶える運命だったものを変える力にもなっていくというのが面白かった。

プーと大人になった僕鑑賞。
きっと見たら明日から仕事行きたくなくなっちゃうだろうな…と思って避けていたものをやっと見た。ほのぼのと始まって、変わってしまったクリストファー・ロビンという苦しいのが最初に来るからちょっと辛かったけど、ちゃんとホッとできる終わり方だった。クリストファーが忘れても、ずっとずっと待っていてくれた。考えるのが苦手なおバカさん、本当に大切なことを一番よくわかっているおバカさん。泣いちゃうわ、あんなの。
お父さんもお母さんも、タクシーの運転手さんもおまわりさんも、みんな子どもだったことがあるからね。だからきっと喋るクマが見えても大丈夫。

復讐するは我にあり鑑賞。
殺しては逃げ、ヤリまくって遊びまくって金を騙し取って…また殺さずにはいられない。そんなの長く続くはずないのに。穏やかで会話がうまくてするっと人の懐に入り込む巌の手腕も怖いけど、加津子の(義父への)執着もそこそこ怖い…。誰でも殺せるのに、憎い相手は殺せない。最後の面会、特別派手なことが起こるわけじゃないけど、極限までドロドロ煮詰まった家族関係があの狭い部屋の映像に詰め込まれていると思うと、良い意味で嫌すぎた。
殺したあとに食事するシーンのある映画が好きなのだが、もうすでに何気なく殺していたみたいなくだり、あまりにも普通に過ごしているのにはドキッとした。

エビータ鑑賞。
男を踏み台にどんどん成り上がるエビータ。アルゼンチンの労働者からの圧倒的な支持と、上流階級や軍部からの強烈な侮蔑。どちらも描いているのは何の不思議もないけれど、アントニオ・バンデラスは不思議だった。最初からエビータをまつりあげる民衆に冷笑的で、エビータの権勢が盛り上がれば上がるほど冷ややかに事実を突きつける、どこにでもあらわれ何にでもなる、労働者階級?の擬人化のような存在。かつ、エビータが衰弱すれば彼も傷つくという、まるで鏡写しの自己のような男。正直、ミュージカルナンバーもそれほど惹かれなかったし、話自体も特別好きでもないけど、ファーストレディまで上り詰めた女性の鏡写しがアントニオ・バンデラス(役名がわからん…チェ?)ってのは面白かった。鏡写しとはいっても、2人がしっかり対面するのは、エバが倒れた後の夢?のシーンだけだが。
それはそうとアントニオ・バンデラスはめちゃくちゃセクシーだなぁと思います。そんなにたくさん作品を見てるわけじゃないけど、昔から好きなんだよね。

ウィッシュ鑑賞。試写会にて。 

真実と願いを求めて戦う、100周年らしい目配せと希望に満ちた映画で、とても良い話だった。ディズニー作品が好きな人ほどいろいろ気付けて楽しい作品だと思う。そんなに詳しくない私でも楽しかった。
ところどころ水彩画みたいな絵面というのか、3Dっぽくない絵と3Dな絵が融合している?ような映像で、ちょっと目新しいし、とても美しかった。
ディズニーといえばヴィランの曲がかっこいいイメージが勝手にあったのだけれど、主人公サイドの曲がすごくかっこよかった。

CURE鑑賞。
期待が大きすぎた…。もっと不気味で面白いかと思ってたけど、なんか普通だった。ムカつくんだもん、間宮。あれじゃあ、本当は思っていたことじゃなくて、誘導されて思い込まされたことに過ぎなくて、それだったら別に不気味でもなんでもないなぁって。
でも佐久間が「俺疲れてるんだな」とか笑って奥の部屋に引っ込んだ時に電気をつけたら…のあのショットは好き。わけわからなくて構わないから、ずっとああいう不安で不気味な感じなら良かったのに。

追憶の森鑑賞。
わざわざ外国へ死ににくるなんて迷惑な話だ、まじで。というのはおいといて。それに、死ににきたくせに死にたくないなんてのも滑稽だ、とも思うのに。
なんだかおかしなことを言うな?と思ったあたりからなんとなく結末は見えるのだけれど、それでもやっぱり、これは結構好きな話だった。一緒に暮らしていても、それなりに…それこそいなくなれば生きていけないほどに愛していても、些細な"本当のこと"を何一つ知らない。人間ってもしかしたらそんなものかもしれない。そんな人への優しい物語。
ただ、(ファンタジーとかスピリチュアルということを除いても)全然リアリティはない。あれ、持って帰れるものなの?

ダンディー少佐鑑賞。
北軍士官のダンディー少佐が志願兵を募って先住民討伐+誘拐された子ども奪還へ。志願兵といっても囚人やそこらへんの酔っ払いだったりでこぼこで、使えそうなのは少佐に含むところのある南軍兵士(捕虜)くらい。まぁそんな反目しあった少佐とタイリーンが共通の敵に対して手を組むのはアツいけど、特別面白くはなかったかもしれない。少佐よりもタイリーンの方がキャラクターとして魅力的に見えちゃう。

聖なる鹿殺し鑑賞。 

私はファンタジーに出てくる"古のルール"が好きだ。たぶん『ナルニア国物語』で育ったからだと思う。
で、これはものすごく現代のものすごく普通の(とはいえ、とても裕福で洗練された)ご家庭のお話で、そこにそういう"ルール"が持ち込まれる。一人の血が流されたならお前の家族の一人の血で贖われなければならない。ものすごくちぐはぐで理不尽なんだけど、最初「この二人の関係はなんなんだろう」からずっとちぐはぐだったから、そのわけわからなさはなんとなく納得がいく。マーティンは神とかルールとか、そういう装置だった。一番気持ち悪いのは、マーティンよりも「じゃあこの中の誰かが死なねばならない」となった時に、突然「パパのいい子」になる子どもたちと、選べなかった父親のとった方法だ。醜悪。

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映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

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