Iraivi鑑賞。女神を、女性を蔑ろにする男に鉄槌を。そんな因果応報。とはいえ、おとなしめの映画かも。
女神像泥棒を企てた男たちがそれぞれに受ける罰。(今まで見たスッバラージ監督作品と比べても)わりと落ち着いていてしっとりめ。女性の主体的な復讐は全くないからか。でもそれこそ、運命/女神の采配ということなのだろう。一視聴者としては「天罰が下ったな」と思うけど、男たちの物語が男たちだけで完結しちゃったなとも思う。アルルもマイケルも自分勝手だけど、女性(母親やポンニと娘)の味方!って顔してるジャガンもものすごく自分勝手。全体的に男性陣に対して「おまえ…どの面下げて…」と怒りを覚えるので、感動はしないけど良かった。
よく言えば堅実、悪く言えば地味めな話運びではあるが、それがこの映画のらしさか。雨に始まり雨に終わる美しさとやるせなさ。幸せを夢見る時も、夫に振り回されない自由を手に入れた時も、雨が降る。
怒りで見境がなくなる(あと幻影に翻弄される)ヴィジャイ・セードゥパティが見られて満足。
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