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聖なる鹿殺し鑑賞。 

私はファンタジーに出てくる"古のルール"が好きだ。たぶん『ナルニア国物語』で育ったからだと思う。
で、これはものすごく現代のものすごく普通の(とはいえ、とても裕福で洗練された)ご家庭のお話で、そこにそういう"ルール"が持ち込まれる。一人の血が流されたならお前の家族の一人の血で贖われなければならない。ものすごくちぐはぐで理不尽なんだけど、最初「この二人の関係はなんなんだろう」からずっとちぐはぐだったから、そのわけわからなさはなんとなく納得がいく。マーティンは神とかルールとか、そういう装置だった。一番気持ち悪いのは、マーティンよりも「じゃあこの中の誰かが死なねばならない」となった時に、突然「パパのいい子」になる子どもたちと、選べなかった父親のとった方法だ。醜悪。

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