フォロー

キューブリックの『現金に体を張れ』(56)やゴダールの『気狂いピエロ』(65)の原作者として知られるライオネル・ホワイトの『ある死刑囚のファイル』(59)を読む。ホワイトの小説はさほど翻訳されてないと思うが、あとがきによれば当たり外れの多い作家なのだという。そしてこれは当たりと書いているのだが、うーん、どうかな?妻が殺され掛けた数日後、今度は夫の車のトランクから知らない男の死体が発見されて彼は逮捕されてしまう。主人公は隣人の弁護士で、しかし殺人は門外漢なのだが夫婦はどうしても彼に弁護してくれと言うのだ。一体なぜそこまでこだわるのか?小説を読んだらその映像化を探せ!それが映画ファンの鉄則だが、これはTVシリーズ『ボリス・カーロフのスリラー』(60-62)のエピソードとして映像化されている。You Tubeに上がっていたので見たが、ちょっと変わったファムファタルものに思えた。読んでいる時には思わなかったことだ。やり方次第では化けたかも知れない。監督は『謎の下宿人』(44)のジョン・ブラーム。
youtube.com/watch?v=YsXQleOQmm

ログインして会話に参加
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。