もっと見る

新生シネクイントもリターン割健在のようです。

シアターイメージフォーラムが9月から月曜サービスデー始めるようですよ。

椿三十郎(4Kデジタル・リマスター) 

用心棒が面白かったので、続編的要素があると聞いたこちらの作品も4Kで初鑑賞。
悪くないんだけど、
コミカルな要素が濃くなって、ちょっとやり過ぎ感が…
個人的には、用心棒の方が硬派は、テイストが濃くて好みでした。
でも、黒澤作品を結果的に晩年の作品から遡って見てる形なんですが、映画監督もやはり全盛期の物を見るべきなだなとつくづく午前10時の映画祭に行く度に思ってしまいます。

正しい日 間違えた日 

同じ登場人物でストーリー展開が異なるパターンを見せるタイプの作品。過去には、G・パルトロウ主演のスライディング・ドアやキェシェロフスキの偶然などがありますが、この作品もそれらに構成は近いかも。
前者達のように劇的に展開が変わるわけではないけど、ちょっとずつズレてる所が面白かった。それにしても、ホン・サンスの映画には優柔不断な男が良く似合う。

2018年上半期映画ベスト10 

Twitter にあげたやつのコピペですが…

1.パディントン2
2.29歳問題
3.早春
4.I am the blues
5.ラブレス
6.さよなら、僕のマンハッタン
7.ロング・ロング・バケーション
8.あなたの旅立ち綴ります
9.ロープ
10.5%の奇跡

To be continued ↓

1-5位は年間ベストに残したい作品。
6-10位は上半期だと残るが微妙だけど印象に残った作品。

次点は、気に入ったけど、ランキングに入れるかギリの作品。

【次点】
(順不同)
はじめてのおもてなし
ウィンストン・チャーチル
フロリダ・プロジェクト
ダンガル
しあわせの絵の具

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち 

先に続編の方が公開されておりますが、こちらは数年前に映画祭で上映されていた物です。
続編から先に見てもよく分かるストーリー展開&濃いキャラ造形はそのままです。どんなシリーズ物にも言えるのかもしれませんが、魅力的な人物達が登場する事ありきだと思ううので、その意味でもこのシリーズは成功していると思いますよ。3部作の最後も期待してます。
是非日本で一般公開して欲しい。

用心棒(4Kデジタル・リマスター) 

初鑑賞。4Kデジタル・リマスターにて。
名前を知っている俳優さんは少なかったけど、どのキャラクターも、とても絵になる構図になってて素晴らしい。
ストーリーはちょっと長く感じたけど、隅々まで拘りと妥協一切無しな雰囲気は、見ている時から画面からバシバシ感じました。
難点は七人の侍の時も思ったけど、台詞が聞き取りにく部分があった点。それ以外は概ね満足。

ガザの美容室 

似たような題材で数年前にキャラメルという作品があったのを思い出しました。題名通りガザ地区にある美容室の中だけで展開される密室劇。舞台でも良さそうな設定でした。
客達と店主中々個性的な面子ばかりで、みんなの迷惑にならないようにと。教育を受けた日本人から見ると、自己主張のオンパレードな部分は興味深かった。
ガザを取り巻く状況をさらっと、知っていると彼女達が巻き込まれる騒動について理解が深まると思います。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 

去年の見逃し作品だったんで、見てみました。みんなが知ってるあのお店に纏わるお話。これは映画としては面白かった。20世紀の大量生産&大量消費の時代にマッチしたビジネススタイルだったということがよくわかります。また、意外と創業が古くないというのも知らなかった。レイみたいな人物は、どんな業界でも、成り上がり系のタイプとしてよくいるタイプだと思うので、さしてその点には驚きませんでした。ビジネスの拡張には先見性とタイミングこれに尽きるな。という事がよく分かる作品でした。

それから 

白味が強いモノクロの映像が印象的な作品。アジア映画は、あまり見ませんが、ミニマムな構成の作品が多いホン・サンスの物はたまに見ます。この作品も僕と君との物語的な過去の恋愛と現在が行ったり来たり、また登場人物たちがシンクロする作りでした。基本的に会話劇なので、割と仏映画にありがちな展開なので、個人的には興味深く鑑賞してました。舞台となる出版社の社長が、どこからどう見ても屑な男という設定も仏映画あるあると思ってついニヤリとしてしまいました。

セ・ラ・ヴィ 

最初の方少し滑り気味で、若干の不安を抱えつつも、群像劇としてはまあまあの仕上がりかな。
注釈つけておくと、日本でウエディング・プランナーという職業のイメージって、若い感じだけど、この映画の主人公はハゲのおっさんですw。
せっかくJ・P・バクリ主演だったので、欲を言えばこの人の脚本で見たかった。
今回脚本書いてないんだね。この人とアニエス・ジャウイが書く脚本の映画好きなんだけどなー。(新作日本でも公開して下さい)

30年後の同窓会 

上映時間などでかなり割りを食っていますが、とても良く出来た地味良い作品でした。
脚本&主演の3人のアンサンブル演技が上手く噛み合っておりました。シネフィル好みな余計な物を挟まずに、シンプルに丁寧に作った感が表れている部分が好印象でした。
これも一種のロード・ムービーかなと思いました。最近あまり聞かない言葉ではありますが。
レンタルやオンライン配信が開始されたら、ロングテイルになりそうな作品。
リンクレーターが、リメイクにしたかったという元ネタの「さらば冬のかもめ」と見比べてみたくなりましした。

告白小説、その結末 

オチは、悪くないんだけど、途中、詰めが甘いと感じる部分があって、ちょっと長く感じました。脚本の出来の問題かもしれませんが、アサイヤスとポランスキーのコラボは消化不良感がありました。説明する映画が良いとは思わないけど、主人公の売れっ子作家がいきなり近づいてきたファンに、簡単に心を許ししまう部分とか、ツッコミ入れたくなった部分が多数あり。
E・グリーンのサイコっぷりは、なかなか良かったです。端正な顔立ちなので、冷血っぷりとか様になってます。
E・セニエも今迄は、クール・ビューティーな印象でしたが、今回はおばさん丸出しな雰囲気が、新鮮だったかも。

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち 

笑えるという意味で面白かった!
伊映画というと割と芸術性が高い映画が多い印象ですが、この作品は設定や登場人物達のキャラクター造形が、漫画っぽくて、肩肘が張らないよく出来た娯楽作に仕上がってました。
それにしても、イタリアと日本はにているとよく言われますが、この作品を見ていて、デキる女子とその足を引っ張るおっさん上司という設定が、今の日本社会に蔓延っている老害を彷彿とさせて、ヤキモキしながら見てました。
このシリーズの一作目が、今月の下旬から公開されるようなので、そちらも見てみようと思ってます。

レディ・バード 

見る前はゴースト・ワールドのような感じかなと想像してました。それよりも、親子の繋がりが深く、生活様式もやや裕福でした。みんないつかは通り過ぎた、クソダサい自分と周りの境遇にイラついたあの時代を振り返りながら見ましょう。とでも言われているような作風。
会話劇の楽しさを堪能する映画でした。

犬ヶ島 

題名からも想像出来る通り鬼ヶ島の鬼退治のスタイルを彷彿とさせました。
一周回ったジャポニズムには、もう皆さん慣れていると思うので、細かいところをツッコむのは野暮かなと思いました。
以前は家族を取り巻く物語を多数描いていたW・アンダーソンですけど、前作辺りから何となく作風が変わって来たかも。但し、俺の世界観をカッチリと決めてその中で展開する物語という部分は、変わらないなと思いましたが。
あと、本編の質とは関係ないんですが、気になった事があります。
画面の下に字幕を表示させる都合上かもしれませんが、せっかく日本語の情報が画面に多く表記されてるのに文字が小さくて目が悪い人泣かせなった点は残念。

男と女、モントーク岬で 

NYが舞台だけど、キャストも監督も資本もヨーロピアンなので、作品のテイストも間違いなくザ・ヨーロッパ映画でした。
これ、舞台はパリとかでも設定がハマりそうと思いながら見てました。
秋の夜長にちびちびお酒を飲みながら、まったりと見たいタイプの映画でした。
私は主演のS・スカルスガルドのファンなのですが、このような普通の役で主役って今まで、見た事が無いような気がしたので、個人的には掘り出し物でした。それに、彼の声がとても好きなのですが、ほぼ話通しなので、良い声を堪能しました。シュレンドフありがとう!

ファントム・スレッド 

D・デイ・ルイス扮するレイノルズのナルシストっぷりを堪能する作品だと思ってしまった。
居るよねー。自分の事しか好きじゃないタイプって思いながら見てました。
予告編を見た時から思ってたのが、デイ・ルイスの役が存在の耐えられない軽さ時と雰囲気が似ているなと。自己中とセクシーさが上手く混ざった感じが似合っていたと思います。
作品自体の感想としては、最終的に女子怖い。という結論に至りましたが。

I am the blues 

予告編で見た通り、ブルース版ブエナビスタ・ソシアル・クラブの様相を呈してました。
音楽映画は大好きですが、これは当たり!
皆さん高齢ですけど、ライブや即興の演奏の映像を見ても声がキチンと出てます。事前に名前を知ってる方は登場してませんでしたが、どの方も凄い。レベルが高い。掘り出し物作品の一つとなりました。サントラあったら是非欲しい。

ゲティ家の身代金 

全体的に纏まりが良かった作品だけど、特に強烈なインパクトも無く、年末に振り返ったとしても、沢山見た映画のうちの一本としか記憶に残らないかも。
70年代が舞台ということもあり、セピア色風の画面のトーンが印象的。あと、登場する女性達のファッションが素敵。特にワンピース。
海外セレブの写真をよく配信しているGetty imagesと関係があるんですねあの一族。K・スペイシー降板後の撮り直しが話題になってた作品。
C・プラマーかなり露出が多いので本当10日間でよく撮り終えたなあ。と思いました。11億円ぐらい掛かったらしいですけど。
それにしても、21世紀の今の時代から見ると、70年代の古めかしい数々のディテールにツッコミを入れながら見てました。きっと、若い方だと金持ち爺さんが見ていた、小さい巻物みたいなやつ何ですか??とか第一次オイルショックがいつ起こったとか知らないと、何で石油でウハウハ何ですか。とか思ってしまいそうですね…

もっと見る
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。