北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ
まず、ライバッハがどういうバンドであるのかを理解していないと、このドキュメンタリーの立ち位置が理解できないかも。
旧ユーゴスラビア時代から活動している割と、芸術志向なバンドです。過去にはビートルズのLet it beのかなり独特なカバーアルバムなどを発表しております。私は10代の頃に件のカバーアルバムを聴いておりまして、この映画のフライヤーを見かけるまでライバルがまだ活動を継続しているとは知りませんでした。
私達から見ると一回りした、共産主義やネオナチ風味の衣装やパフォーマンスも、北朝鮮の世相を鑑みると彼らの嗜好にしっくりくるレベルとなり、解釈に齟齬が生まれそうな予感が…
これ、北朝鮮が舞台じゃなくても、国際的なプロジェクト組む場合に、それぞれの文化的差異や仕事のやり方に対するスタンスの違いと思えばなんともないのかも。
日本人から見たら近くて遠い国ですので、内情をちらっと垣間見ることが出来て興味深かった。
エヴァ
なんとなくモヤモヤ感が残るんだけど、ヨーロッパ映画って割とこんなの多いしなー。とすんなり納得しながら見てました。
最後の方のとあるシーンでの、I・ユペールのラスボス感が最高でございました。
G・ウリエルもかっこいいんだけど、今回はキャラクター的にはクズ男でした。
それにしても、ユペール様は何てスタイルが良いんでしょうか!もう驚愕ですね。勿論、一流女優さんですが、素晴らしい。と物語と関係ない部分で感心してしまいました。
近年I・ユペールを主演にした作品が多数公開されてますが、どの作品も監督の世界観の中に思いっきり投入してるなあと思いながら見てました。
個人的には、最近のでしたらアスファルトの時の彼女が好きです。
フランス映画を中心にヨーロッパ映画が好き。