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バーバー さんがブースト

ザッカー『ゴースト/ニューヨークの幻』(90)についてブログに書きました。
blog.livedoor.jp/hktsunagetemi
というかほぼ脚本書いたブルース・ジョエル・ルービンの話です。いかにしてルービンはアカデミー賞に辿り着いたのか?

『牯嶺街』見て「女が悪い」という言葉が出てくる荒井晴彦って、やっぱスゲーよなと自分で再見して改めて思った(映芸編集後記より)。勿論、悪い意味で。

『牯嶺街』の暗闇日本刀殴り込み場面は『悪の力』ラストの暗闇銃撃戦の大規模チャンバラ版って感じで「そりゃスコセッシもお好きしょうよ」と思うのであった(それだけじゃないだろうけどさw)。

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 4Kリマスター版』

張家に買い物に来る度に因縁つける店主のオッサンが酔っ払って川に落ちたのを小四が助ける場面に泣く。直後に小四が何をしようとしていたのかを考えても、やっぱラストのあり得たかもしれない(でもあり得るはずがない)可能性を示してるようで…。

しかし5年以上の月日があったとはいえ『恐怖分子』にあったドヤ感がワンカットやロングショットからほぼ消失してるのが本当に驚かされる。この編集も含めた絶妙な抑制をどこで見出したんだろう?

バーバー さんがブースト

35mmフィルム撮り長廻し5本勝負という若手らしい大胆不敵な試みがユニークなL.A.舞台のネオノワール、ジョン・ホークスがしがない探偵演じるハウク『TOO LATE』
15)、Netflix題『手遅れの過去』のブログ記事を書きました。
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夫人が下半身丸出しで出迎えるのはなぜか?

DVD『デリリウム』

冒頭の被害者、加害者、目撃者(店主の下品な表情のアップ!)の示し方とかストーリー上、必要なカットを撮ってるだけなのに心ざわつく違和感が全面に出ている異様さ。やっぱジャーロとしてもレナート・ポルセッリ作品としても異色としか言いようがない傑作だな。

ズタズタなカット割(演出というより各国別バージョン作成のための編集の作用と思われる)で描かれるミッキー・ハージティとリタ・カルデローニの妙ちきりんな夫婦会話と、相反する感情の工作を現す階段描写がクライマックスの展開を予見してる周到さに唸る。整合性無視の力技の狂気展開が評価されてる本作だが、少なくともポルセッリは感覚だけで本作を演出してはいないと思う(当たり前だ)。

事件の当事者三人が屋上に一旦集合してから地下室に向かうまでのやり取りも、ハイテンションな演技に隠れた冷静な演出プランが垣間見えて素晴らしい(階段降りの反復なんかもの凄く図式的)。

やはりこの味わいを『ジェイコブス・ラダー』的解釈で覆い隠してしまったアメリカ編集版は別物と考えたほうが良いよな(嫌いではない)。

『スプリット』のジェームズ・マカヴォイ(大嘘)。

@hktsunagetemiru お久しぶりです。ここはダラダラ書ける分、調整が要りますねww また HKさんとご一緒出来て嬉しいです。こちらこそよろしくお願いします。

『いろはにほへと』(1960)

保全経済会事件をモデルにした経済サスペンスで中村登より橋本忍と国弘威雄の生真面目な怒りが強い作品。

何かを世に訴えたいモードの時の 橋本忍作品はカラ回り感が半端ないな~。

伊藤雄之助も佐田啓二も搾取される側には変わりないから対峙場面が盛り上がらないのはある程度致し方ないとはいえ、もうちょっとここら辺にケレンな見せ場が欲しかった。ただでさえ室内劇中心のせせこましい画面と展開ばっかなんだから。

伊藤への買収場面、佐田啓二一派らの切羽詰まった末の策略というよりは「この世に金で動かない人間はいない」という持論への純粋過ぎる信頼を表したかったのかもしれんが、正直今更「金?」とも。いくら破格の500万とはいえテレビや藤間紫の誘惑も振り切った伊藤にするにはあまりに短絡的な策に見えて苦笑してしまう。異様に自信満々な宮口精二の態度がますますマヌケな印象を与えるので本当に見てて困った。

「世紀の傑作『レディ・イン・ザ・ウォーター』を認められなかったから現在のシャマランは『スプリット』のようなアプローチを取らざるを得なくなったんだぞ!」と路上で訴えたくなるぐらいには悲しい気持ちでいっぱいです。

いや、で『レディ~』と大して変わらない内容だからね『スプリット』。なーにが「シャマラン完全復活」だよ。

『ブレイブウィッチーズ 
ペテルブルグ大戦略』

エイラ可愛い。

こういうので良いのよ、ほんと…。

エイラとサーニャの空気感が作用して502の面々もリラックスかつハッチャけた顔を見せてくれてひたすら楽しい。ぶっちゃけTVシリーズより良い仕上がり(ぶっちゃけ本作も13話扱いだけどww)。

ネウロイさんの空気の読みっぷりも毎度頭が下がる。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

『嗚呼!バラ色の珍生!! 』(古いね)みたいな親子話は心底嫌いなのでこれも好きになれるわけがなく…。

ヨンドゥに仕事を依頼するアイーシャ御一行様の場面、レイアウトが今一つでギャグが死んでる。金ピカ行列が後ろの荒くれモブと大差ない画面の埋もれ方してるのはいくら何でもあんまりだろ…。

各惑星描写の見せ方に魅力を感じられない一作目の難点が更に悪化してて頭抱える。カート・ラッセル惑星のつまんなさはキャラクター性のペラペラ感と相まって正しく機能してたけどww

『スプリット』

敬愛するシャマランの作品で初めて嫌いになった作品。

マイケル・ジオラキスの撮影を持ってしてもマカボイの下品な所作は耐えられずか…。アップへの無頓着さは『10 クローバーフィールド・レーン』と良い勝負だけど被害者描写の救いの無さで後味の悪い分、こちらがウンザリ度は上。

今までの監督作全てを狭い世界に押し込めてしまったのが何より辛い。どれだけ閉鎖的な状況や心理的世界を舞台にしても、映画が終わっても、そこから無限に広がり続ける物語を想像させてくれた紡ぎ手はこれで死んだ……、と見るのは早とちりか。

プレストン・スタージェスで銃撃と言えば『結婚五年目』の車内クレーン射撃場面だろうな。『バシュフル盆地』と対極に位置する一点豪華主義的ドンパチの狂気。

DVD『バシュフル盆地のブロンド美人』

ケツ撃ち100発100中女のイカれた教員物語。最高!

『フリー・ファイヤー』に負けずとも劣らない不毛な大銃撃戦をプレストン・スタージェスが軽快に演出。お得意のクド過ぎる反復ギャグも手伝って銃撃の快楽さえ肯定して描いてる分『フリー~』より悪質かもwww

ベティ・グレイブルとシーザー・ロメロの愛憎入り混じった殺人計画(ベティの一方的な殺意の片思い感よ!)も反復して描かれるが、これがまたコメディとしてもサスペンスとしてもベラボウに上手い。

冒頭のサルーンの歌唱から銃撃までの移動撮影、教室内でのコテコテな照明での場面転換……たまらん。撮影のハリー・ジャクソンはこの後も『彼女は二挺拳銃』や『女海賊アン』など女性主演の佳作に参加していてこの手のジャンルはお手の物。まあ『バンド・ワゴン』の人ですしね。

ジミー・ウォング先生が仕事中、倉田 保昭や合気道ババアに襲われる『ドラゴンVS不死身の怪婆』も素敵なタクシー運転手映画です。

一番好きなタクシー運転手映画は名取裕子のⅤシネ『夜のストレンジャー 恐怖』。

見れば視聴者の性別問わず男性不信に陥りそうになるサスペンスの傑作。

何かと気にかけてくれる清水健太郎まで気持ち悪く見えくる長崎俊一演出がヤバい。俳優:黒沢清の意味不明なカッコ良さも見どころ。激しくDVD化希望!!

youtube.com/watch?v=KVduIlQKWP

『ほん呪71』の「かくれんぼ」は良いですよね~。

観てはいけないものが最初から画面を右往左往してること。

いきなり異界(見た目はどう見ても平凡な風景なのに!)に撮影者と視聴者を巻き込むあの声。

バーバー さんがブースト

かくれんぼ、と停電はゾッとした
停電は、「観てはいけなもの」が映ってしまった恐怖

心霊DVD『Not Found 31 -ネットから削除された禁断動画-』

「UFOと交信する男」で脱力路線をそれなりに維持しつつ、堅実な取材素材で真面目な仕上がり。

人気キャラ杉本氏は、古賀氏らの直接的お弄りが鳴りを潜めた分、ガチモンの恐怖に巻き込まれる「心霊ホテル」前後編で大活躍。こちらも撮影が実に見事だった。霊の覗き見るような所作に対応した隠し撮りアクションの共鳴が本作の白眉。

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映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。