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映画館休館になってる首都圏のみなさまどうぞ~。
お料理帖 息子に遺す記憶のレシピ
10時からの回を見に行ったら、貸切だった(^^; じみーな韓国映画を、平日午前中から見ようという人は少ないらしい。
原題は「母さんのノート」。
なんか邦題が画面に出た記憶がないんだけど?
お母さん最後まで生きてるのに、この邦題はねぇ。
主人公のおばあちゃんの服装が、「あー、わたしのおばあちゃんも、こういうかっこしてた」と思って、なつかしかった。
現実には、この主人公の年代だと、わたしの祖母じゃなくて母と同世代だが、実母はおしゃれなので、こんなババ臭いかっこうはしていない。
韓国の垢抜けないおばあちゃんはこんな感じなのか、おばあちゃん的スタイルという記号なのか。
感情の流れがていねいに描かれていて、無理なところがなく、すんなり物語の世界に入っていける。
おばあちゃん同士の友情とか、けっこう泣けるわー。
しかし、ほんとにバカ息子だ、これは。「優しくされたことない」とかいって、大学院まで出してもらって、いまでも世話になりっぱなし。そりゃ、女手一つで子供を育てたら、きりきりしてどなってばかりというのも当然だよ。
地味だけど佳作。
LION 25年目のただいま
Netflix で。
食うや食わずで、母は重労働の石運び、兄は貨車から石炭を盗んだり、なんだかいろんなことをして生計をたてている。
家がそんな状態でも、5歳の主人公は、母と兄の愛情がたっぷりで、満ち足りた表情なんだよね。
まだ小さいけど、家族の役にたちたくでしょうがない、ほんとにいい子。
回送される客車にとじこめられ、1,600キロも移動してしまったというのだから、びっくり。インドは広いわー。ついた場所では、言葉も通じない。
タスマニアに住む白人夫婦にひきとられて、この人達がまたいい人で、りっぱに育つんだけど、家を離れたある日、なにかにとりつかれたように生まれた場所を探し始める。
欧米に養子にいったアジア出身の子供たちは、おとなになって親を探すことも多いと聞くけど、育ての親に遠慮してできない人もたくさんいそう。
月並みといえば月並みなんだけど、音楽がとてもよい。
親や妹と再会できて、よかったね、といい気分になって見終わるところで、最後に画面に映し出される文字列に、衝撃が待っている。
主人公が何度も見る兄の幻影の姿。その意味がはっきり見えてくる。
パラサイトのあの主人公の家族は
あ、韓国では成人したら父には敬語使って話すのがふつう。母にはそうでもないけど。
他人に向かって自分の親のことを表現するときは、全部敬語。
そこは、日本語と違うのでちょっと注意が必要。
マレフィセント2
映画館で見損ねたもの。
Amazon でレンタルした。
これけっこう好きなのよね。
正直、あの小娘は気に入らないし、ストーリーもいまいちなんだけど、アンジェリーナ・ジョリーのたたずまいがよい。
自分の同族がたくさんいることを知ったときのマレフィセントの表情がすばらしかった。
ほとんど仮面のように無表情で、笑顔だとめっちゃ違和感あるんだけど、それでもこういう感情表現できるのねぇ。
闇の妖精たちのデザインがかっこいい。
マレフィセントを助ける仲間が、どっかで見た顔だなぁと思ったら「それでも夜は明ける」の人でした。こちらも好演。
ミシェル・ファイファーは、あまりにはまりすぎ。王がバカっぽいのも、アニメの眠れる森の美女のキャラそのまんま。
映画は劇場で見たい。韓国映画多めです。
http://yhlee.org/movies