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お料理帖 息子に遺す記憶のレシピ 

10時からの回を見に行ったら、貸切だった(^^; じみーな韓国映画を、平日午前中から見ようという人は少ないらしい。

原題は「母さんのノート」。
なんか邦題が画面に出た記憶がないんだけど?

お母さん最後まで生きてるのに、この邦題はねぇ。

主人公のおばあちゃんの服装が、「あー、わたしのおばあちゃんも、こういうかっこしてた」と思って、なつかしかった。
現実には、この主人公の年代だと、わたしの祖母じゃなくて母と同世代だが、実母はおしゃれなので、こんなババ臭いかっこうはしていない。

韓国の垢抜けないおばあちゃんはこんな感じなのか、おばあちゃん的スタイルという記号なのか。

感情の流れがていねいに描かれていて、無理なところがなく、すんなり物語の世界に入っていける。

おばあちゃん同士の友情とか、けっこう泣けるわー。

しかし、ほんとにバカ息子だ、これは。「優しくされたことない」とかいって、大学院まで出してもらって、いまでも世話になりっぱなし。そりゃ、女手一つで子供を育てたら、きりきりしてどなってばかりというのも当然だよ。

地味だけど佳作。

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