@batman_736 激しく実写化やめて欲しい。←老害発言
『運び屋』の感想です。 (2/2)
この映画で気持ち良いのは、ハイウエイを走っているシーンだけだよ。歳取るにつれて楽しいことは減っていくんだよね。でも「将来は自分もこうなるんだ」と色々と考えさせられました。
地位も名誉も金も、歳とれば何の価値もなくなるんだぞ。ハリウッドで成功の頂点を極めた、あのクリント・イーストウッドでさえそうなんだから間違いない!
しかしながら、もう少し盛り上がるシーンが欲しかったです。すみません。贅沢言い過ぎですかね。
https://eigakansou.life/%e9%81%8b%e3%81%b3%e5%b1%8b/
『運び屋』の感想です。 (1/2)
ヤクの運び屋の映画というと、ド派手なカーチェイスや銃撃戦を期待してしまうでしょ?もちろん、そんなものはありません。そこにあるのは、自らの人生を後悔し続ける老いてやつれた人間だけ。これがイーストウッド映画。
リタイアした人には感極まるものがあるのかもしれませんが、私自身はイマイチ乗り切れず、という感じ。でも、イーストウッドの映画ってそうなんです。ピンポイントで客層を狙ってくる。もっと歳取ってから見直してみたい一本でした。
若い人向けにオススメする時にどう語ろうか?と考えました。誤解を恐れずに言えば、リタイア後の老人生活を体感する映画だと思いました。とにかく地味。劇中、音響も派手なシーンも特になく、ただただゆっくりとした時間が流れる。イーストウッドがヨタヨタと歩く姿がやたらとリアルでした。だって、演技じゃないからね。笑
山本五十六 2011年版
正直期待してなかったのですが、
役所広司の芝居が良いので、最後まで観られました。芝居でなんとか持っている、という印象でした。ダサい過剰演出もそんなにありませんでした。田中麗奈が出てくるたびに、若干イラッとしましたが・・・。
テーマとか史実とか忘れる事にして、完全にパラレルワールドな世界の山本五十六(役所広司の芝居)を観ることができれば、大丈夫でしょう。
その反面、山本五十六、、、五十六個人というよりも、海軍が良く描かれ過ぎ・・・というよりは・・・切迫感やら緊張感やらが伝わってこない・・・。出てくる人みんな良い人だし。この原因は芝居ではなくて、脚本にあると思う。脚本が弱い。戦争の怖さ、政治的な駆け引き、サスペンス、バイオレンス、関連するエピソードが無いんだよなぁ。過剰演出はいらないけど、エピソードはもっと盛って良いと思う。
歴史家の間で決定的な海軍の失敗として批判されているのは、ミッドウェーでの敗北よりも、南方への無謀な戦線拡大。ガダルカナルでの大敗などは、まさにそれ。海軍の戦略・戦術的な失敗。次はガダルカナル周りのエピソードを盛り込んで欲しい。<=中二の妄想
@josejose 確かに地に足のついた映画でした。続編作るなら、宇宙ホラーやって欲しいですね。
@yoshi49 確かにそうですね。2001は、解説なしだとわけわかんないですからね。
@josejose 意外と安い・・・(?)ですね。
『グリーンブック』の感想です。 (3/3)
「万引き家族」は「コミュニティがない日本の社会構造マジやばいっすよ」という映画だとすると、「グリーンブック」は「たとえ地位・金・名誉があってもコミュニティに属していなければ無意味っすよ」という映画だと思いました。
本作がアカデミー作品賞を獲ったことは、白人の救世主問題批判されているようですが、白人とか黒人とかあまり関係がないような気がしたけどな。
https://eigakansou.life/%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%83%96%e3%83%83%e3%82%af/
『グリーンブック』の感想です。 (2/3)
このシーンは凄かった。音楽もアクションも台詞もなく、たった数秒間だけのシーンにも関わらず。
この映画、中盤までは人種問題がテーマっぽいです。しかし終盤「ドクター・シャーリーが南部へのツアーを行った動機」が示され、「あー、そっちが本当のテーマだったのか」という風に思ったんですよね。
劇中、トニーの家に集まるイタリア人達が超貧乏で、超頭悪そうで、黒人を完全に見下しているんだけど、とても楽しそうだし良い人達なんだよね。(まぁ多分、黒人に対する偏見を持っているだけで、根っからの黒人嫌いという訳ではないらしい。)
反対に、ドクター・シャーリーは、超金持ちで、超頭良くて、人に対する尊敬の念に溢れてるんだけど、すんげーつまんなそうにしてる。
ドクター・シャーリーに無いものは、コミュニティなんだよね。
これが「万引き家族っぽいなぁ」と思った理由です。
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『グリーンブック』の感想です。 (1/3)
ビゴモーテンセンが四六時中何かを食いまくる映画です。というのは嘘です。凸凹コンビのロードムービー。ドッカンドッカン爆笑するわけじゃないですが、この世界って良いな、と思わず笑みがこぼれました。
あとこれ、クリスマスに観たかったなぁ。。。悔。
この映画は人種問題を扱っているのですが、正直なところ、僕はあまりそのテーマ性を強く感じませんでした。むしろ「万引き家族」に近いテーマ性があるような?気がしました。
1番好きなシーンは、旅の途中、クルマがエンコして農園の横に停車するシーン。ここだけ音響がピタッと止まる。農園の虫の音だけが聞こえる。開かれた視界の先では、黒人労働者が草刈りをしている。黒人労働者とエリート黒人ピアニストであるドクター・シャーリー、両者のコントラスト。
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