『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』ともかく序盤の、エリックのナチ残党狩り="マシュー・ヴォーンの007"が好きすぎるんだよな…アルゼンチンのくだりが最高潮かなーと思ってたけどその後の海上シーンもやばいね(音楽まんまだし、分離する潜水艦とかさぁ…もう…)
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』また見ちゃった。多分一生見返せるな…
『昼顔』徹底した運動への執着、文字通り全て網羅してやると言わんばかりの異常さ。座る、立ち上がる、走る、階段を駆け上る、転ぶ、抱きかかえる、踊る、飛び降りる、横たわる…
ドラマ見てないので的外れかもしれませんが、『昼顔』に内在するモチーフであるところの「虫」を、生(命)へと向かう運動を誘うものとして登場させて、それに反して自らの意思による動きは死へと向かうものとして描いている
『昼顔』、とんでもないな。"西谷弘の『岸辺の旅』"じゃん。しかも深津絵里より上戸彩の方が料理しまくるし(胡麻をするだけじゃない!)、バスは勿論のこと、電車や車、自転車にサーフィン、車椅子まで出てくる!
『昼顔』細部まで狂気が充填された映画。見ていて気が狂いそうになる…
ホアキン見ても、マイケル・シャノン見ても、ケイシー見ても、ジョシュ・ブローリン見ても、(謙さんがガス・ヴァン・サントの映画に出てるのを見ても笑)日本なら役所広司だよなぁ…と思ってしまうのは単にファンなだけなんだろうか
『パトリオット・デイ』アメリカは、そのような形を持たぬ、遍在可能な、すでに内部に入り込んでいる(リストは全てチェック不可能だし、何よりもそれはアメリカ人の姿をして、別のアメリカ人へtextedすらしている)ものに対して"自衛"することなどできるのだろうか
『パトリオット・デイ』それが端的に示されてると感じたのが、ある人物がヒジャブ("覆うもの")を取り外すシーン。彼女が語った言葉が疑わしくなるのと同時に(『ブリッジ・オブ・スパイ』の泣きじゃくる妻から軍人への"変身"を想起)、もう1人の人物のゆるがなさ(彼女は外さない)を示す
『パトリオット・デイ』目の前を覆って、道行を塞ぐものを突破する、という行為。それが、実体を持つ物質であれば、蹴飛ばしたり、車で弾き飛ばしてしまえばよい。しかしそれがもし、形を持たぬ、精神や思想のような(幕のような、布のような)ものであったなら、果たしてそれは可能か?
『パトリオット・デイ』しかし、「権利の読み上げはいらない」とか「戒厳令に近い」とか、恐怖の尋問シーン(「弁護士を呼んで」に対する"no rights")など、かなりやばい橋を渡ってるところ(とそれに対して一応の疑問を呈するところ)は描いてはいる。めちゃくちゃ繊細な描写で、ともすれば許容せよと言ってるような取れなくもない。ボストンは(最後語られる通り)DEFEND=自衛の街なのだと
『パトリオット・デイ』というか、ピーター・バーグは、本来ならば英雄的に主人公を描くことも可能であるべきところを節制しているとすら思えてしまう(それが例え事実でないとしても…という注釈すら不要だ本来は、映画なのだから)
『パトリオット・デイ』マーク・ウォールバーグ演じる人物は一応の主人公として描かれるけど、今回もやはり(それはサリーやエドワード・スノーデンと比べると、だけど)ヒーローとして劇的(かつ過激な)活躍をするわけではなく、起きた"事件"をただただ受け止めるしかできないでいる
『パトリオット・デイ』は、例えば『ハドソン川の奇跡』や無論『スノーデン』と並置したとしても、それらの作品と比べて事実との距離というか事実の取り扱い方が常軌を逸してると思った。同じボストン物としてより根が深い("敵"は"悪魔"でもないし、外部から来たものでもない)『スポットライト 世紀のスクープ』と比べるとさらに異常だ…いやむしろ、「スポットライト的」ではないからこそこの造りなのかもしれないな
『パトリオット・デイ』、『スノーデン』と同じようにケネディの写真が現れたと思ったらまさか"終わり方"まで同じとは…
《「彼女」がなぜ「私」の前から姿を消したかといえば、それはおそらく物語を一時間三十分たらずの時間に収めなくてはならないというフィルムの経済的な理由が大きかったからかもしれないが、「彼女」にあたえられている謎など実のところどうでもいいことで、ただ、「彼女」は手がかりになる何か少しずつ残して姿を消してしまう。》金井美恵子「シテール島への、」(『カストロの尻』所収)p124
廣野由美子『批評理論入門』巻末の参考文献欄に、ケネス・ブラナー版『フランケンシュタイン』のシナリオが挙げられていて、ブラナーの監督作の奇妙な系譜に俄然興味が増した
金成隆一『ルポ トランプ王国』で所謂社会保険について触れられる箇所があり《大企業だから独自の保険を運用》してると語る人が出てくる(p98)。ジェフ・ニコルズ『テイク・シェルター』にも、この企業独自の保険というものが登場する(社保の優劣みたいなものが存在してることがわかる)
『聖の青春』、製作にRIKIプロジェクト入ってるんですが…(エンドロールにも"竹内力"の文字が)
『聖の青春』東出くんのかけてる羽生さんの眼鏡、ちゃんと度が入ってる
映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。