《「彼女」がなぜ「私」の前から姿を消したかといえば、それはおそらく物語を一時間三十分たらずの時間に収めなくてはならないというフィルムの経済的な理由が大きかったからかもしれないが、「彼女」にあたえられている謎など実のところどうでもいいことで、ただ、「彼女」は手がかりになる何か少しずつ残して姿を消してしまう。》金井美恵子「シテール島への、」(『カストロの尻』所収)p124
映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。