『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』スピルバーグが(『マイノリティ・リポート』『宇宙戦争』で)見出した機能としてのvacant、"見る人"、そして"魅入られる人"、であるところのトムの本領発揮(「瞳」のモチーフ)

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』感想:2017年ベスト1。トムは絶対に間違えない。何故なら"映画の神"だから(ガンギまった目で)。もう2017年はあとトランスフォーマーだけ見たらいいかなあ………………ああ、スター・ウォーズ、そんなものもあったっけ…

『ハクソー・リッジ』の、ある攻撃行為がデズモンドにより反復され意味を変換される、ことについて考えたい。おそらくそれは、史実によって戦場シーンでは描けなかったことの代替としてあるはず

そして、これらを見ている私はグリフィスを知らないので終了ですね😂

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《フランソワ・トリュフォーはリリアン・ギッシュに捧げた文章で次のように述べている。「女性の出ない映画ほど悲しいものはない。わたしは戦争映画は嫌いだが、兵士がポケットから女性の写真を撮りだして見つめる瞬間は別だ。(…)」(…)ギッシュのクロースアップの多くは実質的に肖像写真と同じ位相に置かれているからである。(…)このショットは、観客の想像的な参加を拒むかのような絶対的な距離の彼方にある。(…)その究極的な先には、ばらばらになった登場人物たちがそこで再会を果たすどこでもない場所が開けている。》(三浦哲哉『サスペンス映画史』p56-57)というのを読み、まさに『キャスト・アウェイ』で繰り返し登場する写真の入ったロケットを思い出す。これこそまさに《再会を果たすどこでもない場所》になっている。
それに、『ハクソー・リッジ』にも同種の写真が登場する…が、それが上記のような機能を果たしているかは疑問だが、とりあえず、ゼメキスも、まさかのメル・ギブソンも、グリフィスを"知っている"

『キャスト・アウェイ』決定的に何かが損なわれてしまいもう復元不可能な男の物語…ゼメキスは文学だなぁ

『キャスト・アウェイ』ファーストカットから良いからやっぱドン・バージェスなんですよ

ジョナサン・デミとゼメキスの作品でアカデミー主演男優賞とってるトム・ハンクスは最高だなあ

『ハクソー・リッジ』ヴィンス・ヴォーン演じるハウエル軍曹が、新兵に無理やり"グール"とあだ名をつけるシークエンスを、ドスはコメディと捉えて、よりによって戦場で負傷した当の本人との間でそのやりとりをずらしつつ反復する。そしてそこに笑いが生まれてる

BTTFを見返してみて、今まで2が一番好きだったんだけど、今回は3が一番面白いと感じた。終盤の機関車のシーンの、暴走列車ものの変奏(2重の"救出")になっているところとかすばらしい

『ハクソー・リッジ』もちろん常に、果たしてこれは笑っても良いのか?という問いとのせめぎ合いではあるわけだけれど…でもこの笑いは嘲りではなくて遁走なんだと思う

『ハクソー・リッジ』笑う要素無しってほんとすごいな…だってヴィンス・ヴォーンが新兵を鍛える軍曹役なんだよ!?どう考えても笑わそうとしてるじゃんか

『ハクソー・リッジ』崖という場所が倫理のedgeになる…んだけどよく考えたらそんな場所はいたるところに存在していたんだろうな

『ハクソー・リッジ』見ると、こんなこともう二度とやりたくない…ってなる

『ハクソー・リッジ』ヒロイックとか美化とかもちろんあるけど、1人の狂人が制度の中に飛び込んでいってその制度を相対化してしまうが実はその振る舞いも制度は許容してしまう(この国は成り立ちから狂ってる!)しそもそも究極の狂気たる戦争は揺るがないという恐ろしさが描かれててとにかく最高

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