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パレスチナ36鑑賞。 

今なお続く諍いのその発端。知ってたけど、ほんとイギリスがカス。その老獪さと、結局考えてるのは自分のこと(自国の運営)だけなんだな…という絶望感。子どもの視点が入ってるのがまたしんどいし、ドラマチックでつい気持ちが入ってしまう。序盤だったか、女性たちのデモ行進もあって、フランス革命みたいだなと思った。
エンディングのバグパイプが気になる。

遥か東の中心で鑑賞。 

映画作り×(映画の中身と共通のテーマの?)家族からの逃走×マヌケなの絵画盗難計画。西洋人の考えることはわからん!(うちのおばさんでも描けるぞ?)な西洋のモダンアートに対するコメントに笑ったけど、それはそうと冒頭とラストのアニメーションがちょっと印象派みたいなタッチなのも面白かった。
作中で制作中の映画も父親が娘を殺す話で、冒頭のアニメーションもそうだったり、自己犠牲の彼女のラスト(空想?)がああいう感じなので、アニメーション部分が作中作なのか現実なのか境界が曖昧で不思議な感じがした。
シリアスとコメディの振れ幅が大きいの、私は嫌いじゃない。

雌鶏鑑賞。 

一羽だけ毛色(羽毛色)の違う雌鳥が出てくるせいか、人間の生活と鶏の考えに実際には何の関係もないはずなのに、妙に思慮深い?哲学的な?鶏に見えてしまって、それは私が勝手に主人公の鶏に(人間の)感情をのせてしまっているだけなんだけど、そういう自分の見方も含めて面白かった。単に動物の動きと人間の反応が笑えるのももちろんあるんだけど、1日の最後にしては眠くならずに楽しく見れた。
脱走計画…何度も失敗するけれど〜という盛り上がりにボレロが使われていて楽しかった。最近よく遭遇する。

ポンペイのゴーレム鑑賞。 

映画というか、舞台の収録。難解ーというのと、まぁ普通に疲れていたので、だいぶ寝てしまった…。映画が悪いんじゃなくて完全に私が悪い。
いろいろな言語やコミュニティに属して迫害されてきた歴史。

老人と車鑑賞。 

老いる。様々なものを手放していく。閉じていく世界で、偶然出会った他人と、お互い深い話をする。妻への思い、毎日車を洗う。妻の体を洗った思い出。そういうものが重なり合う作りが丁寧でよかった。
息子と娘、介護・ケアやお金の問題も、ちょっと方向や重さがうちとは違うんだけど、孫の立場で色々やったことがあるので個人的にいろいろ思ったよね…。

私はフランケルダ鑑賞。 

私の物語は私が書く!と、生き抜くためにフィクションが必要とされる話のミックス、それに円環構造なんて、嫌いになるわけない。クリエイターの命を素材にできているみたいな映画。ティム・バートンがネバーエンディングストーリーを作ったらこういう感じなんじゃないかみたいな絵面。グロかわいいヴィジュアルもストップモーションもだし、悪夢だって悪いものじゃないってストーリー自体も。そこにメキシコっぽい(?)カラフルさも加わって、目にも楽しい。

波鑑賞。 

とにかく怒りのパワーが強くて圧倒された。けれども、抗議活動によって、また活動した後の、被害者が責められたり、フーリアの気持ちが置き去りにされて戸惑ったり苦しんだりというのも描かれていて、大変重みのある映画でもあった。
家父長制に対抗、シスターフッド。他人の証言を集めるうちに気づいた自分の気持ちと、相反するような"被害者"になりたくないという気持ち。フーリア個人の問題としては決して勝利とは言えない結末。もやもや?不安になるたび?くっつけたガムが、最後に文字通り爆発するのがなるほどなーと思ったし、なんならもっと爆発してもいいと思う。
不思議の国のアリスみたいだなーと思っていたら、監督も後からそう言ってた(不思議の国のアリスのように寓話的・抽象化した物語にした〜)し、そういう表現として他人の行動に振り回されたり、自分の思考に迷い込んだりのファンタジー部分?も面白かった。

マザー鑑賞。 

マザー・テレサ。前半ちょっと疲れが出て、寝てしまった…。まだ誰もが知る「マザー・テレサ」ではない頃、その野心の始まりを描くっていうのがまず意外だったし、監督が彼女に見ているものが反逆児・自由・パンク精神という話も面白かった。
ヨルゴス・ランティモスの映画みたいな変なダンス?シーンがあった。
監督のQ&Aで「あの小麦粉を吹きかけた子どもは彼女が本当に欲しかったものかも、本当は母親になりたかったのかも、あるいはあれは誘惑・悪魔なのかも。彼女は野心を優先したのだけれど」というような話をされていて、弟子にあたる若い方が自分にはない経験をしているのと、誘惑や悪魔かもしれないし〜みたいな内容に『薔薇の名前』も思い出した。

ガールズ・オン・ワイヤー鑑賞。 

ファン・ディーだってできる限り従妹の力になっていたし、家族にも援助をして、体を削って頑張っていたのに、ティエン・ティエンのことで責任を感じてしまうって、気の毒。というか、それぞれに頑張ってあの生活から抜け出して、まともに生きてきたはずなのに、カス男のせいで台無しになる人生が本当に気の毒…。

マリア・ヴィトリア鑑賞。 

サッカーが嫌いではないし、父親のことも嫌いではない。でもおばあちゃんたちの歌に混ざったり、メイクをして貰ったり、それに自由奔放に生きるテレサ。そういう女の子の世界に心が浮き立つ。その表情だけでこの作品を観た甲斐があったなー!と思う。
外を見てきて、自分よりずっと自由で、今生きることを教えてくれる兄との再会。だけど本当はみんな自分のことしか考えていないのかもしれない。狭い世界で、時に揺らぎ苦しみながらも、強く前を見据えるマリアがとても印象的だった。

ファンファーレ!ふたつの音鑑賞。 

シンプルで分かりやすいし、笑いと感動のバランスもとても良くて、本当に面白かった。
ユーモラスでありながら、何もかもうまくいくわけじゃなくちょっとビターにまとめているところにとても好感が持てる。
キャスティングの妙。世界的に有名な指揮者というだけでなく、作曲や後進の指導なんかもこなすマルチに才能を発揮するティボの、いかにも線が細い天才っていう見た目、育ちのよさそうな物腰の柔らかさ。一方ジミーの学がなくて武骨で一見ぶっきらぼうだけど、仲間想いな良いやつ感。二人ともピッタリだった。
特に好きなのは、ジミーの部屋?で会話するシーン。まったくの他人同士だったのに、音楽を通してジミーを知ったティボがすごく優しい顔をしていて、そこにぐっとくるし、待たされてるタクシーのクラクションも面白くて最高だった。
たしかにあたたかくて面白いけれども、その中に、育った地域や経済状況で生じる格差や、大企業とそれに頼って生活してる地域の問題だったりが物語の中に自然に織り込まれていて、そういう点でも見ごたえがあった。

イルマ・ヴェップ鑑賞。
私にはちょっと早い概念だったな(よくわからなかった、とも言う)。マギー・チャンは(もう1人のフランス側の女優さんも)たいそう魅力的なんだけれども。
映画内の監督の「こうじゃなきゃダメなんだ!」がものすごくフェティッシュ。性格・傾向の意味でも性的嗜好の意味でも、性癖に正直だなぁ。と思っていたら、マギー・チャンとこの映画の監督が結婚していたと知って、性癖に正直だなぁ!と思った。

見はらし世代鑑賞。 

話自体は難しいわけでもないんだけどよくわからないところも結構あって、一緒に観た夫とああでもないこうでもないと観終わってから話した。むしろそっちが楽しかったかもしれない。あんな場所の電球がどうしても落ちてくるなら、最初から外しておけ(元も子もない)
若い監督云々というのは知っていたので、何かこう新しい話が観られるのかと思ったけど、そこは割とよくある感じ。ただ、余白?景色?が多い映像、空気感は綺麗だった。
3人が持つ「あの日」のわだかまりを、妻?に直接?謝る父親、姉に話す弟、他人になら口に出せる姉というのが面白かった。

ひゃくえむ。鑑賞。 

100mに人生すべてをかけてる人たち。小学生や中学生にして達観しすぎてる奴らばかりなので運動音痴の私にはちょっとついていけない気持ちはおおいにあるんだけど、その分、そういう人にしか見えない景色ってあるんだろうなーとも思う。大人になった戸樫くんが会社でヘラヘラって笑うところ、そういう大人になったかぁ…感がリアルでなんか胸がキュッとなった。それでも!それでもやっぱりそのたった10秒前後にすべてを注ぎ込み、良い顔するのってかっこいいなぁ。
雨の使い方や、心の揺らぎや高揚がそのまま画の揺らぎになるところ、アニメだからこそできる表現が楽しかったし、音楽や走る音もかっこよくて、観てて気持ちよかった。
声がツダケンだからつい注目しちゃったのだが、海堂さんが"現実"を打ち負かすところがすげーかっこよかった(口だけのやつじゃなくてよかったとホッとしたのもある笑)

ハウス・オブ・ダイナマイト鑑賞。 

こんなことが起こった時、こういう動きをするんだーというのや、この時各々何をしていてどう考えていたかを観るのは楽しいし、緊迫感もすごいんだけど、迎撃が2発失敗して、わりとみんな諦めモードに入るのでギリギリまで粘ってなんとかするんじゃないのか!と思っちゃうのは私がエンタメに振った大作映画の見過ぎなのかー😅
果たして報復が正しいかどうか/今どう行動すれば良いのかみたいなことを観た人に投げかけてるってのはわかるんだけど(この作品に限らず)そういう終わり方ってちょっとずるいと感じる。正解でなくてもいいから、作った人の終わらせ方を見せてほしい。

アフター・ザ・クエイク鑑賞。 

焚き火の話は好きかな。なぜか特にグッとくるものはなかったんだけど、去年観た『めくらやなぎと眠る女』の実写化みたいな感覚で観れたのは面白かった。ふーん、その人に岡田将生/橋本愛/佐藤浩一etc...の顔がつくのかーみたいな。あとカエルくん。ふふふ。カエルくんが実写になってるー😆歩く時ペチャペチャ音がするのも好きだし、ネカフェでドン!って壁叩いた時に片桐さんが音大丈夫か?みたいにキョロキョロするのもとても好き。

Mr.ノーバディ2鑑賞。 

適度に力が抜けててバカで派手で、金曜日の夜にはちょうど良かった。お母さん、射的で銃を構えた時の安定感がただものじゃなくて素敵。最後、オオカミ?は当然として、しれっとレンディーナのワンちゃんまで引き取ってる?のも良かった笑
Come Out and Playがかかってたよ!The Offspring大好き😆レンディーナが変に踊ってるシーンがあったりしたから大物なんだろうなーとは思ってたけど、エンドロール観るまでまったくわからなくてシャロン・ストーン⁈⁈⁈『氷の微笑の』のあの⁈⁈⁈ってなった。

ワン・バトル・アフター・アナザー鑑賞。 

めっちゃ笑ったし、親子愛いいね!って、全然違う話なのにわりと『ザ・ザ・コルダの〜』と感想が似てしまう。あちらはあちらで面白かったけど、こちらは画質というのか、映像の雰囲気や演技が真面目なのに、面白いことしようとしてないのにギャグになるみたいなところがあって、ああいうのってとても好き。暗号のくだりとか繰り返しすぎてうっとおしいけど笑っちゃう。飄々としたセンセイのキャラも良かった。
戦う人間の血、それが受け継がれる戦う女の話で、ついでに終始翻弄される男の話というのもなんか面白かったな。

バード ここから羽ばたく鑑賞。 

なぜか勝手に、あまり好きな映画じゃなさそうと思ってた(子供の生活が過酷なだけな映画と思っていたから?)んだけど、終わり方が結構好きで泣いてしまった。
生きるために必要なファンタジーというものが、たぶん私は好きなんだと思う。バードの翼がまるでベイリーの守護天使のように見えた。天使がいたとてこれから先、彼女の生活が劇的に変わったり、幼い弟妹が簡単に救われたりなんてきっとないけど、それでも大丈夫だと信じたい。心配しなくても大丈夫って、誰かが彼女に言ってあげてほしいし、心配しなくても大丈夫になってほしい。
父親もまあまあなろくでなしなんだけど、もっとクズでカスな奴が出てくるから、家族思いだし悪い奴ではないんだろうな…とか相対的に良い大人に見えてしまう。そういうところもずるくて上手くて悔しい。

ファイナル・デッドコースター鑑賞。
相変わらずですねー👍だが、今まで爆発とかいろいろあっても死ぬのはそのグループの人たちだけだったのに、最後のだけちょっと他にも死んでそうでルール的に美しくないなぁ…いや、今さら美しさとか別にないんだけど。十何年ぶりかに見て、今回覚えてたのは日焼けサロン死。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドって、ハントレスちゃんの時にかっこいい女優さんだー!(初めて見た)と思ってたけど、ここで見てたわ…髪型も違うし全然違って見える。

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映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。