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バティモン5 望まれざる者鑑賞。 

怒りの物語。貧困層の移民がスラムからすら追い出される、その出来事の苛烈さももちろんだけれど、強く頭に残ったのは何でもない押し合いくらいのことがちょっとしたきっかけでピリつくという表現。たとえば警官がヘルメットのガードをおろす仕草。あ、今ムッとしてる…と思った時にはもう空気が怒りに染まっている。あまりにもな横暴に、「暴力で解決するのは良くない」と思う穏健な私が「でもあいつらマジムカつくから車も家も燃やしてやろうぜ」と思う過激な私にちょっと負けそう。映画としては市長(行政)と市民の対立だけど、そもそも社会の構造があのエリアをスラムにしてしまっていて、そこを解決することって、簡単ではないだろうなぁ。アビーあたりは解決の糸口を見つける思考を持てそうなのだけれど。映画の中だけの問題ではない、とつきつけられる現実の重さも感じる。

チャレンジャーズ鑑賞。続き。 

まぁでも個人的には(映画が長かったのもあって)人生全部をテニスに費やしてる人たちが、その全てを賭けてやるような話か?とは思っていて、そこを映像と音に誤魔化されている気がする。なんかかっこいいなー、と。『ウェストサイド・ストーリー』でものすごく注目したマイク・ファイストがメインだから、さらに上乗せで誤魔化されてる。まあいいや!

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チャレンジャーズ鑑賞。 

略奪愛とhome wreckerってちょっと意味が違う気がする…と、予告の印象と違ったなという意味で思った。アートとパトリックのカップル(ではないけど)を引き裂くタシという三角関係。でもある意味単純な話を描くには冗長…?かっこよくキメた音楽とスローモーションも多用されるとこれギャグなのかな?みたいな気持ちに…。
タシは本気のテニス、予想もできない結果、コントロールできないものへの欲望がある。プレイできなくなった今、テニスも生活も夫婦のパブリックイメージもコントロールしているから、何を押したり引いたりすれば彼らが思い通りに動くかを計算しているように見える。最高のプレイを見たい欲求のためだけに、二人を利用する。自分の何もかもを使って。それでも最終的に男二人はタシに利用されることすら気持ちいいんじゃないだろうか。結果がわからないあの最後のラリーの瞬間こそ、三人だけがわかる、三人でキスをした時のような高揚感が生まれたのだろう。倒錯的?フェティッシュ?とはまた違うんだけど、奇妙に捩れた関係はゾクゾクするものがある。

ドライブアウェイ・ドールズ鑑賞。 

たいそう重大で深刻な事件に巻き込まれていそうで、その実クソしょーもないブツを運んでいる、クソしょーもない話。なんだけど、そのしょーもなさは結構しっかり現実の重大さ?を表してもいるのだとも思う。現実に、男も女もわりとしょーもないことにこだわりすぎている。デフォルメというか、"生きづらさ"をそのままのそのもので出すなんて、バカバカしく表現して笑い飛ばす力技。ここまで露骨だと、バカすぎてスッキリしちゃう😂それでも意外とちゃんと(?)、奔放で直情的なジェイミーと頭でっかちでクールなマリアンの友情と、互いに歩み寄るような愛情が描かれていて面白かった。Drive-Away Dykes! 6月に観て良かったー(そうか?)

ブルー きみは大丈夫鑑賞。続き。 

昔も、そしてこれから先のいつかも、さよならも言わずに彼の存在を忘れるのはビーの方なのに、カルのことを思い出してもいないのに、IFは安心を与えてくれる存在であり続ける。なんと健気なんだろう。思い出すだけで泣ける。そしてそれがライアン・レイノルズの顔をしている!😂(少しだけくしゃくしゃ顔のピカチュウを思い出した)
ベンジャミンとIFの面接?就活?・彼の元にやってきたIFも、すごくかわいかった。

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ブルー きみは大丈夫鑑賞。 

イマジナリーフレンドの話で、子ども向けかな…と思っていたのにわりとしっかり泣かされた。オープニングの仲の良い家族の映像とその陰り、そしてお父さんが望むより少々大人びてしまったビーというのが、スピーディーだしわかりやすくて上手いなーと思った。
子どもたちに必要とされなくなってしまった空想の友達という寂しさ、見えなくなっても背中を押してくれる存在であるという優しさ、両方に泣かされたし、何しろカルがよかった。ビーが大人びているのと同様、カルもいろいろなものを諦めて今の彼になったのかもしれない。
『高慢と偏見』に挟まれた栞と、クマIFの話すカルについてでなんとなく予想がついていたので、「もうさよならを言いたくない」とビーが泣くシーンで、ビーがつらさをやっと口にできたことにも泣かされたけれども、大丈夫だと抱きしめるカルの表情にも泣かされた。

容疑者X鑑賞。『容疑者Xの献身』のインド版。 

『容疑者Xの献身』の映画はずいぶん前だけど見たことあって、ほう…インドだとこういう感じかーと思った。インドだとというか、インドでも、か。どこの国でもその国ナイズして作れそうで面白い。
数学教師のなんというのか…堤真一よりずっと…うーん残念なおじさん感というか…やるせない感じ?が、すごく良かった。頑張って練習してもお隣さんと話せないとか。涙ぐましい…。植毛について調べてるシーンなんていたたまれなすぎたんだけど、それすら実は計画の一部で…っていうのとかゾクゾクしたし、友人の刑事が容疑者を彼女から変えた時の「かかった!」という感触が見てて気持ちが良い。風采のあがらないおじさんが、なんならちょっとイケてる刑事を手玉にとるみたいなところも実は面白かった。ガリレオがいない方が(気持ち的に)見やすいw

マッドマックス/サンダードーム鑑賞。
これまた世界観は共通しながら全然テイストが違って面白かった。全体的な完成度は圧倒的に2の方が高いんだけど、マックスというキャラクターを知る?見る?には良かったかなー。いっつも動物連れてるなとか、非情なところもありながらなんだかんだで他人の面倒見ちゃうんだなとか。サンダードームの戦いでとどめをさせないところ、あっ!と思った。ああ、そう来ると、マックスにはできないんだ、って。あの一瞬で無理だってわかるのがすげー。
バータータウンがなんとなくそれなりに文明を感じさせるせいで、「ウェイストランドが主人公であるマッドマックスというシリーズ」のスピンオフを観ているような気持ちになる。ちゃんとマックスが主人公でマックスの掘り下げがされているのに、なぜか余計にそう思う。

ハロルド・フライのまさかの旅立ち鑑賞。続き。 

それをイギリスののどかーな美しーい景色と、なんかバズって乗っかてくる人とかの面白みと共に歩く。一度ホスピスの玄関まで行ったのに入れなくなる気持ち、めちゃくちゃわかるな。

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ハロルド・フライのまさかの旅立ち鑑賞。 

本当に許さなければならなかったのは…と考えると結構泣けてしまった。予告から勝手に、奇跡や希望を求めるコメディっぽい旅の映画だと思っていたところ、結構パーソナルでシリアスな物語だったので驚いた。漠然と信仰とかの話であるよりは、個人の信念や近しい人・あるいは自分を許す話である方が好みなので、そこがは私には合っていたかも。
先日観た『ミッシング』とも少し重なる部分があって、傷ついているに決まっている相手の気持ちが、自分の悲しみでいっぱいになると見えなくなる。わかりやすく感情を表出できる人ばかりではないのに。夫婦なのに。だから、とんでもなくひどい言葉で傷つける。そのせいで25年も仮面夫婦だったハロルドとモーリーン。800㎞の時間と距離はハロルドに必要だったけれど、モーリーンにも必要だった。クイーニーに許されることがゴールではなくて(何ならそのゴールは、そもそもクイーニーが彼を恨んでいないとわかって消失する)喪失に向き合うこと、傷を受け入れて夫婦が向き合えるようになるための旅路だった。

マッドマックス:フュリオサ鑑賞。続き。 

というか、シタデルパートをもっと削ってもなんとかなりそう、と思ったり。とはいっても、怒りの~の時はただの脳筋くらいにしか思ってなかったリクタスにドン引きしたり、嫌さの厚みが増して良かったところはある。
主人公がそうなってしまったという残酷な面…みたいな終わり方とかマッドマックス1作目な感じはあったし、マックスが犬缶食べてるー☺️とか2作目(と怒りの〜の時期に出たゲーム)を思い出したり、そういうのは楽しかった。

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マッドマックス:フュリオサ鑑賞。 

アニャ・テイラー=ジョイ、とてもかわいいイメージがあるので、フュリオサ?大丈夫か?と少し心配だったけど、しっかり怒りと復讐の物語の主人公だった。大きいかわいい目が、顔隠してたりするだけで目つき悪く見えるもんだなぁ(でもやっぱりかわいいけど)
フュリオサを助けるために命をかけた人がいた、それであのフュリオサができていったというフュリオサの背景は面白いんだけど、映画としてはなんか薄いかも…。直前に『怒りのデス・ロード』を見直して評価と期待をあげてしまったのも原因の一つ。まあそれは私が悪いから仕方ないとして、前日譚だからイモータン・ジョーの砦に繋げなければならないのはわかるんだけど、ディメンタスとジャックをもう少し丁寧に見せてほしかった。フュリオサは無口で無骨なマックスの中にジャックを感じたのかもしれないとか、ディメンタスにかけられた呪い「お前と俺は同じ」的な言葉から解かれたかったのかもしれないとか、なんとなく思うのだけれども。だったらせめてあの二人だけでも描写が増えればなぁ。

マリウポリの20日間鑑賞。
これは今の私が観ておかなければダメなんじゃないかと思って別の映画と迷った末、こっちに決めた。
しんどかった…そんなのわかりきっていたけれども。どんどん人が運び込まれてどんどん死んでいく病院の映像もひたすら心が痛むし、市の職員?死体を処理する人の映像も本当にきつい。穴どころかもはや溝。溝を掘って死体袋を投げ入れる、あるいは袋すらなく投げ入れる。たった数日のうちにそうせざるを得なくなるほど、普通の住宅街や病院までも攻撃される。人も荒む。自分たちの街を自分たちで壊して略奪したり。怒りも悲しみも全部記録に残して、決死の思いで送る映像は「フェイクだ」って言われる。だから、生きて、世界に届けなければいけない。そこに生きている人を見捨てても。そういうの含めて、落ち込む。
『関心領域』とセットで観たようなかたちになったせいで、生き延びて届くものがなければ、またそういうものが届き続けなければ、簡単に壁の向こうを見ないふりをして生きられてしまう怖さも感じた。しんどい…。

関心領域鑑賞。 

見終わった直後は、???何だこれ???な感じだったので帰宅中にずーっと考えていた。何かが起きている気配、音や匂い、煙、水の流れ。過激な画はないけれども、苛烈であったことの結果だけはバーンとスクリーンに映る。一体あれは何だったんだろう。
そうしてずーっと考えていて、ふと気づく。誰もが壁の外を見ないふりをして、自分の生活自分の幸せだけを求めた結果があれなのだ。今私の目の前にある世界だって、壁を作って見ないふりをし続ければ、たどる結果が靴の山にならないとも限らない。背筋がゾクっとした。自分の他人事加減にも。

マッドマックス2鑑賞。
おー。怒りのデス・ロードの後に1作目を見て、この1作目から怒りの〜になるの⁈と思ったのだが、2作目も、あの1作目からこれになるの⁈と驚いた。良い意味(?)で。一応説明はあるけど、世界がもはや結構違う気がする。そしてマックスの感じも全然違う。家庭人→復讐鬼を通ったマックスは今や荒野の一匹狼。それでも何かと変なやつに懐かれ?たり、頼られ?たり。この感じ知ってるぞ…と思ったらあれだ、ゲーム版。あれはストーリーや世界観もだけど、マッドマックス2の精神をしっかり取り入れて作ってる、かなり良い出来なんじゃないか。まぁ、レースが苦手すぎてクリア諦めてるんだけど。
あ、映画から話がそれた。とにかく、この世界観はここで完成してるんだなぁというのがすごくあって、めちゃくちゃ良かった。それと、誰の語りなのかわかるところも面白かったー。

マッドマックス鑑賞。
たしか一度見たことがあるはずなんだけど、15年は前なので、私の中ではマッドマックスといえば怒りのデス・ロードの印象が強い。そのため、逆にかなり新鮮だった。砂漠?荒野?じゃない、どころか緑は多いし森と海もある。なんならメル・ギブソンも若くてかわいく見える。警官のレザージャケットがかっこいい。
走るのが楽しくなってきてしまったから辞めたい。走ることや死ぬことより、やつらと同じ側に転ぶ方が怖い。そう考えたマックスなのに、よりによって仕事と距離を置こうとした休暇中に…というのが意外だった。そんな話だったんだー!(ナイトライダーを追い詰めた警官だから家族を狙われたのだと思っていた)
普通にいいやつなマックスが復讐の鬼と化す、そのギャップが凄かった。マックスの非情さ。トーカッターへの復讐もだけど、グースの殺され方に対応しているようなジョニーへの復讐も凄かった。手錠を切るには時間がかかるがそっちを切るなら…。

マッドマックス 怒りのデス・ロード鑑賞。
たぶん、初見の時は派手ー!かっこいー!たのしー!だけで観てた、気がする。はっきり覚えてないけど。
行って戻る物語の良さもあるんだけど、彼女たちの戦いの物語ってことをひしひしと感じた。あたたかい故郷ではなく、全然良い場所でもない。それでも「捨てて逃げる」を答えにしなかった、すげー話だ。別に全然逃げて新天地を探したっていい。でも夢も希望も破れて、今あるものがわずかでも戻って戦う。そういうのが単にかっこいいけどそれ以上に、そこで戦ってそこで生きるしかないじゃん、現実は。この話のすごさってそういうことだったのかーと納得がいったし、映画の外を考えられるようになったのねぇ、私も…などと思った。
あとは、男vs女って話でもなくて、フュリオサや他の女性たちが(そもそもマックスの存在に関わらず砦から逃げ出していたわけだし)その生き様でマックスとニュークスを獲得しているというのも面白かった。

牯嶺街少年殺人事件鑑賞。だいぶ長いから正直なところ全然集中して見られていない…。ので、内容についての感想は書けない。ほの甘い青春…と思っていたらすげー苦かった。
が、1960年代?台湾の話とあって、「返校」を見ているので、少しだけ理解度が上がっている。学校に、先生とは別に教官(軍人?)がいる!とか。

ミッシング鑑賞。 

ものすごくヒリヒリする。ずっと怯えてるし怒ってるサオリ。それに他人の身勝手さにもヒリヒリする。傷つくならSNSなんか見なければいい、それはそうなんだけど。自分にもともとある罪悪感と赤の他人からの心無い言葉の相乗効果で、罰を受けたい/受けなければならない気持ちにさせられるって、本当に嫌だなー。何もかも当てにならない、嫌なパワーがずっとある。そもそもマスコミってそんなに頼りになるものなの?特集組まれるたびに痛い思いばかりしている…何だかなーっていう描写が多すぎて。スナダすら、よくやってくれてそうに見える分よけいにズルく感じる。全然いい人じゃないよ。
あまりにもサオリが鬼気迫りすぎていて「石原さとみの映画だ」と思ってしまうけど、ユタカやケイゴの俳優さんもなかなか良かったと思う。

ガンパウダー・ミルクシェイク鑑賞。
図書館員最高じゃん…🙏😇病院・図書館・ボウリング場とか、色づかいや場所がかっちりキマって絵ができているのがめちゃくちゃ気持ち良いし、甘さとハードさとネオンに暴力の嵐!カレン・ギラン大好きで、カーラ・グギノも大好きなので大満足。本のチョイスにも図書館員シスターズにもフェミニズムを感じるし、「フェミニストを自負している〜」のセリフがあまりにも良くできすぎてて笑っちゃった😂取るに足りない存在には注意を払わないから…血祭りやむなし。

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映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。