もっと見る
じょ~い@えいがどん さんがブースト

仮にソードアート・オンラインの海外での実写化が実現しても「あいつレディ・プレイヤー・ワンの真似しやがって」と思われるんだろうな

『レディ・プレイヤー1』について 

これは推測と「映画秘宝」のインタビューを総合してだけど、スティーヴン・スピルバーグ自体は実は80年代のサブカルチャーや音楽は詳しくなく、
それこそ映画の中で言うノーラン・ソレントと同じ状態で今回の映画を作ったと思われる。
だからこそ、『未知との遭遇』の次に製作が難しい、と。
本当の所、スティーヴン・スピルバーグにとって原作「ゲーム・ウォーズ」、1972年生まれのアーネスト・クラインの価値観は微妙に違うもので、スピルバーグにとってはまさしく未知との遭遇なカルチャーだったはず。
それを自分が好きなオーソン・ウェルズ、フランク・キャプラ、フリッツ・ラング、そしてスタンリー・キューブリックの映画のエッセンスを取り入れ、音楽など他のカルチャーについては他のスタッフやアーネスト・クラインと『アベンジャーズ』の原案者でもあるザック・ペンに任せた。

これぞスピルバーグの監督力。

じょ~い@えいがどん さんがブースト

『レディ・プレイヤー・ワン』 

見る前はもう少し若い監督に撮らせればいいのにと思っていたが、実際見てみると80年代カルチャー回顧まみれの内容を撮るにはまさにその時代に君臨していたスピルバーグ以外にいないと納得した。

今日見たイタリアのハイスクール青春映画『最初で最後のキス』は正攻法のハイスクール青春映画だったな。周りから疎まれながらも反発したり、悩んだり、ストレートな気持ちをぶつけたり、イキったり、そして残酷。でも、美しい。

まさか、レディ・ガガの「Born this new」がここまでしっくりくる映画だとは思わなかった。ありのままを受け入れてくれる、レディ・ガガのように突っ走るロレンツィオがなんともカッコいい。
ガガの精神が見れる青春映画だった。

と『レディ・プレイヤー1』を静かにdisりながらも、TSUTAYAで『ウォー・ゲーム』や『ブレックファストクラブ』を借りてるんだな、これが

映画版『レディ・プレイヤー1』はキーワードの「バラのつぼみ」だけでなく全体的に『市民ケーン』の引用と逆に『市民ケーン』で用いた手法を一切使っていないぐらい『市民ケーン』を意識した作品なので、
枝葉の知識を知るよりも『市民ケーン』を見ることを推奨する。

ゲーム、映画、アニメ、特撮、80sポップスで塗りかためた近未来VR青春アドベンチャー『レディ・プレイヤー1』。

ストレートな展開で楽しめ、尚且つ原作を買って読むまでのめり込んだんだけど、
映画としてスマートじゃないよね。
ハイティーンの青春という割には心の動きはいきなりコクっちゃ
うコミュ障リアリティーを示したのと、リアルの容姿を気にするサマンサぐらい。あと、ソレントの背伸びオタク知識のおじさんの哀愁ぐらいなんだよね。

「オアシス」の世界が全てという小説「2112」のコンピューターに制御された世界観に通じるものはあるし、映画オリジナルの『市民ケーン』、『素晴らしき哉、人生!』、『シャイニング』、『E.T.』のオマージュもいいんだが……○○がこのシーンにいたとかこういう服を着ていたとかいう枝葉ばかりに魅力がいってしまう現象は残念でならない。

その枝葉の多さが逆に映画としてのスケールを殺している気がしてならない。

『ランペイジ 巨獣大乱闘』 

看板に偽りない、ドウェイン・ジョンソン主演のモンスターパニック映画だった。
っていうか、ドウェイン・ジョンソン版のキングコングと言っても過言じゃない。

見所はビルが建ち並ぶ大都会でのキングコング&ドウェイン・ジョンソン対巨大オオカミ対超巨大ワニ。三匹の巨獣が暴れる中でドウェイン・ジョンソンが逃げながら攻撃をするという無茶ぶり。

都市破壊、ビル倒壊描写が凄まじく、ビルを登りながらの巨獣バトルは『キングコング』を踏襲した感じだし、ビル破壊描写は『トランスフォーマー』シリーズや『マン・オブ・スティール』などの応用で、ワーナーがこれまでに培った特撮力で、ドウェイン・ジョンソン主演で決してチープではない見応え抜群な巨獣映画が出来ちゃう。

ドウェイン・ジョンソン演じる主人公が霊長類学者という設定からコングとドウェイン・ジョンソンによる粋なコミュニケーションが出来、そこもしっかり笑いや伏線に繋げている。その中で、「こいつは飛行機が苦手なんだ」というくだりがあるけど、それってキングコング=「特攻野郎Aチーム」のコングに被せたネタだったのかな。

『最初で最後のキス』 

イタリアの青春+LGBTの映画。
ゲイに対する受容は田舎な考えのハイスクールという設定なので差別的も、ロレンツィオの養父母は理解があり全面的に受け入れてる。
そことロレンツィオの天真爛漫な性格で必要以上には暗く見えない。
ロレンツィオとJKのブルーの関係は女友達のそれで、あっさりした友達関係。
そのブルーには年上の彼氏がいて、クラスのJKに人気の男性だったせいか疎まれているが、精神的にはクラスメイトはもちろん、ロレンツィオやアントニオにも優位な立場にいる。
アントニオはバスケット少年だが口数が少なく内気な所から周りからバカにされ、ひそかにブルーに恋心を抱くも上手く伝えられない。
こうした心の模様を丹念に描いた辺りがアメリカ産の青春映画とは一味違う。

『最初で最後のキス』 

イタリア発の高校生男女三人の青春映画。ゲイのロレンツィオが彼氏がいるJKのブルーとバスケット少年のアントニオの学校にやってくるが、奇抜なファッションやゲイと分かる雰囲気から学校で浮きまくるが、同じくはみ出し者のブルーとアントニオが仲良くなり、校内で歌って踊っていたずらをする。

大枠は60年代のフランス映画『突然炎の如く』に80年代の青春映画『ブレックファストクラブ』を混ぜ、「glee」風のダンスやレディ・ガガの「Born this new」を大胆にまぶす。

ハイスクールもの特有のスクールヒエラルキーも使い、ロレンツィオを中心に高校生の恋愛、恥じらい、イキリ、悪ふざけなどエモーションを繊細に表した脚本が秀逸。
特に精神的にも未完成で気後れがちのアントニオの気持ちと惑いはストレートかつ思春期の青年そのもの。

それぞれのキャラに精神の支柱があり、これが揺らぐ、崩れた時の言動がリアリティーかつ残酷。

古典に通じながらも確実に新しいイタリアの青春映画だった。

今おいらが見たイタリア青春映画、『最初で最後のキス』という超タイムリーなタイトルの少年少女&BL映画だった。
(注:山口メンバーは出てません)

『レディ・プレイヤー1』/原作「ゲーム・ウォーズ」の自分の好きなサブカルチャーで埋め尽くすやり方はありだね。

原作を読んでから考える『レディ・プレイヤー1』 

原作「ゲーム・ウォーズ」からはかなり改変。ウルトラマン等版権で使えないキャラやレオパルドンみたいにアメリカでマイナーなキャラのため却下されたキャラもあっての改変もあるが、
冒頭のカーレースのように映画ならではの大胆な改変もあり、原作とはかなり別物感がある。

図書館にいってハリデーについて調べるくだりや「バラのつぼみ」というキーワードなど『市民ケーン』的な要素と過去振り返りやダンスシーンなどの『素晴らしき哉、人生!』のオマージュ、さらには『シャイニング』の大胆な再現、『E.T.』的な終盤のカーチェイスなど、あれはスティーヴン・スピルバーグのイースター・エッグだった!

恐るべし映画である。

『レディ・プレイヤー1』の原作「ゲーム・ウォーズ」(上)(下)読了。
映画とは共通度が20~30%ぐらいで原作オリジナルとして楽しめた。
3つの鍵の関門だけでなく、3つのゲートの関門もあり、そのすべてがレトロなアーケードゲームで行う形になっていて、映画版の『レイダース/失われたアーク《聖柩》』や『市民ケーン』よりも「ゲームセンターあらし」の印象。

『レディ・プレイヤー1』を見た人なら読むべし。

ちなみに「ゲーム・ウォーズ」のクラブシーンはモローの誕生日パーティーでビリー・アイドルとかがかかるぞ。
『レディ・プレイヤー1』を見た人ならまた別の『レディ・プレイヤー1』を楽しめる。

もうすぐ「ゲーム・ウォーズ」(上)が読み終わるけど、一部が同じの別物。『ロッキー・ホラー・ショー』演技&鑑賞会とかいう凄いシーンがある……『レディ・プレイヤー1』にはない原作オンリー。

『レディ・プレイヤー1』原作「ゲーム・ウォーズ」(上)を200ページほど読んだけど、ゲームカルチャー中心で「ゲームセンターあらし」みたいな印象

ただ、『レディ・プレイヤー1』原作のアーネスト・クラインって80年代に8~18歳という多感な時を過ごしてるけど、メジャーリーグやアメリカンフットボール、プロレスやボクシングには興味がなかったんだよね……
音楽もTOP40の浅い所なんだよね。
まあ、そこは『レスラー』や『ロック・オブ・エイジ』、『エブリバディ・ウォンツ・サム』を見て、って感じかな。

今わかったけど、『レディ・プレイヤー1』の原作/脚本のアーネスト・クラインって『ファン・ボーイズ』の脚本家なんだって!
大納得!
『ファン・ボーイズ』でもラッシュの「トム・ソーヤ」という曲が使われてるし。

『レディ・プレイヤー1』を見て思ったこと 

みんな貧乏過ぎる。
プレハブ小屋はまだマシな方で、
ほとんどの人がテントや廃墟に住んでる。

てか、「オアシス」にみんな課金しすぎなんだけど、課金するお金は……あ、ゲーム内で稼ぐのかな……

つまり、ほとんどの人がニートという2045年のコロンバスの未来。

もっと見る
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。