『最初で最後のキス』
イタリアの青春+LGBTの映画。
ゲイに対する受容は田舎な考えのハイスクールという設定なので差別的も、ロレンツィオの養父母は理解があり全面的に受け入れてる。
そことロレンツィオの天真爛漫な性格で必要以上には暗く見えない。
ロレンツィオとJKのブルーの関係は女友達のそれで、あっさりした友達関係。
そのブルーには年上の彼氏がいて、クラスのJKに人気の男性だったせいか疎まれているが、精神的にはクラスメイトはもちろん、ロレンツィオやアントニオにも優位な立場にいる。
アントニオはバスケット少年だが口数が少なく内気な所から周りからバカにされ、ひそかにブルーに恋心を抱くも上手く伝えられない。
こうした心の模様を丹念に描いた辺りがアメリカ産の青春映画とは一味違う。