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『her/世界にひとつの彼女』といい、『ブレードランナー2049』といい、『レディ・プレイヤー1』といい、最近の近未来の映画にはバーチャルセックス、バーチャルエロが欠かせないね。
『レディ・プレイヤー1』には少ししかなかったが、そこも悪くはなかった。

『レディ・プレイヤー1』のジェームズ・ハリデー役にオスカー俳優のマーク・ライランスをキャスティングする辺りがスピルバーグらしい

逆に今回の『レディ・プレイヤー1』でAC/DCの「Dirty deed done dart cheap」をBGMにレオパルドンでバトルに挑むパーシヴァルが見れなかったのが残念だし、
原作者アーネスト・クラインが大好きなラッシュの曲が大々的にフィーチャーされなかったのが残念でならない。

これは続編に期待する以外ないね。

その『レディ・プレイヤー1』、今回レオパルドンが出なかったり、マジンガーZ、ライディーン、キカイダー、ウルトラマン、ゴライオン、エヴァンゲリオンが出なくて、
ラッシュの「2112」やAC/DCの「Dirty deed done dart cheap」を始め、Wham!の「Wake me up before you go-go」、シンディ・ローパーの「Time after time」、デフ・レパードの「Per some sugar on me」、他ボン・ジョヴィやジャーニーの曲がかからなかったのは著作権、使用許諾権といった事情やマイナーだから使われない、かからなかったのだろうが、
一番の理由は続編のために残した、とも考えられる。

今気が付いた。映画版の『レディ・プレイヤー1』で使用されてない、原作「ゲーム・ウォーズ」に出てくる楽曲は、ラッシュの「2112」以外はほとんど他の映画で使われているから使わなかったのか!

例えば、AC/DCの「Dirty deed done dart cheap」は『スーサイド・スクワッド』で使われてるし、
Wham!の「Wake me up before you go-go」とシンディ・ローパーの「Time after time」も複数回映画で使われているど定番だし、
デフ・レパードの「Per some sugar on me」は『ロック・オブ・エイジ』で使われている。
ボン・ジョヴィやジャーニーの曲もしかり。
トゥイステッド・シスターの「We're not gonna take it」は『ロック・オブ・エイジ』で使われてるけど、インパクトが薄いから思いっきり使ったかな。
あ、それなら『サタデー・ナイト・フィーバー』なんかモロに使っているか……。例外なんだろうけど。

ともかく、スピルバーグとアラン・シルヴェストリは他の映画のイメージがある楽曲は使用しなかった、と。

『レディ・プレイヤー1』では『グーニーズ』の脚本家でスピルバーグと絡みがあり、初期『ハリー・ポッター』シリーズの監督や『ピクセル』の監督をやったクリス・コロンバスや、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキスの香りがプンプンする。

クリス・コロンバスっぽいのは、各関門の謎解きの体感ゲームとか、少年の活躍とかね。
『グーニーズ』でも少年少女の恋愛や東洋人キャラもいたしね。

『レディ・プレイヤー1』でジョーズやE.T.やグレムリンは出してないが、わりと早い段階で『ジュラシック・パーク』風の恐竜を出してるし、骨格はインディ・ジョーンズシリーズだし、終盤のIOIとのカーチェイスは『E.T.』を彷彿させるは、しっかりとセルフオマージュもやってる。

『レディ・プレイヤー1』は
・子供の部屋が汚い
・子供が危機に陥る
・サイドミラー越しに大切なシーンがある
・両親を早く亡くした不幸な家庭環境
など、スピルバーグの特徴がたっぷり

『レディ・プレイヤー1』は『レイダース/失われた聖柩』を骨格に『市民ケーン』や『シャイニング』や『スター・ウォーズ』や『グーニーズ』、そして多くの80年代サブカルチャーで肉付けしてる

でも『レディ・プレイヤー1』で「「戦争と平和」はある者からしたら冒険物語かもしれないが、ガムの紙の文字を読んで宇宙の秘密を知る人もいる。」をサラッと言ってたシーンは好き

『レディ・プレイヤー1』のクラブのシーンの盛り上がりがいまいちで『サタデー・ナイト・フィーバー』の「Stayin' Alive」でお茶を濁してる

『レディ・プレイヤー1』、原作だとパーシヴァルはレオパルドンを操縦して、AC/DCの「Dirty deed done dart cheap」が大音量でかかるらしく、原作者/脚本のアーネスト・クラインは映画版でも出そうとしてたのに、「アメリカではあまり知られていないから……」という理由で却下だと!? 許せん!!

と、思ったら原作『レディ・プレイヤー1』ではAC/DCの「Dirty deed done dart cheap」やラッシュの「2112」、Wham!の「Wake me up before you go-go」、シンディ・ローパーの「Time after time」やデフ・レパードの「Per some sugar on me」やボン・ジョヴィやジャーニーがかかるのに、映画版ではかからない。
制作費や大人の事情なんだろうな。残念。

さっき映画媒体の『レディ・プレイヤー1』座談会を3人でしたら2人ともにしても、トゥイステッド・シスターの「We're not gonna take it」を知らなかった。
一番最高の使い方なのに愕然とした。

みんな知らないのかな?
ジョーン・ジェットの「I hate myself for loving you」とか。

それでも『レディ・プレイヤー1』の音楽ネタの不足には不満を抱いたけど、それは実はアーネスト・クラインとスティーヴン・スピルバーグ自体が音楽に疎いとみた。

3回見た『レディ・プレイヤー1』ボクなりのまとめ 

見事なスティーヴン・スピルバーグと原作者アーネスト・クラインのコラボレーションだったと思います。プラス、スピルバーグにしては久しぶりの娯楽大作で、しかもクオリティが高かった、と。

だいたいは原作者アーネスト・クラインというゲーム、特撮、アニメオタクの脳内『レイダース』なんだけど、亡くなったオアシス創設者ジェームズ・ハリデーの遺言からの謎解きからの流れはスピルバーグが大好きな『市民ケーン』であり、これにスピルバーグなりのSNSやゲーム、『アバター』や『マトリックス』といった仮想現実を舞台にした映画に対する答えが見えた。

今日『レディ・プレイヤー1』3回目。
仕事中に自分の頭の中で『レディ・プレイヤー1』をdisってたが80年代に青春を過ごしたゲームオタクの頭の中としてはやっぱりいいんだよね。

それだけに、原作に出てて映画版に大人の事情で出てないアニメ・特撮キャラが残念。
大人の事情を忖度して納得している。

じょ~い@えいがどん さんがブースト

レディ・プレイヤー1
スピルバーグが、3年もかけて制作。未知との遭遇に次ぐ、制作期間の長さだったらしい...。。

これほど見たくなる作品は
久しぶり。

『レディ・プレイヤー・ワン』(4) 

原作「ゲーム・ウォーズ」をただ映画化しただけではなくスピルバーグならではの仕掛けにも満ちている。

集合住宅とIOIのビルの絵面とIOIら富裕層とその他の構図に『メトロポリス』、
第1関門のラストに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、
他にも『素晴らしき哉、人生』や『市民ケーン』、『三文オペラ』(いや『フリークス』か)のオマージュや借用もある。

『レディ・プレイヤー・ワン』(3) 

VRの『インディ・ジョーンズ』ながら、このウェイツとサマンサの恋愛をしっかり見せたこと、リアルの大切さを訴えたことがこの映画においては大きい。
仮想現実やアバターを使ったSFにおいて『マトリックス』シリーズや『アバター』の後手となり、敢えてやらなかったスティーヴン・スピルバーグが『マトリックス』や『アバター』、さらにはFacebookやTwitterといったSNS、スマートフォン文化に向けた答えが『レディ・プレイヤー・ワン』と見た。
パンフを見ると原作にあるサブカルチャー表現が若干ことなるが、トレーラーでも使われたヴァン・ヘイレンの「Jump」やジョーン・ジェット、トゥイステッド・シスターなど選曲も80年代好きにはグサリとくるキラー・チューンばかり。
後半若干ダレた感じはあったが、概ね楽しめるVRの『インディ・ジョーンズ』。

『レディ・プレイヤー・ワン』(2) 

主人公ウェイツ以外のゲームの住人も3つの鍵とイースター・エッグの謎を解こうとするが、最大のライバルはこれを企業単位で行うインターネットのプロバイダー会社IOIとその運営統括責任者のソレント。
このパーシヴァルとアルテミス、エイチら5人組とIOIによるせめぎあいなんだけど、
最初がレーシングアクションゲーム、次が映画を使った謎解き、
最後が『ロード・オブ・ザ・リング』さながらの大バトルとバリエーションが豊。その上、AKIRAやキングコング、アイアンジャイアントやメカゴジラ、ガンダムなどお馴染みのアニメや特撮のキャラが随所で出たり、『サタデー・ナイト・フィーバー』や『シャイニング』他映画ネタもたっぷり楽しめる。
この映画、『インディ・ジョーンズ』の型に『マトリックス』、『アバター』、『GAMER』を取り込んだアドベンチャー&アクションながらもリアルのシーンも怠らない。パーシヴァルとアルテミス、現実のウェイツとサマンサ(アルテミス)の恋をしっかりと描いている。

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