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新年一本目に見た映画はAmazonプライムビデオ入りした。in order of disappearance(邦題が「ファイティング・ダディ」というイケてない…)を見直してました。(DVD持ってるけど)
L・ニーソン主演でリメイク(「cold 」) も制作されたので、こっちは是非日本で公開して欲しいです。

皆さま、今年もいろんな映画の感想を拝見させていただき面白かったです。来年も良い映画に出会えるようにと思ってます。管理人様もメンテナンスありがとうございます。

2018年映画ベスト10 

1.2001年宇宙の旅(IMAX版)
2.ボヘミアン・ラプソディ
3.パディントン2
4.バッド・ジーニアス
5.いつだってやめられる(シリーズ)
6.しあわせの絵の具
7.29歳問題
8.悲しみに、こんにちは
9.ラブレス
10.30年後の同窓会

アイ・フィール・プリティ! 

見た目と中身どっちが重要なの。というもう何百万回も使い回されたテーマを、徹底的に笑いの要素に落とし込んだ作品。落ちは割と普通に落ち着いた正攻法の映画でした。自分が見ていた回は、割とお客さんのノリが良くて要所要所で笑いが起こってましたよ。
主役の小太りの彼女は、M・マッカーシーあたりが演じてもハマりそう。
なんていうか、年末だしもう細かい事はいいから、みんな笑って新年迎えよ!的な感じで。
去年の年末に、カンフー・ヨガを見ていた時と同じような気分になりました。

マチルド、翼を広げ 

孤独な子供と鳥というと「テス」という名作が直ぐに思い浮かぶのですが、あちらは辛い一辺倒な印象。
この作品は、中盤まではファンタジーの要素が強い&病んでるママのキャラにイマイチ乗れなくて、ちょっと不安が。
終盤にかけては、流石フランス映画。そんなに甘くはないぞなテイストに徐々に変化していきました。
主人公のマチルドに寄り添うフクロウは知の象徴などにも例えられる鳥ですよね。
マチルドは聡明な子に見えたので、彼女のココロの叫びから生まれたのかな。と思いながら見てました。
この映画もやはり子役の熱演が光っていたと思います。後は、M・アマルリックが出でたのは知らなかったので、個人的にはちょっと得した気分でした。

2018年下半期映画ベスト10 

1.2001年宇宙の旅(IMAX)
2.ボヘミアン・ラプソディ
3.バッド・ジーニアス
4.悲しみに、こんにちは
5.マイ・プレシャス・リスト
6.パッド・マン
7.サーチ
8.家へ帰ろう
9.アリー/スター誕生
10.顔たち、ところどころ

アリー/スター誕生 

もう今は現実に成立しないアメリカン・ドリームをスクリーンに正攻法で蘇らせましたな感。
どんな音楽映画にも言えますが、何はともあれ楽曲の良さが無いと映画が成立という事を、この映画を見ても再認識しました。
B・クーパー歌うまいじゃん。って思いましたね。
レディ・ガガ様を大幅フューチャーな作品を想像していたのですが、終盤までは割とキャラ同様控えめでした。日本人的には、押しが強くないけどしっかり者なキャラは割と好きな人は多いのではと思いました。
この映画もサントラが欲しくなりました。

インソムニアはオリジナル版の方が好きです。

家へ帰ろう 

じいさんが主役でナチのユダヤ人狩りがエピソードに挟まれている作品というと、近年では「手紙が憶えている」などがありましたが、これは異色のロード・ムービーとなっています。
第二次大戦の経験者を主人公にするのは、もう今の時代が限界に来ている感じではありますが、オリジナリティ溢れるエピソードはとても好印象を持ちました。
原作があるのかなと思ってエンドロールを眺めていたら、これ脚本も監督が書いているようです。
最後まで見てたら、色々ホッとした作品でした。

「ROMA」 

見ました。予想通りの圧倒的映像美は、タルコフスキーが好きな私のツボに、はまりました。
ストーリーは淡々と進むんですが、これ割と編集が上手いのかも。退屈な感じは無かったです。
まったりと夜中にボーっと見ているととても良い感じで見られそうな作品。

今年のベスト10は大晦日まで待ってから決めます。早くNetflixでROMEが見たい。(まだ接続してない…)

マイ・サンシャイン 

前作裸足の季節が良かったので些か消化不良感が残る作品でした。
90分程度の短い尺だったので、もっとLA暴動を絡めずに家族の物語として腰を落ち着かせた展開の方が良かったのかも。
これ当時の報道の事は覚えてますが、実際に住んでいた方だと見方が変わるのかな。なんて思いながら見てました。
けれども、D・クレイグの口輪悪いけど気のいい近所のおじさん風情は中々合ってました。昨年見たローガン・ラッキーといいこういう雰囲気の役は、しっくりきますねこの人。

早くfire stick TV接続しないとROMAが見られない。(HDMI端子が足りない…)

パッドマン 5億人の女性を救った男 

ソーシャル・アントレプレナーが主人公という異色のインド映画。期待の一本でした。
舞台背景としての、今の生活よりももっと快適に良くしたいという気持ちと、経済成長著しい新興国の立ち位置の相性はとても良いと思います。
また、封建的な社会風習に囚われて、中々周囲の理解が得られないもどかしさなども、今っぽい感じがします。
演出はインド映画っぽい大仰な部分は好みが分かれると思いますが、主人公が真っ直ぐに目標に突き進む様は中々爽快でした。後半の国連での拙い英語でのスピーチは、良いプレゼンの見本の様相を呈してました。
期待に違わない快作でした。

セルジオ&セルゲイ 

インターネットがない今の時代から見ると、かなり牧歌的な世界が展開されていた91年が舞台のお話。
宇宙に取り残された宇宙飛行士は登場しますが、SFというよりもこの映画明らかにヒューマンドラマになってますね。
広く他人や世界と繋がる事に、色々なハードルが高かった時代は、他人との縁や繋がりについて、皆大切に噛み締めていたように感じます。
セルゲイもセルジオもそれぞれの理由により、生活する上での危機に遭遇しますが、お互い過干渉し過ぎない{物理的に出来ない)部分が、抑制が効いてて良かったと思いました。
見た後に他人に優しくしたくなる作品ですが、今の日本だと残念ながら無理です…

マダムのおかしな晩餐会 

コンパクトによくまとまった作品だったと思います。
事前の予想通りに会話劇を楽しむ構成が自分好みでした。
登場する富裕層にゲイのカップルがいたりパリに住む異国人家庭が舞台だったりと
今っぽい設定に、人は見た目や階級で質が決まるのかという古典的な題材を合わせた所が、印象的でした。
序盤のマダムに扮したメイドが、ディナーの席で、「英国人は好き?」と聞かれて、「英国人は嫌いだけど(ヒュー・グラント)は好き!」と返してる部分の台詞は、()の部分に色んなセレブの名前を入れて、普段使えるナイスな言い回しだと思いました。

エリック・クラプトン 12小節の人生 

クイーンの映画と比べてしまうと「映画」としての完成度は落ちると思います。けれど、ご覧になる方はクラプトンに関心がある人だと思うので、キャリア総括な構成は、そこそこ満足されるのではないかと思います。
個人的には、ずっと好きなミュージシャンが、スティーブ・ウィンウッドなんですが、彼と組んだバンドブラインド・フェイスの話の部分で少しコメントしててありがとうございます。という気持ちになりました。

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち 

3部作の最終話見てきました。
このシリーズは見るたびに、イタリアと日本の構造問題がそっくりだな。と思わずにはいられません。
ポスドクや社会の硬直化などの硬派な面も描きつつ、基本はコミカルな味付けがされている部分が最大の魅力だと思うんですが、今回もその点はクリアされていて、安心してストーリーに身を委ねて鑑賞すれば良い感じでした。
前2作と比べると話のアップダウンの付け方が穏やかなのは、シリーズの収束に向けて纏めていこうという趣旨なのでは。と感じたので、その部分も違和感は感じなかったです。

彼が愛したケーキ職人 

今年は本当にLGBT映画が多くて、若干食傷気味ではあります。
ですがこの映画は、控えめな演出が割と好印象を持ちました。
妻と愛人なんて女同士だったら、修羅場しか想像出来ないですけど、それぞれの性別が違うだけで、関係性が何となく違う感じにみえてしまうのは、私の偏見のかな。と見ながら考えてしまいました。
主人公のパティシエが押しが強くないキャラクターで、かといって他人に無関心という訳でもない、人との適度な距離感の保ち方が見ていて心地良かった。
彼が黙々とケーキやクッキー、パンを作る姿が印象的でした。

おかえり、ブルゴーニュへ 

C・クラピッシュの作品は、パリ、NY、バルセロナなど都市を舞台にした物が多い印象がありますが、今回はブルゴーニュのドメーヌで展開していました。
ワインの話も絡んできますが、それよりも家族とりわけ兄弟を巡る物語という事で、普遍的なテーマということもあり、見てる人に割とすっと入ってくるのではと思いました。
見る方の年代にもよるんだと思いますが、親がそこそこの年齢に差し掛かってる人が見ると色々思いが巡ると思います。
やはり、人種や国境を問わず家族の問題は厄介で。と思わずにはいられませんでした。

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