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映画じゃないけど、ミサイルより市川紗椰の熱愛発覚に動揺した一日😵

『ダンケルク』に向けてクリストファー・ノーランを復習中。やっぱり『ダークナイト』がずば抜けてる。トリロジーの中でも映画の空気が全く違う。

ベイビードライバー 

冒頭のカーチェイスのアイディアは『ボーン・アイディンティティ』とか『ドライブ』から、オープニング・クレジットのワンカットシークエンスは『バードマン』ちっく、盗んだ金の山分けシーンは『サウンド・オブ・ノイズ』などなど昨今の映画から色々明白に借用してるようで、最初から高密度な作りで惹きつけてきます。BGMのシンクロと音楽関連の80年代的ギミックは洋楽好きの40~50代にドンピシャではまるでしょう。基本的にはおっさんが「いいな~」とうらやむボーイ・ミーツ・ガール・純情アウトロー・ドンパチムービーというところ。

自分も『彷徨える河』を見てみたい。都内の名画座で再上映しないだろうか。

『シンクロナイズドモンスター』え?アン・ハサウェイ!😅

ネオンデーモン(ネタバレ解題) 

前作と同様に難解ですね・・・ロリコンのディーンはジェシーを見いだすも業界人の前で純朴さを露呈して敗北する。キアヌ・リーブスはジェシーの美に関心がない殺人鬼。ジェシーは権力者のカメラマンに気にいられて金箔を塗られた美の女神(ビーナス)として誕生するが、トントン拍子のモデルデビューが自信と共にナルシシズムの悪魔を生み、ジェシーの善良な内面(隣室の少女)はキアヌに殺され、さらに神話のナルシスが自分に見とれて水面に落ちたようにプールの底に落とされて死ぬ。その後三人の女達はジェシーの「美」を食べるが、死体愛好家でレズのルビーは満月の夜に月経(もしくは出産)時のような血を大量に出して喜びと共に恐らく死んだ。整形美人のジジは偽りの美がジェシーの真なる美に打ち勝てずジェシーの目をはき出して腹を刺して死ぬ。ただし、鏡を打ち割ってナルシシズム的自己を殺していたサラだけは、ジェシーがサラから仕事を奪いとったように自分もライバルから仕事を奪い取れるだけの美を手に入れていた。さらにジジが耐えられずはき出したジェシーの目も食べて完全なビーナスになった・・・というところでしょうか?

ふと、オバタリアンのことを思い出した。

メッセージ⑧(ネタバレ) 

これまで見てきたとおりUFOはカラの映画館の隠喩だ。そのUFOが縦から横になり、また縦になって消える。映画館で縦のものが横になり、また縦になるのは「跳ね上げ式の座席」。このUFOの動きも始まりと終わりを示しているのだろう。だがこの巨大シートに座っていた観客は一体誰なのか?ヘプタポッドか?それとも神だろうか?ルイーズの覚醒に際して神が顕現して成り行きを見届けて去って行ったということか。まるで『2001年宇宙の旅』でモノリスが猿の進化やスターチャイルドの誕生に立ち会ったように。(見ての通り『メッセージ』は『2001年』からオレンジの防護服やモノリスの矩形、そしてスターチャイルドを赤ん坊のハンナ等で借用している) eigadon.net/media/rA8mr4ZHVDUA

女湯は見ちゃだめよ…

銀ダコたべた。

階段の段差が最高にきつい

昼に生きるも暑くて死にそう

10月でTHE END………

ファッションをキザにきめた!

😁

上半期ハゲ映画、他も並べるといつもの皆さんが出てました。😀

スプリット J・マカヴォイ
ローガン パトリック・スチュワート
メッセージ フォレスト・ウィテカー
トリプルX再起動 V・ディーゼル
ワイスピ8 ドウェイン・ジョンソン
バーニング・オーシャン ジョン・マルコヴィッチ
キングコング サミュエル・L・ジャクソン eigadon.net/media/cG_yGUhUGT6h

OK,上半期ハゲ映画ベスト3 

1 ラ・ラ・ランド JKシモンズ
2 パトリオット・デイ JKシモンズ
3 ザ・コンサルタント JKシモンズ

…朝からどうでもいいことを思いついちまったな。😅 eigadon.net/media/dLjF125IgOzi

メッセージ⑦(ネタバレ) 

小説にはこれらの矛盾が無い。なぜならシャン将軍や軍事的危機は映画だけの後付のストーリーで、小説のヘプタポッドはただ単に言語を教え終わったらあっさり帰ってしまうし、映画のような軍事衝突も無くて、ルイーズが危機を救うような劇的な場面はないのだ。これらの映画の娯楽性のために観客が納得するような分かりやすい理由付けやクライマックスが、かえって「あだ」になったようだ。

最後に難癖もつけたけど『メッセージ』は映画について考えるという楽しみをタップリ味合わせてくれる名作だと思う。この映画自体がヘプタポッドの丸い文字であり、数週間その解読に多少なりともチャレンジしてみた。もし一つの映画を何度も見て受け入れるように自分の人生を受け入れるならば、じたばたせずに生きていけるのかもしれない・・・。

メッセージ⑥(ネタバレ) 

まだ初見時の疑問点が残っている。ルイーズがシャン将軍に電話番号や妻の遺言を教えて貰うとき、ルイーズが何がなんだか分からないわ?という顔していたのが気になった。もうこの時点で人生全体の記憶を持っているのだから「この時が来るのを待ってました」という態度で迎えるべきなのだ。原作の小説の場合、覚醒後のルイーズがウェバー大佐と会話する場面で「そっちは即興でも、こっちはもう何度もリハーサル済みなのよ」とつぶやく描写があるので、映画での戸惑いの表情は論理的に間違ってると分かる。(この演出はこの時点で良くわかっていない観客のためのやむを得ない処置なのだろう)

もう一つ大きな矛楯がある。娘が死ぬ未来を知ったルイーズはそれでも結婚して娘を生む覚悟をするのに、未来を見通せるヘプタポッドが3000年後の未来に人類に助けて貰うために来たというのはおかしい。ヘプタポッドは運命を受け入れる覚悟をしていないことになる。ルイーズも軍事衝突を回避する努力はしても、娘の死を回避することはしないという矛盾がある。⑦へ

ブレラン2049がもう試写会!?と思ったら旧作の方ですか。映画館で見たのはディレクターズカット版が出た92年頃。ナレーションが入るハッピーエンドの初期版と違って先の見えない逃走の予感でバッサリ終わるラストにあっけにとられたのを今でも覚えてる。ビデオでは何十回と見たけど、また大スクリーンで見直すのも良いでしょうね。

個人的にはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督にすっかり感心してるので、今度の『Blade Runner 2049』はアタリだと思うけど、デッカードは街ハズレにいる。さてどちらにころぶのか。😉 eigadon.net/media/POUWXb_Ne6JE eigadon.net/media/p1UK4JV78zUA

メッセージ⑤(ネタバレ) 

そしてUFOの扉が開いている約二時間の時間も映画の長さのことであり、これもシャッター開閉の隠喩と見なすことができる。ルイスは完全入れ替え制二時間もの「映画」を繰り返し見て分析することでヘプタポッドの言語を学び、人生の全体を見通せる記憶の形式を身につける。それは我々が映画を繰り返し見ることで他者の人生の顛末から自分の人生の意味や目的を学ぶことの比喩と理解できる。この『メッセージ』という作品も「映画(という体験)についてのメタ映画」の側面が色濃いわけだ。

さて、映画全体の回文性については、二回見て分かるのはせいぜい映画の前半と後半が対称構造になってるということで、目に付きやすいものは「冒頭の娘の記憶/ラストの娘の記憶」「大学の保安(SECURITY)の制服を着た警備員/米軍の保安部隊」「ウェバー大佐/シャン将軍」「銀色のボイスレコーダー/銀色の携帯電話」「車の接触事故/米兵同士の衝突」・・・こういった映画の対称性はアントニオーニの『欲望』を髣髴させる手間の掛かった作り込みだが、その意図まではまだまだピンと来ない・・・。

メッセージ④(ネタバレ) 

よって『メッセージ』の宇宙船の白い窓ガラスは、杉本博司の写真作品の劇場シリーズの引用に間違いない気がする。この写真は映画の上映時間分だけ露光することで、映画の時間の全体を一枚のイメージに封印した作品。それに相当する映画の箇所がやはり講義の場面で、「ルイスがテレビの扉を開いてニュースを見始める、家に帰ってもテレビでニュースを見続ける、そして翌日誰もいない教室を経た後、研究室でニュースを見ていたノートPCを大佐が訪れた時に閉じる」、つまり「テレビの扉を開ける、ノートPCを閉じる」が杉本の写真撮影における「シャッターを開く、閉じる」に呼応しており、誰もいない映画館(無人の教室・UFOの内部)と白いスクリーン(ホワイトボード・UFO内の窓ガラス)それを撮影する杉本のカメラ(軍のカメラ部隊)のイメージが隠喩として重ね合わせてある。⑤へ eigadon.net/media/X9o-4_5K0vLq

メッセージ③(ネタバレ) 

今週は原作を読んでみた。ルイスがヘプタポッド語の学習によって娘が死ぬ不幸な未来の記憶を持つようになっても、そのままのとおりの人生を生きようとする理由を、小説では哲学的、科学的な説明に加えて既知の本の再読の例などを用いて丁寧に説明してある。映画では直感的な理解や愛で説明が省略されてる感じがするが、隠喩としては「本の再読」のたとえを「映画」におきかえて説明してるように思う。それは本も映画もそれにテレビゲームですら、一度見て知ってる内容をもう一度見たくなる(やりたくなる)ということ。つまり2回目以降の読書/映画鑑賞/ゲームプレイは、既に最初から終わりまでの「未来」を知りつつも、それをもう一度「生きる」行為と言えるわけだ。

さて『複製された男』では都会を跋扈する巨大な蜘蛛が登場するが、これは六本木ヒルズにもあるルイーズ・ブルジョアの彫刻「ママン」であるからして、ドゥニ監督は現代美術の引用が好きらしい。④へ eigadon.net/media/BzAkZYHqabQ0

園子温 『愛のむきだし』(2009)も4時間ものでしたね。

プリズナーズ(ネタバレ) 

行方不明になる娘の名前が『メッセージ』と同じ「アンナ(ハンナ)」なので一応見なければと借りてきたが、色々とキツイ内容に打ちのめされただけでなく、ジェイク・ギレンホール扮するロキ刑事の捜査がことごとく見当違いだったのにもかかわらず、偶然にも娘、拷問された若者、主人公のケラーの「プリズナーズ」を救出してしまうことそれ自体が「神の采配」なのだという、想像以上に神の存在を本気で示している映画で驚いた。無関係かもしれないが監督として『メッセージ』はどういう立場で描いた映画なのかといろいろ考えてしまう。

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