「ハン・ソロ」一応ネタバレ注意?
今更ながら「ハン・ソロ」に登場する「あの方」について少し言わせてもらうと、実は旧映画版で退場した後も裏設定上では普通に生存していたキャラで、これが公となったのはEP2とEP3の間を描いたTVアニメシリーズ「クローン・ウォーズ」でした。
しかし旧映画版では一度退場したまま二度と姿を現す事はなかったので、多分映画版しか触れてこなかった人にとってはかなり衝撃的だったかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=M9SQmDqaBJs
ハンソロ SWストーリー
このあまりに有名なシリーズの人気キャラクターの名前を冠した映画の企画が立ち上がれば、当然商業的には堅い成功が見込める。それに乗っかろうとする輩が集合し特撮技術や俳優などハードは超一流揃いで選びたい放題、なはずだったのがソフト面が浅薄な掘り下げ方だったために結果として興行的に沈んでいきそうな予感がする仕上がり。続編ができそうな仕込みもあざとくて不快。ならず者になっていく若者を描く時に人生観を変えるような出会いや別れ、事件がこれなのかと思うとあまりに軽いではないか。彼がEP4で登場したときになぜ「俺はフォースを信じない」といったのかとかセリフひとつからでもいろんな過去が描けたはず、もったいない。
劇場で売られているパンフが、封切り前は「プレス」と呼ばれるということを知ったのはそう古いことじゃない。
プレスと呼ばれている時点では、試写にやってくる関係者に配るために使われる。数年前に一度だけプレス製作の下請け仕事をした際に、そのあたりが呑み込めておらず、図表や統計資料をたくさん集めることが求められていると勘違いしてた。しかし、試写に来たマスコミ関係者が、映画を実見しての感想と資料的な素材から独自のレビューを書きあげられるはずもなく、プレスには惹句や粗筋、見どころチョイスまで、そのまま流用できるようなパッケージが求められているのだった。情けない気もするが、レビューの内容よりも、取り上げてもらうことが目標なんだからそうなるわな。一般の観客のレベルでも、SNSに現れる一言感想では、ボキャブラリー選択がチラシの文言にかなり影響されているのを知った。映画を広めたいなら、公式がしっかりしたテキスト情報を流すことが重要。まあ、劇場りパンフとプレスの内容が、いろんな事情から違ってることもあるんだろうけど。
スティーブン・スピルバーグ提供