「ウエディング・ハイ」
入場曲などの式場で流れる音楽が、なんとなく臨場感があるな〜と感じたのは、よく考えたらその場で音楽も流してるのを撮影しているからなんだな。なんと呼ぶのか、映画の音楽?にしてしまわずに…(なんと呼ぶのだ)そういうところも好きだな
「ウエディング・ハイ」
・最初に出てくる新郎新婦は起点だけど主役というわけでもなく、群像の一部みたいな作りがおもしろい
・この映画のお題は「結婚式」だけど、結婚という制度を持ち上げているわけではないところもとても好き
・仕事ができる篠原涼子、髪をかきあげる篠原涼子、みんな好きだろ?!(過激派)六角精児をあやす篠原涼子も良かったな…
・三バカが素晴らしく三バカなんだけど、わたしもあんな風に生きたい。車につけるパンダがペヨペヨ踊る人形がほしいし、とりあえず写真は連写で撮るか
・結婚式をきっかけにして、前向きに生きることができそうな部長も良い。過去の最悪なことがなくなるわけではないけど、確かに笑いにはそういう力があるよな
・残りの余興ぜんぶやるシーン大好きだ…bpmが同じだったり、決めのタイミングを合わせられたりするなら何をやってもいい
「VORTEX」
意図的に発作を起こしたのかどうかなど、なんの証拠もないし、問題ですらないのかもしれない。これも憶測だけど、自分の生活で手一杯の息子に迷惑をかけないようにしたのだとしたら、その作戦は本当にうまく成功してしまっている…
「VORTEX」
お母さんが、脳が死にゆく中の明確な意思をもって自死をしたことは、初めは共感をもって見た。それが誰にも気付かれずに「またボケてガスをつけっぱなしにしてしまったんだな」と思われていそうなところがどうしようもなく悲しい。それにしてもあの行動力を見るに、お父さんの心臓発作ももしや意図的に…と思い当たってから、これは普通の老夫婦が寿命を全うする話ではなく、元医者のお母さんによる、自分たちを自分で終わらせる話なのだという解釈となり、改めて戦慄する。
「VORTEX」
「映画は夢」とか「夢のまた夢」みたいな言葉は出てくるけど、極端なことを言えば、これは夢ではなく、そういう意味では映画ではなく、現実そのものだった。老いた人が死んでいくことは分かっていることなのに、ずっと悲しかった。どうしようもない事は本当に悲しい。
「死霊館 悪魔のせいなら、無罪」を観た。
「リアルさ」というのは、司法が介入してくること、しかもそれを最後まで諦めていないことだという認識。あと、これがラ・ヨローナ(物理!!!)と同じ監督と同じということを知り、めちゃくちゃ腑に落ちた(物理!!!!)