Chime
・俳優さんの話し方が舞台みたいだと思った、想像してみるとそれぞれのシーンは舞台で再現できそうな感じもした。だからといって舞台のほうが良いと思うわけではない
・霊的なものがいる表現があるおかげで、「結局人が怖い」とかそういう解釈に終わることなく助かる。人が怖いことは知っている
・どこかのシーンで謎に斜めの方にずれていくカメラワークが気持ち悪く怖かった
・横顔アップも意味が分からんし近すぎて怖かった
・妻の空き缶ガラガラもやばかったし、捨てに行くタイミングもボロボロこぼれてるのも気になりすぎ
・アスファルトに残っていたのはタイヤ跡なのか。勝手に死体を引きずった跡で、料理家にしか見えていないのかと妄想してた
・自分のことを話しすぎて一流レストランのシェフへの道が絶たれるのは、脳をやられたとかではなく元々あの人の問題だったのではという懸念があってつらい
・息子に20万貸さない理由がちゃんとしてたのも嫌だ
普通こうなるだろうという予測を逐一裏切っていくのが効果的なのだろうけど、その裏切り方がどれも意味不明で、どこにも答えが無いからこうしてグルグル思い出しては不安になるのだろう。
Chime
ホラー映画ではいつも恐怖の本体がはっきり見えると萎えるので、これは本当に良かった。本当に良かったといいながらも恐怖にぶちのめされている。45分とのことでまだ助かった。しかし「CLIMAX」の時もそうだったように、映画が終わっても「うそだろ助けてくれ」みたいになる作品が好きだ。好きだっていうか惹かれる。帰ってすぐ冷凍してた鶏つくねを焼いてかぼちゃの味噌汁を作って食べた。美味しかったけど心は休まらない。いろいろな方の感想を読んでは救われている…
Netflix「極悪女王」を観ているところ(いま3話まで)。ドラマのこともこっちに書いても良いのかもしれないが、あっちに書いています。
↓あっち
https://fedibird.com/@nanaya/113220064291795224
「15ミニッツ・ウォー」
よく行くダイニングバーで、閉店後に数人で一緒に映画を観る会をたまにやっており、昨日は「15ミニッツ・ウォー」を観た。私はこれを観るのは2回目だったけど、1回目に観た時は「狙撃が決まってすごい!プロの仕事!(しかし子供は亡くなってしまった。悲しすぎる、テロリストのせいだ)」のような印象だったのが、今回はひたすら苦しかった。パレスチナでハマスがテロリストとしてしか認識されないことがあることを知ったり、人種差別問題について本を読むことをしたりしたので、これはそういう知識を経た自分の変化だと思う。ソマリアがどういう事情で当時何があったかは知らないのだが。「成功おめでとう」という偉い人に「虐殺だ」という狙撃リーダーの言葉がやっと刺さる。一緒に観ていた20代の子が、虐殺のようだったことや子供が亡くなってしまったことに泣いてしまったことが、いちばん胸にきたかもしれない。
映画「ボレロ」
どうしても漫画の「昴」を思い出すのだが、この感情の発露のようなものを「私ってかわいそう」の方向に爆発させるのが凄すぎて、やはりとんでもない漫画だと思う。漫画の話になっとる
Netflix「哭悲」
気に入らないポイントばかり考えてしまうが、あの電車のセクハラ逆恨みおじさん、感染したらなぜかボスクラスの強さで描かれていたのも気に入らない。あんなしょうもないやつを強キャラにすな。私は血で真っ赤に染まったワイシャツとスーツとかもかっこいいと思ってしまうので、かっこよくすな!となる。そういう文脈があんまり無いからこそぶっ飛びを感じる作品でもある…
Netflix「哭悲」
まあどの人をどう扱おうが、美人だブスだ言ってる時点で好きではない作品には違いない。それにしても最後の1人をのぞき、良い人も悪い人もみんな等しくやられてしまうのは良い点?だと思う。エンドロールがデスメタルでビビった。
「MEN 同じ顔の男たち」
私はあんな嫌さは現実でよく分かっているのだから、わざわざ映画で観なくても良かった…という気持ちだけど、広く観られてほしいとは思うので、再生回数に協力できたと考えることにする
「MEN 同じ顔の男たち」
こちらのpleaseを全く受け入れずに「俺が!pleaseしているんだ!」という元夫が、最後のシーンで何を求めているのかという問いに「愛」だと答えるの、赤ちゃんすぎてまじで気持ち悪いなぁ。しかしどの描写もかなりリアルに感じた。ホラーというより社会問題をファンタジックな味付けで描いた作品という印象だ