『メンター』
終わって明転してから後ろの人がデカめの声で「ちょいちょい泣かせにくるくせにさぁ!」と言っていて、そうだね…と思った。ずっと誰かが急に人殺しを始めてもおかしくない緊張感があって泣くどころではなかった、たぶん意図されてのことと思うのだけど。あのずっと不安定な感じって、なんか今っぽい
『ロングレッグス』
いやマザコンまではいかないが、この歳にしては現実の母のことが好きすぎるかもしれないという自覚がある。つい重ねてしまうから、母親が悲しい目にあう映画は本当につらい。いやこのリーの母も地獄の業火に焼かれ続けるのかもしれないが…
音楽がやけにずっとかっこよかった。車の中でロングレッグス(その後リー)が絶叫するのも絶望を湛えたシャウトという感じがした。
白人メインの作りになっている映画で、アジア系のかっこよくて優しい先輩が瞬殺だったの許されん。それにしても「この人は死ぬな…」という予感が全て当たるので意外性は無かった。
ラストの、ヘイルサタ〜ンちゅちゅ💕みたいなのほんとに悪趣味であった。まあそれも含めていろいろ解決してなかったりするのが、悪魔映画にハッピーエンドはないという私の認識にあてはまるもので、また良い。射程範囲が狭そうな映画ではある。
『ロングレッグス』
これ私は何でそんなに助かったのかと思ったら、母親が実は元からサタニストであったわけではなくて、まず子を守るために悪魔に身を捧げていたということだったので、そのブレなさに対して救われたのだった。他の人は殺すけど最後までリーの味方だった。あとでかいライフルで子の呪い人形を破壊するのもかっこよく…やはり私はマザコンみがある……
『シラート』のことを時々思い出す。このコメントだとジム・オルークのがいちばん分かる感じする。
https://transformer.co.jp/m/sirat/
『プリティ・ウーマン』
良かったことばっかり書いたけど、ジュリア・ロバーツの美しさに対する目線(この頃はこういうの普通だったと思うしこの映画に限ったものではないけど)は、今見るとちょっときもい…
でも最後あたりで皆がそれぞれ自立を考え始めるのも、やっぱ良かった(また良かった話になった)
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https://news.denfaminicogamer.jp/news/260817b
『急に具合が悪くなる』
外庭で観劇中に足のもみ合いが自然発生するシーン、今までの話ってこれのことかと分かりつつも、ちょっと怖くて変なシーンだとも感じたから、その感覚こそが、内と外とがぐちゃぐちゃになって、不可能ではなくなったものを垣間見た証拠かもしれない。
マリー=ルーが初めのほうで、仕事とプライベートを分けないようにしていると言っていたのはそういう意味なのか、ずっと分からない。私は今は資本主義に沿った生き方をしていて、仕事とプライベートを一緒にすることができないからかなぁ
『急に具合が悪くなる』『シラート』
その前に観た『シラート』は現実のきついところを隠しもせず描いていたと思う。舞台となっている場所や、制作している人々が異なるから比べるのも適切でないけど、『急に具合が悪くなる』が、現実のきついところもできるだけの希望をもって描いていたのは、私がたまたま『シラート』の記憶が新しいうちに観たことでより際立って、救いのように思えた。『シラート』では細い道を渡り切れた人しか救われないことを考えると、そこにある現実の地獄さも際立つが…
『急に具合が悪くなる』
私は人に関わることは基本的に苦手だし、看護師をしていた母に看護師はいいぞと言われても人の身体に触れて作用することがほんとに嫌だったから今があり、趣味嗜好的に「好き」な映画ではないのだけど、これほど響いてきた映画は少ない。特に今のタイミングで観て良かった。
『急に具合が悪くなる』
我々の苦しさが資本主義の構造にあるのはまったくもってそうだと思うんだけど、映画にそれを言われるとは思っていなくて、けっこう衝撃だった。認知症、自閉症、末期ガンの話を、経済や政治のような別の角度から見る試みや、個人の感情より構造で見ようとする(個人の感情を無視するわけではなく)ことは、ほぼ私のメインアカウントのタイムラインなので、そういう意味でも感動した。