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『ブラック・クランズマン』の感想です。 (1/3) 

軽~いノリの予告編を見て、こんなのどうやってギャグにするんだ?と思ったが、本編は笑えるところもあるものの、笑いものになっているのはレイシストの白人。
全体にテンポはよいが、軽く描いているわけではなくて、安心して見ていられた。

黒人やユダヤ人の刑事が、仕事だから平気な顔でレイシストに合わせているように見えるが、こんなの続けたらメンタル破壊されるよね、と、ひやひやしながら見ていた。
活動家の恋人(恋人未満かな)が、警官を「ピッグ」と呼ぶのに、「すべての警官が悪いわけじゃないだろう」と抗弁する主人公。自分の立場から出てくる言葉であると同時に、個人を見ないで人をカテゴリーで見る思想の危うさも伝えている。
この女子学生が、若さの生硬さとキュートさを両方見せていて、魅力的だった。
eigakansou.life/%e3%83%96%e3%8

『ブラック・クランズマン』の感想です。 (2/3) 

同僚たちは、ヒドイのは一部で、基本的にヘイトは秩序を乱すもの、取り締まるべきもの、という考えの人たちで、ちょっとほんとかな? という気もした。
かえって、いまより1970年代のほうが、ふつうの人たちが、正義や理想を素直に表現していたかもしれないけど。

最初の方で、主人公に「そんなやつが大統領になるわけない」と言わせ、最後にトランプやシャーロットビルの実写映像をもってくる。
あからさまに現実を指さしているのは、映画としては破綻なのかもしれないが、わたしには全体がすっきりまとまっているように見えた。

ハリー・ベラフォンテが出てきたのにはびっくりした。

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『ブラック・クランズマン』の感想です。 (3/3) 

日本でもヘイトスピーチやヘイトクライム花盛りだが、商業映画でこういうテーマには、とんとおめにかからないねぇ。
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