ジョジョがさいこうだったのであしたもみるわ………

『裁き』の上映が始まってるらしく調べたら大阪は9月初旬から。覚えておかなければ

まあ上品の定義も人によって違うか

先日劇場版魔法科高校の劣等生観たんだけど、この作品のいいところってお兄様が流石なだけじゃなく、なんやかんやでお育ち良く賢く思慮深い主要メンバーが因縁つけてきた下品な輩を若い正義を武器にボコボコにとっちめるところだなあと思った。有閑倶楽部的な。
映画自体もこの作品のらしさを削ぐことなく90分できれいにまとまってて、観たいものを観れた実感がある。満足。
超絶下品な人が出てくる映画ばかり観てるけどたまには上品な人が出てくる映画も観てリフレッシュたいせつ。

今この瞬間をいろんな人の地獄愛の考察が読みたい一心で生きてるアカウント🙋
filmarks.com/movies/72976

地獄愛 雑感 

序盤でミシェルが語る母親との関係こそ、その後のグロリアと築いていく関係の原型。自分だけを選びありのままを受け入れその身を掴んで離さないグロリアは母親と対極の存在であり、おそらくミシェルの求めた母親像。一方グロリアは自分が注いだ愛と同じかそれ以上の深い愛を求めている。なにがグロリアをそうさせるのかまでは描かれてないように思うけど、そこがミステリアスで魅力的。2人は共依存し強い繋がりを築いていくけど、両者は多分全く違う景色を見ている。社会から孤立し激しく愛し合うのにどこまで行ってもそれぞれの孤独から抜け出せない地獄。良い邦題。今回のファブリス・ドゥ・ヴェルツはいつにも増して目!目!目!で強い眼力でこっちを見返してくる。余白を許さない画面掌握率99%で世界の中心である2人を描く。緩急のバランスにぐいぐい心持っていかれるし堪らなかった。無数に女がいる中で全員を殺すことは到底無理、そうして選んだ究極の愛と支配の幕引き。最高でした。

昨日は地獄愛とハネムーン・キラーズの二本立てキメて最高の一日にしました。期待以上にちょ〜〜よかったし、売店には変態村のパンフ置いててマジ感謝DOPE

🍥 さんがブースト

『団地』藤山直美と岸部一徳の大阪弁でのやりとりがすてき。阪本監督らしからぬ意表をつくオチだが、あれは死のメタファーだと強く思う。逃げることを肯定する強い映画だ。

ゾンビスクール! 雑感 

ジャンルの王道も視点が変わると新鮮になる、というのの大成功例だと思う。めっちゃ良かった!
冴えない日常を送っている人物が突然ヒーローにのし上がる。
でもそんな日常を送っているのは主人公だけじゃないので、誰もがヒーローになる可能性があるんだよ。
一番いいところをかっさらって行くかに思われた主人公から他者にすり替わっていく過程が面白かった。
やたら汚らしかったり倫理崩壊した演出も90年代の香りがそこはかとなくあって好き。
はじめはどうやってオチ付けるんだろうと思った終盤10分の疾走感は最高。

あっちで公開中のファブリス・ドゥ・ヴェルツの最新作がネトフリで配信されるそうなので一生ネトフリやめられねえ

見てない間に去年の南インド映画祭の作品がネトフリに入ってたり、ほかにも色々増えてたので、また当分TSUTAYAはお休み。積みDVDもあるし。なんで積んじゃうんだろうな

ハワード・ザ・ダック 

GotGのときからタイトルしか知らなくて今回初めて物語に触れたけど、GotGのクレジットに登場するべくして登場したキャラクターなんだなあ。
宇宙にさらわれて別の星で生きることを余儀なくされた2人のヒーロー。
2人がなにもしらずに同じ時代の空気を吸ってたの、運命的だしロマン感じる。
ピーターも異種姦してたしやっぱ意識してたのかな。
本作自体軽快なテンポとシニカルな笑いが多くて面白かったし、GotGと合わせて観ると尚良い。

ホラーのほうのドールズ 

序盤の食事シーンでおばあちゃんが主人公の手首を掴んで「肉をつけないと」って言うところ、絶対食う気じゃん!!!ってなったけど、後にまじで健康を気遣っていただろうことがわかってその優しさに泣いた。
なんかもう色々といい映画だった…ストップモーションお腹いっぱい観られるし、青年と少女のコンビが尊いしかわいい。
清い心をもつ人間は受け入れる魔女、とてもいい…。

あと中村義洋には硬派で最後湿っぽくならない残穢みたいなひたすら辛いチャンバラ映画撮ってみてほしい。不気味な演出はそのままで

忍びの国の國村隼の殺陣キレまくっててヤバすぎるのでもっとチャンバラ映画に出て欲しいよ…

オクジャ 雑感 

人類みな罪人!という感じでとても良かった。
オクジャはまもるが他の豚はまもらない、鶏肉は大好き、柿も大好き。美味しいもんな!残念ながら命に平等はない。
善人面した人々に泥を塗るような意地の悪さと、それでもある面ではひたすらに優しいその姿を映す。
祖父からの小遣いが入った貯金箱を叩き割るミジャ、飛び散る破片と無数の小銭、ミジャが踏まないように破片をかき集める祖父。もうたまらなかった。

忍びの国の役者の話になるとキリないので下手に言えないかも。主要だけでなく名もない役まで全部最高なので。こういう細部まで人物が生きてる映画は本当に最高。

忍びの国 

変わり身の術CG以外全部最高なので四捨五入すると満点!そう!満点!I LOVE 中村義洋

忍びの国 雑感 ネタバレはない 

中村監督の画面の細部まで構成され最早奥行きの果てが見えない映画作りが大好きなんですが、本作本当に極まっててやばいしか言えない。
奥行きに果てが見えないということは、その地続きに現実世界があるということで、本作で掲げた命題と同じ地面に観客がいるということを視覚的に訴え、方々の思惑が入り乱れるさまを複雑かつ明快に構成し命題へと落とし込む脚本、この完璧調和!パーフェクトハーモニー!
最も声を大にして言いたいのが殺陣×ワイヤーアクション×パルクールで緻密に構成された忍術。コーディネーターの人ヤバくないですか?
語彙とかないのでヤバイしか言えないけど、ウィンターソルジャーのナイフアクションを倍速でずっと見せられてるようなかんじなので本当にヤバイ。ヤバイ…
時代活劇のワイヤーアクションの吊られてる感が好きではないんですが、本作一切吊られてる感が無く、ものすごく新しいものを見た!という手応えが半端じゃない…忍者という設定とパルクールがうまく掛け合わされた結果かもしれない。
「これが邦画だ!オラァ!!」ってドカドカ殴ってくるような作品でこれ世界最速で観れる日本めっちゃすき

忍びの国観た。殺陣が最高すぎて私は死んだ。

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