忍びの国 雑感 ネタバレはない
中村監督の画面の細部まで構成され最早奥行きの果てが見えない映画作りが大好きなんですが、本作本当に極まっててやばいしか言えない。
奥行きに果てが見えないということは、その地続きに現実世界があるということで、本作で掲げた命題と同じ地面に観客がいるということを視覚的に訴え、方々の思惑が入り乱れるさまを複雑かつ明快に構成し命題へと落とし込む脚本、この完璧調和!パーフェクトハーモニー!
最も声を大にして言いたいのが殺陣×ワイヤーアクション×パルクールで緻密に構成された忍術。コーディネーターの人ヤバくないですか?
語彙とかないのでヤバイしか言えないけど、ウィンターソルジャーのナイフアクションを倍速でずっと見せられてるようなかんじなので本当にヤバイ。ヤバイ…
時代活劇のワイヤーアクションの吊られてる感が好きではないんですが、本作一切吊られてる感が無く、ものすごく新しいものを見た!という手応えが半端じゃない…忍者という設定とパルクールがうまく掛け合わされた結果かもしれない。
「これが邦画だ!オラァ!!」ってドカドカ殴ってくるような作品でこれ世界最速で観れる日本めっちゃすき