Novy さんがブースト

邦画アクションのトレンドがハイローだとしたら諦める。

Novy さんがブースト

『二重生活』とりあえず門脇麦出しておけば、存在感とエロが絶妙にバランスが取れる事は置いておいて、理由なき尾行と、意図せず覗き見た他人の生活のリアルに、無根拠な場所からの視線だからこそ没頭してしまう無責任な感覚と、発露した時の絶望感と救いのなさが鑑賞していてなんとも心地よい緊張感を与えてくれる。不思議な映画。

『君の名は。』WOWOWで再鑑。一年ぶり。やっぱり泣く。エンターテイメント映画として本当に良くできていると思う。新海誠の繊細な背景とファンタジーが絶妙に絡み他では替えのきかない映画だ。ベタでも良いじゃん。

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@Novy 下らないけど面白い映画でしたね

映画『セトウツミ』
管田と池松の若手実力派だからこそ、下らない会話だけの約90分が、替えのない面白空間に仕上がっていた。
脱力しながら始終笑いっぱなしで楽しめるのも、空気のように達者なやりとりのおかげだ。ドラマ版と比較すると特によくわかる。
こういうシンプルな作品だかこそ、役者や演出の意味や機微を感じる。

『ミュージアム』 

原作の猟奇的な箇所がさらに増していて、グロさが面白かった。なによりも犯人役の妻夫木に最後まで気づけなかったのが驚き。
一皮むけた演技に感服。
ラストのラストは必要だったかは疑問が残る。引き継がれていくって余韻は理解できるが、ドンと終わればこ利口に纏まらず衝撃のまま終われたのに。

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岩井俊二監督『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』を久しぶりに見ました。やっぱり可愛いなー。男の子たちがお馬鹿なのがいいですよね。アニメ版は、好きではなかったんですよ。なんだかべったりといやらしく、この爽やかさがなくって。

『ブレード・ランナー ファイナルカット』@爆音映画祭。初爆音。
爆音って言葉に惑わされてた。
コンサートセッティングの劇場で音の存在感を頼む映画だ。
ブレランはいつものブレランだが、感触は大違い。ヴエンゲルスの曲はもちろんだが、環境音やSEの存在感が世界をぐっと引き付けてきた。
ファイナルカットをスクリーンで観るのは、たぶん初めて。バルト9での上映会を満席で諦めたのはよい思い出。
フィルムメイドの映画を、レストアされた状態で大スクリーンで観賞できる幸せったらない。
個人的にデッカードは、やっぱり人間、レーチェルは特殊個体で四年の寿命はなかった、というオリジナルでの感想に変わりはない。

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『野良犬』
午前十時の映画祭にて。面白かった!
三船敏郎の美しいこと美しいこと。三船が街をさまよい歩くやたら長いシーンもまったく飽きなくて、「絵になる」とはこういうことなんだな、と。

戦後すぐの東京の街の映像や、復員兵やその周辺の人びとの繊細な心理をとらえた点でも素晴らしい作品。それにしても4Kすごい。

シネコンの入ってるショッピングモール周辺も、そこに至る道路もやたらと渋滞で一時間遅れの到着で映画一本見損なった‥貯まってたポイント交換してたからまだ気が楽だけど、プレミアムシートがポツンと空席なのを想像すると申し訳ない気分。

『アンブレイカブル』
スプリット観たら、観ないわけにはいこない。
十数年ぶり。改めて観るとすごい終わりかたしてたけど、ヒーロー誕生と同時に悪役誕生の話でもあって、サミエル・L・ジャクソンを主役としてみるととても切ない。不思議な映画だ。

『スプリット』
シャマラン監督らしい演出力の冴えた傑作。監禁と多重人格ってテーマはあるようでなかった魅力的な組合せだけど、凡百な監督だとテーマ倒れで最後までもたなかっただろうな。
予備知識無しで観たので、まさかあんな展開になるなんて。
うーん、楽しみなんだけどどうなんだ?
今更ながら感がちょっとあるんだよな。

『ワンダーウーマン』
主役の女優ご美しい事が救いでした。
まさにマンガ、これは誉め言葉です。

丸の内ピカデリーで爆音映画祭!!
ブレードランナー・ファイナルカットと、2049、ついでにキンクスマンチケット購入したよ。
爆音映画初めてで、すごく楽しみ。
地獄の黙示録とマッドマックス 怒りのデスロードを悩み中。

『エイリアン コヴェナント』 

巨人属の城に、アンドロイドにとっとの神=人間が入城するも、滅ぼす者アンドロイドに神々が殲滅されていく。
まんまワーグナーなんだな。
話でかすぎなわりに目の前の登場人物がチープ。
創造と破壊的のテーマは美しい映像でズシンと届くが、人に魅力が足らない。
主人公はアンドロイズなんだから、サタン主役にダークさ深めれば更に重苦しく面白くなったのでは?
それにしてもリドリー・スコット監督プロメテウスといいコヴェナントといい、女主人公に微妙な顔立ち選ぶのはなんでなんだろう?リプーリーはギリギリ戦闘美女だったのに。

『プロメテウス』
コヴェナントの予習に再観。
人に対する暴君エンジニア、アンドロイドに冷たい人間。神の火を盗んで技術を与えたプロメテウスは共に自己の欲望のみに忠実で、その障害となるのがエイリアンってことは、奴は神なのか?
シャーリーセロンは横に逃げれば善いのにって毎回思う。

『海よりもまだ深く』
ダメな大人の阿部寛と母の樹木希林の掛け合いが、あまりにも自然で、作り物である映画なことを忘れそうになる。
台風はいつだってイベントだけれど、それすら小市民的なことに好感。
映画館で観るモチベーションが俺にはなかったけれど、家でゆったりと観ていることが心地よかった。
ラストの緩さも、いつまでも続く日常を生きる主人公たちらしい良い区切りだ。
真木よう子が奥さんだったらそりゃ未練たらたらになるよな。
俺もいつまでたっても大人になれないから、主人公の心情や行動に、嫌だなと思いながらも共感しまくり。

『機動戦士ガンダム THE OLIGIN V 激突 ルウム会戦』
やっとモビルスーツが飛び回りだした。ここまで長かったな。キャスバル、アルテイシア兄妹の話も嫌いじゃないが、モビルスーツが戦ってこそのガンダム。
ストーリーは王道だから確認に近いけれど、サイド1の殺戮やコロニー落としの非道さをジオンサイドから描いているのは良かった。ラルあんたは漢だ。
さあ最後の一本、来年が待ち遠しい。

『ダンケルク』 

今年のベスト。今のところ。
まさに映画。これぞ映画。
物語やイデオロギーを一切排して、音と映像で観客を圧倒する。
異なる時間展開のストーリーを最後に一つにまとめていく展開は、主人公のいる感情的、感傷的戦争ではなく、そこにある戦争を映画として描く手法としてとても効果的だ。
映画は、観客を犯してなんぼ。
ウダウダと理屈を並べて賢く語る映画も良いがよりプリミティブな力に溢れる映画の前では、上品で高尚な遊びでしかない。
椅子を震わす銃弾や飛行機の音、刻み続ける時計の音、鼓動をもした音楽、圧倒的な画、冒頭からラストカットまで目が離せず、あっという間に終わってしまった。
トム・ハーディーの燃えるスピットファイアーの唯一ドラマ的な検出以外は、分かりやすい盛り上がりや臭い演出はないがそれでも人の誇りや意思、諦感や絶望はしっかりと伝わってくる。
語る事でなく魅せる事で戦争を描ききった、戦争映画の傑作だ。

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