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座頭市 あばれ凧 

これ凄い。一番おすすめしたい(1-7作目の間では)。

前作のアクション全振り映画から戻って、お約束通りの座頭市。ご飯シーン、市の切ないプラトニックな恋心、古き良き日本の風景。
ああ、いつも通りの座頭市だなぁ。と安心して鑑賞していました

・・・が・・・敵を川の中に誘い込んで、水の中から1人ずつ斬っていく、なんかホラー映画みたいな(ジョーズみたい)・・・今までにないパターンぞこれ・・・。

市とタイマンを張る強い剣士との一騎打ち!さあ来た!・・・あれ?超あっさり倒される・・・。あれ?あれ?いつもの座頭市じゃない、あれ?

そして最後、市は敵のアジトに殴り込みをかける。おいおいなんだこれwww。完全にホラー映画www。否、むしろランボー?キャリー?2つの物語がリアルタイムで同時進行する。スターウォーズ?時代劇でこれやっちゃう?血の量もおっけー。
背景に夏の花火が打ち上げられる・・・。ドーン、ドーン、なんかアート的なんですけど・・・w。

今観ても普通に面白い。当時としては凄い画期的なエンターテインメントなのでは?歴史に残したい一本だ。

ちなみに、本作ではハエを斬ります。

「1987、ある闘いの真実」のユ・ヘジンはマジでカッコ良かった。

座頭市 千両首 

今回の殺陣は貨幣真っ二つ。
・・・あれ・・・今までの座頭市と全然違う・・・汗。あ・・・。製作スタッフが今までとは全然違うじゃないですか。撮影は宮川一夫。

今回はアクションとバイオレンスに振り切ったver。血がブシュブシュ出てるし。
これまであったお約束(ご飯シーン、ヒロインと市イチャイチャシーン、のほほんとした日常シーン)がない。若山富三郎出てるから?ムチ持ってるがなwww

アクションに振り切っただけあって、殺陣は凄い。若山富三郎は言わずもがな。勝新太郎も「座頭市が板に付いてきた!」という感じ。殺陣での見せ場がとても多いです。

座頭市 喧嘩旅 

座頭市の、市とヒロインの関係って、LaLaLandっぽいんだよな。ヒロインが市に惚れる・・・けれども、最終的に結ばれない。それがヤクザの浪人、座頭市であるが故の現実。

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座頭市 喧嘩旅 

1960年代の映画(まさに座頭市ですが)は映画製作者にはとても勉強になると思う。製作スタッフの工夫がよく見える。セットにしても映像にしても、手作り感が「分かる」ので、こういう撮り方をすれば良いのか!という発見がある。あと自分でも工夫次第で出来そう!って思えるんだよね。

CG全盛の今の時代の映画は、手作り感が感じられない(どこをどう工夫したら良いのか分からない)。あと、自分でも出来そう!って思えない(泣)。物量で勝負!みたいなところがあるんだよね。

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座頭市 喧嘩旅 

本作の殺陣は、ロウソク真っ二つ。ここまで5作を観て思ったんだけど、映画って90分で十分だよなぁ、と思った。基本、120分の映画ばっかり観てきた自分にとっては新しい発見だった。(この後の作品はどんどん奇抜な映画になっていくらしいですが、それは置いといて・・・)。

本作も、アクションシーンでの突飛な殺陣はない。むしろ若干単調になっている感は否めない。完全に集団戦闘の殺陣になってきたし、カメラワークも単調だ。新・座頭市(3作目)の殺陣のシーンのカメラワークは凄かった。

それでも日常シーンが面白いから飽きない。勝新がメシを食うシーンしかり、世界観に没頭できるセットの作り込みとか、草原、荒野、田園、竹林の風景を美しく撮るとか、面白い台詞回しとか(現代人とは違う喋り方だから、聞いてるだけで本当に面白い。)

あと、毎度のことですが、人間ドラマが良い。甘すぎず苦すぎない、毎回ほろ苦い感じなんだよね。座頭市が目暗の浪人である、という設定が上手く活きてる。

冒険とアクションがあって、人間ドラマでホッとさせて、最後はハッピーエンドなところは、ピクサー映画に通じるものがある。

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 

この映画「ファイト・クラブ」へのオマージュもある。多分。身体の傷を見せ合うシーンとかそうだし、何よりもこの映画、やたらとスタバ批判のセリフがあるし、オチは「実は地球をスタバ化しにきた宇宙人と闘う話でした」というものだ。最後は大爆発で文明が吹っ飛んで終わるし。

ファイト・クラブ厨の心を擽ぐるんだよね。たまたまかもしれないけど、意図的にやってるとしたら、やはりエドガー・ライトすごいとしか言いようがない。表面的にはコメディで、誰にも気づかれないように社会批評をする。(←ヲレの妄想)

座頭市 兇状旅 

殺陣は、前作の「新・座頭市」の方が優れていると思う。
本作は僕の知る座頭市。市・個人の物語というよりは、旅先で出会う人々の群像劇担っている。

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座頭市 兇状旅 

劇場版の座頭市四作目。
今更ですが、劇場版の座頭市は、物語が前作から続いてるので、一作目から順番に観ていく必要がある。本作ではお種さん(一作目のヒロイン)が登場する。
本作は切ないストーリーになっています。

殺陣での見せ場は、かの有名な徳利を真っ二つにするシーン。

それにしても・・・
お種さん・・・下種い女になっちまったなぁ!!!(号泣&ネタバレ)
男としては身に積まされる映画であった。

途中、意味なく虫のシーンが挿入されるのだが、サム・ペギンパーのワイルドバンチへのオマージュかな?
あと撮り方と音楽がどこか?アート映画っぽい。007のスカイフォールみたいな。

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子連れ狼 死に風に向う乳母車
大五郎が喋った。オープニングから狂ってますね。途中から西部劇に笑。また一段と007(ダニエルクレイグ版)っぽくなった気がする。乳母車が凄いことに・・・。
若山富三郎の殺陣は凄いですね。斬るときに腰が入ってる。殺陣がダサかったらただのキワモノ映画になると思う。けれど、殺陣がちゃんと迫力があってかっこいいから、凄い映画になっている。さすが。

ロッキー4 

もうすぐクリード2公開なので観た。やっぱこれいい映画じゃん笑。ソ連を倒すためじゃなくて、アポロを死なせた償いとしてロッキーはソ連に死にに行くんだよ・・・あ・・・それって、「波止場」にオマージュを捧げた一作目と同じだった笑。まぁ同じでも良いじゃないか。「No Easy Way Out」が流れる回想シーンは泣けるじゃん。

「明日のジョー」の金竜飛戦みたいな話にも見える。機械のような男ドラゴがロッキーのパンチで人間になっていく。例えるなら「ピンポン」の星野対ドラゴン戦、星野対月本戦の方が良いか。名前も似てるし。否、ややこしいだけだ。

タカ派の映画だと批判される要因はラストのロッキーの演説シーンだと思う。これ無い方が良かったんじゃ・・・。この演説が、頭の硬い連中が批判を垂れるための口実となった・・・。このシーンが無ければ、タカ派な映画じゃない。むしろソ連の大自然の雪原風景は美しいぐらいだ(このシーンのロケ地はカナダですが笑)。

パーフェクトブルー 

理由はよくわからんが、大好きで何度もヘビロテしてる。去年の1月も観た。そしてまた観た。やっぱりなんで良いのかよくわからん。まあ理由なんてわかんなくて良いか・・・今敏のセンスが凄いんだ。オープニングが神ってるよね。

明確な理由は1つある。音楽の使い方。アイドルソング(この映画のために作られたものだと思うが)が、サスペンス調の映画の雰囲気にすごく合ってて、めっちゃカッコいい。そして歌詞がちゃんと物語とマッチしてるんだよね。

現代の日本の音楽と言えばアイドルソングだ。昔「マジカル・ガール」という洋画で何故か昭和の日本のアイドルソングが使われていた。狂ったサスペンス映画なのに。でも超かかっこいいんだよね。

スコセッシ映画の暴力シーンには愉快なポップス、時計仕掛けのオレンジの暴力シーンには雨に唄えば。ドラゴン・タトゥーの女でも処刑シーンにEnya。夏エヴァで2号機が量産機をぶっ殺すシーンが何故カッコ良いか?というと、あのクラシック調の音楽だ。この路線で行こう。暴力シーンで日本のアイドルソング使おう。絶対かっこいい。海外にも売れるぞ。

柳生一族の陰謀
深作欣二監督。
仁義なき戦い+東映のドラゴンボールZ+柳生十兵衛って感じでした。
(実写版のドラゴンボールは深作監督がやったらよかったのかもしれない。)
それにしても豪華キャスト。ポップでファンタジーな時代劇でした。

本作は陰謀論のお話ですが・・・
しかし今我々が知っている、「日本の歴史」は、「徳川幕府が語るの歴史」なのです。
武田信玄が強かった、というのは、徳川が語る武田が強かった、というだけの話・・・
これ以上は危ない話題になるので言及は避けます笑。

そう言えば、るろうに剣心にも、目の見えない敵キャラがいた。

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「るろうに剣心」は「座頭市」がモデルのような気がしてきた。
新・座頭市のラストシーンは抜刀術による対決。このシーンがるろうに剣心を彷彿とさせた。剣心の得意技は抜刀術だ。勝新も設定上は居合い(抜刀術のこと)の達人。

記念にでかい映画館で再上映してほしいなぁ <= AKIRA。

明けましておめでとうございます

という言葉と聞くと、別におめでたくも何ともねーやい!、と言いたくなるものですが、毎年、お節料理と蕎麦は食べたくなるもので、やっぱり僕はおめでたいのかもしれません。あけおめです。

大晦日の渋谷の光景を見ると、我が師、タイラー大先生の言葉を思い出す。「俺たちは歌って踊るだけのこの世のクズ。有機肥料の一部に過ぎない。」

今年も有機肥料として頑張るぞ。

新・座頭市物語(映画初め) 

うううむ。これすごく良かった。お勧め。シリーズ最高傑作じゃね?(まだ3作しか観てないけど笑)本作からカラー映画。勝新の殺陣が本格的な「見せ場」になる。

殺陣が良い。
突飛な演出(like子連れ狼、キル・ビル)はない。普通の殺陣。でも迫力が全然違う。僕がこれまで観た映画の殺陣は、血ブッシューorカンフーor集団戦闘orライトセイバーのどれかだったんだけど、そのどれでもない。重厚なタイマンの殺陣。

カッコ良く笑わせる。
居合い斬りで4つのロウソクを斬るシーンがある。このシーンの演出が爆笑wwwなんです。でも、決してダサくない。すげーかっこいい。
こういう演出は難しい。やろうとしてできてない映画はたくさんある。数少ないできてる人って誰?それが、ジャッキー・チェン、トム・クルーズ、ブルース・リー。

脚本は相変わらず良い。
一作目同様、人間ドラマがよく描けてる。殺陣だけでも良いのに、人間ドラマに手を抜いていないから偉い(平成の実写映画は手を抜きすぎ)。
え・・・こいつ悪役だったん?
え・・・こいつ実はめっちゃええ奴やん(泣)・・・。今回もしてやられましたよ・・・。

くうう。。。
結局、観たい映画がないので、「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 」をまた観てる。もしかしたら、これ、現状で一番好きな映画かもしれない。
コメディと哀愁のバランスが絶妙というか、自分にとっては号泣コメディなんだよね。
何故こんなにもグッと来るのか・・・。

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