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「るろうに剣心」は「座頭市」がモデルのような気がしてきた。
新・座頭市のラストシーンは抜刀術による対決。このシーンがるろうに剣心を彷彿とさせた。剣心の得意技は抜刀術だ。勝新も設定上は居合い(抜刀術のこと)の達人。

記念にでかい映画館で再上映してほしいなぁ <= AKIRA。

明けましておめでとうございます

という言葉と聞くと、別におめでたくも何ともねーやい!、と言いたくなるものですが、毎年、お節料理と蕎麦は食べたくなるもので、やっぱり僕はおめでたいのかもしれません。あけおめです。

大晦日の渋谷の光景を見ると、我が師、タイラー大先生の言葉を思い出す。「俺たちは歌って踊るだけのこの世のクズ。有機肥料の一部に過ぎない。」

今年も有機肥料として頑張るぞ。

新・座頭市物語(映画初め) 

うううむ。これすごく良かった。お勧め。シリーズ最高傑作じゃね?(まだ3作しか観てないけど笑)本作からカラー映画。勝新の殺陣が本格的な「見せ場」になる。

殺陣が良い。
突飛な演出(like子連れ狼、キル・ビル)はない。普通の殺陣。でも迫力が全然違う。僕がこれまで観た映画の殺陣は、血ブッシューorカンフーor集団戦闘orライトセイバーのどれかだったんだけど、そのどれでもない。重厚なタイマンの殺陣。

カッコ良く笑わせる。
居合い斬りで4つのロウソクを斬るシーンがある。このシーンの演出が爆笑wwwなんです。でも、決してダサくない。すげーかっこいい。
こういう演出は難しい。やろうとしてできてない映画はたくさんある。数少ないできてる人って誰?それが、ジャッキー・チェン、トム・クルーズ、ブルース・リー。

脚本は相変わらず良い。
一作目同様、人間ドラマがよく描けてる。殺陣だけでも良いのに、人間ドラマに手を抜いていないから偉い(平成の実写映画は手を抜きすぎ)。
え・・・こいつ悪役だったん?
え・・・こいつ実はめっちゃええ奴やん(泣)・・・。今回もしてやられましたよ・・・。

くうう。。。
結局、観たい映画がないので、「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 」をまた観てる。もしかしたら、これ、現状で一番好きな映画かもしれない。
コメディと哀愁のバランスが絶妙というか、自分にとっては号泣コメディなんだよね。
何故こんなにもグッと来るのか・・・。

続・座頭市物語
前作とストーリーが繋がっている続編。
てゆーか、前作からたった半年後にできた続編なんですね・・・スピルバーグもびっくりの早撮りやん。

早くもvsシリーズ突入か・・・!
勝新vs若山富三郎(この頃は城健三郎と名乗っている)。
座頭市の初ご飯シーン。勝新の食う白米は、なぜあんなに美味しそうなのか・・・。

とにかく、若山富三郎が最高にかっこいい。

そして、ラストシーン・・・
え!?これで終わり!?www

今考えると、勝新ってトム・クルーズ、ジャッキー・チェンみたいだ。せめてハリウッドに行っていれば・・・。
日本だと難しいよなぁ。この国は、何故こんなにも閉鎖的なんだろう。入って来るよりも出て行くのが難しい。

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天才 勝新太郎 春日太一著(本の感想) 

年末年始に「座頭市」観てるのは、この本を読み始めて、心が燃えたからなのですが・・・さっき読了。面白かった。

映画作家としての勝新太郎がそこにいた!という本。歯に衣着せぬ、表現者(クリエイター全般)のあるべき姿を、勝新太郎から教えられた気がする。

この本は読者に対して「お前が表現したいものって何?」と、耐えず問いかける。「知識だけ学んでも無駄だぜ」と勝新太郎にせせら笑われたような気にさせられる。

勝自身は、その強烈すぎる作家性であるが故に、苦しみ続けることになる(この本には暗い話も全て書かれている)。

ここから下は僕の感想。
もう一つ、勝新太郎にとって不幸だったのは時代なのかな。60-70年代は、テレビが台頭し、映画界全体が不振だった。勝プロも資金繰りのために疲弊していった。
80-90年代は、勝新太郎のような型破りなアウトローにとっては居心地悪かっただろう。いつの間にか偉くなっちゃって、気づいたら袋小路。
勝新太郎の才能がわかるプロヂューサーはいなかったのかな?
全盛期に監督業に専念させてあげたかった(なぜか上から目線)。

座頭市物語
一作目の座頭市。
僕は、タケシ版、あと、何作目か分からないけど、たまたま見た座頭市をいくつか観た程度であるが・・・
面白かった。この一作目は僕の知っている座頭市と違っていて、正統派時代劇だった。突飛な殺陣は無し。とても静かな時代劇だった。

社会派・・・というか、基本的には人間ドラマで魅せていた。悪役の見せ方が上手い。「許されざる者」のように、この人良い人かな?って思うと、ことごとく裏切られるので、話がどっちに転ぶか分からない。
ハラハラドキドキ・・・はしない・・・しかし、この登場人物はどうなるのかな?という、人物描写で観客の興味を飽きさせない。

勝新太郎の自慢の殺陣はあまりない。ちょっとずつ、ちょっとずーつ見せていく。あと、殺陣より何よりも座頭市の日常シーンが魅力的。ずんぐりむっくりしている勝新太郎が「可愛い」んだよね笑。愛嬌がある。すごくハマってた。

ちなみに、音楽は伊福部昭がやっていた。確かに、音楽はゴジラが歩いてる時にかかりそうなやつだった。

youtube.com/watch?v=3ndP_n0pcv

寅さんってファンタジーだったんやな。(寅さん公開当時、既に、あのような東京の下町は存在し無かった。)
「この世界の片隅で」とかもそうだったんだけど、僕の知っている「日本っぽい日本」自体がもはやファンタジーなんだよな。

このYouTubeで語られている山田洋次にはシンパシーを感じてしまう。是枝裕和と同じだったのかー、というのは新たな発見である。「学校」という映画は今思い出すと、確かに「万引き家族」に似ている。

平成は何も変わらない時代だったなぁ。今と平成の初期とを比べてみても、人々の生活は何も変わっていない。

10代の頃は、ロッキー4が一番面白かった。それをおじさんに話しても分かってもらえなかった。ロッキー1が一番だよ、って言って譲らなかった。
ロッキー1の良さは歳取るとわかる。

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何故、ロッキー4は酷評され、トップガンは絶賛されるのか。どちらも似たような映画ではないか(適当)。解せぬ。

極道の妻たち
「岩下志麻」目当てで観ましたが、途中からかたせ梨乃のおっぱいが・・・おいおい、いくら何でもおっぱい吸いすぎだろ(ラストシーン)!!!凄い濡れ場でした。今の時代ならAV女優がやりそうなことを、かたせ梨乃がやってた。

映画の中で岩下志麻は超越した存在(盤石な体制側)なんだけど、役者としても超越してた気がする。彼女が出てるシーンは何故か締まる。アクションシーンとかないですよ。ただの日常シーンなのに、なぜこんなにカッコイイのか。
僕が感じたのは発声の良さでした。あとは表情かな。あの達観しきった表情。それをやりつつも、演じてると感じさせないのが凄い。あと、思った以上に嫌な女の役だったんですね。

いやぁバブル時代のコンテンツは良いね。資本主義の権化と成り下がった(上がった?)岩下志麻(だってそう言う役なんだもん)に挑戦する、かたせ梨乃をはじめとする雑魚どものもがき苦しむ姿。泣けるわ。

誰かが言ってたっけ
魂は超薄切りにして売れって
だが俺の魂は高いぜ?

やっぱ80年代は良いわ。

よし!休みだ。映画を観よう!
まずはロッキー1から5だ・・・長期休暇に入るといつも新作観ずに終わるのはどうしてだろう・・・。

サルトルの「嘔吐」(映画の話ではなくすみません) 

飲食店でこの小説を食べ物の横に置いた。その状況を見て、店員は何を思っているのだろう笑

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サルトルの「嘔吐」(映画の話ではなくすみません) 

主人公ロカンタンの俗物に対する憎しみを吐露する描写は映画「ファイト・クラブ」みたい笑。
小説の大部分が、ロカンタンの心の中の観念的な呟きで占められているので、普通の小説を読み慣れている人でも読み難いのではないか。(事実僕は結構しんどかった。)
サルトルは本作を哲学的なエッセーとして書き始めたらしい。エッセーだけだったら、本作は一般人にとっては何が何だか分からない本になっていたと思う笑。ロカンタンの一人称のフィクションという形式を取ってくれたからこそ、僕みたいな一般人でも辛うじて、なんとなく理解できるものになっている。物語なので、サスペンスとクライマックスもあるおかげで、だいぶ読み易くなっている。
あと、ロカンタンに感情移入できるかどうかがデカい。感情移入してしまう人にとって本作は「癒し」になるが、できない人にとっては「?」なんだろうな。
映画版「桐島、部活やめるってよ」との繋がりだが、確かに、ヒロキくんは「ロカンタン」だし、映画中のあるセリフは、ロカンタンが言うものと同じ。「嘔吐」との繋がりが言われているのは、この辺なんだろう(多分)。

本日より、カタカナの「リ」と「ン」を「ソ」と読む、というオレオレ法律を制定した。これにより「クリスマス」を「クソスマス」と呼ばなければならないなぁとニヤニヤしていた。
・・・が、この法律において「ゾンビ」は「ゾソビ」、「バットマン」は「バットマソ」、「タランティーノ」は「タラソティーノ」、「リベリオン」は「ソベソオソ」・・・法とは難しいものである。

@qxp 自分も何十回も観てる映画は稀ですよ!定期的に観るので、どうしても人に話したくなってしまいますが笑

やばい。ショーン・オブ・ザ・デッドのサントラを音量マックスで聴きながら日曜日の新宿とか渋谷とか池袋を歩いていたら、周囲の人間がゾンビに見えてきた・・・否、ゾンビ化しているのは私の精神の方である。

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