『疑惑のチャンピオン』のジェシー・プレモンスのプレモンス感はんぱなかった
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『疑惑のチャンピオン』がん治療中の医師からの質問と、マッサージ中の電話という2つのシーンは、両方ともランスの奇妙な正直さが描かれる。ほとんど隠すそぶりもなく、むしろ聞いてくれと言わんばかりに、ドーピングについて語る姿。そして、作中ではこの2つが、案の定という感じでランスへ疑いを差しむける。ただそれも彼は"力"でもって跳ね除けてしまう。…と考えた時、劇中のランスのこの振舞いは、まるでトレーニング時に負荷をかけるように、自らを困難な状況にあえて向かわせてるように思える。そしてその状況を打破するという行為のために。その克服(がんを克服したような)こそが、彼「が」自身「に」(他の誰でもなく、彼自身が)正当性(たとえ不正を行っても、勝ち続けることへの)をもたらしている