『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』
いろいろな疑問は解決しないけど、どれも別に変なわけではなく、辻褄が合わないと言うより説明が無い。そもそもこの世は説明がつくものばかりでもないし、それをこのように堂々と説明しないのがいいなぁ(指示語が多い)
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』
ふたりが明るいうちに山に入っていくシーンでカメラがずーーーっと上に登っていくの、むちゃくちゃこわかった。わざとらしいところも含めて、画がこわいシーンがたくさんあった。
イシナガキクエの近藤亮太監督に清水崇が総合プロデュース、こんな風になるんだな…
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』
始めのほうは、怖がらせ方に分かりやすいあざとさを感じたりして、あーね…みたいに油断していたと思うのだけど、いつの間に怖くなったんだろうか。既に亡くなったお父さんがなぜか記者のほうに電話をかけてくるところ?お母さんの気配があるのに一向に姿が見えない気持ち悪さ?実はお兄さんももうおかしかったこと?というかあの記者は誰に付きまとわれてたの?宿屋の息子はなんであんなに無礼なん?あれまじで何の施設なの?骨壷捨てるのと施設って関係ある?そもそもあの二人はなんで同居して、いや同居してるのはいいけどなんでそこまでするん?疑問が多すぎるし何も解決しないのが最高
『ブゴニア』
いい景観を引いて映した画面の一部で揉み合う(しかも殺るか殺られるかの激しいやつ)シーンとか、血まみれの人が窓から脱出してそのまま走り下りるのを遠くから定点で映しているシーンとか、人が激しく動いているのに画面が静かなのを思い出してはだんだんおもしろくなってきている。あれなんなんだ。吉本新喜劇で見たことある
『ブゴニア』
個人的にいちばんきつかったのはドンだなぁ、すごくやさしい人だった。あのとき絶対に自死すると思わされた、不穏さのチラつかせ具合が絶妙にすごい。郡の警官の人も過去に何があったか分かるような分からないような感じだったけどずっとテディを気にかけていて、話は長いけどいい人だったよね、なんで急に斧を振り下ろされたんだっけ?うーんしかしそんなこんなも全て一緒に滅んだのでまあいいのか…よかったね、動物はみんな無事だし…アンドロメダの皇帝の判断だから…
『ブゴニア』
真面目に考えて、製薬会社の失敗?で植物人間のようになってしまった陰謀論者の母親の息子があのようにおかしくなったとて誰が責められようか?いや、というかそういえば結局はおかしくもないんだった。テディこそが完全に真実を掴んでいたんだわ
『帰ってきたヒトラー』
問題はヒトラーの人間性ではないということを改めて思う。政治家がいい人だったから、悪い人だったから、なんなんだ。何が問題なのかを捕えて逃がさないようにしないと。人種という考え方や優生思想が何をもたらすのか。おばあちゃんが「だまされないぞ」と吐き出した言葉が印象深く残っている。
それにしてもヒトラーが民の皆さんと話すシーン、ドキュメンタリーだったのかよ…あとから知っていちばんびっくりした…
https://www.theguardian.com/film/2015/oct/06/hitler-look-whos-back-director-david-wnendt-interview
なるほどな、ラストでは批判的な目線があったんだ、そういえば確かに。そして事実を忠実に再現としつつ、各位の記憶が頼りになっていること。あと「没入」への警戒心って分かる気がするのだけど、私は今回めっちゃ没入して観てしまったな。というか私は基本的に映画を観るときって没入してしまいがちだから、そこから出て戻ってくるようにしているつもりではあり、それでいい気がする
https://stand.fm/episodes/696d8d0bfe65a361614f13f9