久々の映画ドン。
マストドンは基本fedibirdにいる事が多くなってしまったけど、あっちはカレーと猫、時々映画という感じ。
映画はやはり映画ドンの方が濃いな。
更新はゆっくりだけど、時々覗きにはくる。
最近観たのは『マジック・マイク ラストダンス』3回(公開されて三週間で終映…まだまだ観たかった)1週間限定上映『ソング・フォー・ドレラ』、『シン・仮面ライダー』、午前十時の映画祭『無法松の一生』、『マッシブ・タレント』
最近毎日仕事が忙しく、対人関係でストレスMAXにで、休日前に仕事帰りの映画を求めがち。『マジック・マイク ラストダンス』はニーズに答えてくれるばかりかパワーを貰えるのでほんとありがたかった…
『マッシブ・タレント』もペドロ・パスカルおじさんが私を癒してくれる。
『パディントン2』観ないとなあ。
おお…『BLUE GIANT』観てきました…
絵柄はやはり往年の少年漫画風でアレなんだけど、音楽はすごいよかった…!
音楽に浸って感動(文字通り心が動く…揺さぶられる?)して気がつくと泣いている、という。
熱いね。あれで18、19歳、って。
若いってエネルギーの塊だわ。
物語の展開自体はそのタイミングでそれはあまりにもベタな、とは思うけど。
テナーサックスとドラムだけであそこまで聴かせるのは凄かった。
JAZZというとどうしてもデイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』が浮かんでしまうが、あまりに違いすぎる。
才能と自信の強さとど根性の練習量で、他を圧倒していく、というのは、日本人ならではの発想なのかな。
評判が評判を呼んでいるのか、月曜日の真昼間とは思えない盛況ぶり。
今日の入りだけみてると大化けする特大ヒットになるかもしれんのう。
『対峙』 どういう映画かはあらかじめ知っていたので(銃乱射無差別殺人の実行犯(高校生)の両親と被害者(高校生)の両親の対面話し合い。 子供は両方亡くなっている)覚悟して観た。 重く、辛い応酬ながら、こういうことでしか前には進めないのだろうことは想像にかたくない。時間が解決することではないが、長い時間が必要。 両親が同年代なので、自分の経験と照らし合わせて観てしまうが、本当に涙しか出ないよ。 彼らの苦渋の言葉も涙も想像でしかないが「いざそうなったら」とは親なら誰しも思うんじゃないか? ウチに限ってなどなく、どちらの立場も、誰の身にも起きうることと認識している。 銃社会の恐ろしさよ。 自分から生まれても生まれた瞬間から子供は自分とは別の人間になる。導いてるつもりでも、分かり合えず、その子の背負った業はどうしようもない事がある。 あの時こうしていれば、こういう状況じゃなかったら、と悔やんでも起きてしまったことに対してどこまで対峙できるだろう…映画は、自分、子供の親としての自分たち(夫婦)との対峙でもあったな。 素晴らしかった。 心を打つ演技。これは2023年ベストに入るだろう。
年末に時間をやりくりして観に行くつもりでいた『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』劇場上映もそろそろ終わりかな、という今頃になって滑り込み鑑賞。
家族の絆に重きを置いた物語(そこに引っ掛かる映画好きが多かった印象)ながらも、ジェームズ・キャメロンは映画作りが上手いので、面白かった。
次作そのまた次作に続くだろう壮大な物語を追うことにしてよかったわ。
メカニックなもの、スピリチュアルなもの、深い森と広い海、沈む大型船、とジェームズ・キャメロンてんこ盛り。
母や呪い師としてでなく、戦士としてのネイティリが強くてガッツを感じたわ…
この映画も「ガッツのある女」映画フォルダに入れておこう。
次作はIMAX狙いでいくぞ!
戦メリいよいよLASTday
初めて見たのは高校生の時で、内容が全くわからなくて、でも音楽が好きで、何回も繰り返し見た。
今となってはビデオテープを何故持っていたかも覚えてない。
所謂男と男の愛の交流(BLとは言いたくない)なんだろうけど、それも思いもよらず
何故ヨノイ大尉はジャック・セリアズにあそこまで固執するのか、何故ジャック・セリアズは絨毯の上に横になっているのか、ヨノイの部下はジャックを襲ったように見せかけて逃がそうとするのか、露見してその後自決するのか、ヨノイは動揺するのか…
なにかが引っ掛かるけど、何回見てもわからない。
今はわかる。
歴史的な背景も、ハラ軍曹の優しさも、ローレンスの思い出も。
「この話はもうやめよう」と言ったのは、まだ傷が癒えず、思い出すのは痛みを伴い辛いんだね。
ジャック・セリアズが銃殺前に身支度のパントマイムを始めるのも、命を奪われる前の身だしなみとしての所作だろう。
ジャックが遂に帰る家の花盛りの庭は、『デルス・ウザーラ』に出てくるお爺さんの話と被り、涙が止まらなくなる。
長い年月見続けた映画、またスクリーンに帰ってきますように。
#2022年映画ベスト10
1.PLAN75
2.アフター・ヤン
3.セイント・フランシス
4.マリー・ミー
5.トップガン マーヴェリック
6.グリーン・ナイト
7.デリシュ!
8.RRR
9.秘密の森の、その向こう
10.ペルシャン・レッスン 戦場の教室
劇場になかなか行けなくて新作は50作くらいかな…旧作は30本くらいかな?
旧作では『ロード・オブ・ザ・リング』IMAX三部作が圧倒的によかった。
20年前の映画なれど、色あせず面白い。
映画館で観たい旧作はまだまだたくさんあるから、2023年もいろいろ観られるといいな。マッドマックスFRもね。
昨日になるが、上映最終日に午前十時の映画祭『蜘蛛巣城』4Kリマスター版を観た。
昔昔にビデオで見て以来。シェイクスピア「マクベス」と日本の古典芸能である能を合体。役者のメイクも絵画的。
録音が悪いのか、滑舌が悪いのか、リマスター版なのに台詞が聞き取りにくい。
序盤とラストに流れる歌からしてまず、なあ…
『七人の侍』で滑舌悪かった三船敏郎の方がまだ何言ってるか分かるなんて。
それでも奥方の名前がよく分からない。浅霧?(浅茅、らしい)
鷲巣武時(三船敏郎)の奥方(浅茅)が山田五十鈴なのだか、これがめっぽう(ほぼ死語だな…めっぽう)恐ろしい。
メイクも表情も能面そのもので、立ち居振る舞いも衣擦れの音が効果的で、時々眼(白目)がギラリと光る。
鷲巣武時が矢ぶすまになるシーンは圧巻なんだけど、なにしろ山田五十鈴の、暗闇に消えて暗闇から毒の入った壷を脇に抱えて現われるシーン、心底ゾッとした。
あな恐ろしや。
千秋実の幽霊姿はご愛嬌で、可愛らしいくらいだった。千秋実、いいなあ…
日本昔ばなしとして子どもに見せてもいいな、と思う。人の世の諸行無常よ。
随分ご無沙汰していた早稲田松竹でタル・ベーラ監督作品2本立て
『ファミリー・ネスト』
『ダムネーション /天罰』
クズ男がこれでもかって出てきてわりとキツい2本立てだったな…(憔悴)
でもタル・ベーラ監督大好きなんだよ。全作制覇したい。
一作目の『ファミリー・ネスト』
共産圏の理不尽さと貧しさが家族間の会話から浮き彫りにされ、
成人男性のご都合主義の無能ぶり(都合が悪くなるとバイオレンスで解決)が胸糞悪かった。
それでいてメソメソして
一番嫌いな繊細な男ってヤツだ…
かといって女の方も味方できる感じでもない。モヤモヤ
二作目『ダムネーション/天罰』はほぼ『サタンタンゴ』と言っても差し支えなさそう。
タル・ベーラ、映画の終盤に必ず不快な音と動きを見せてくる。
長回し多用の為記憶が飛ぶが、酒場で輪になって踊っていた群衆がいつの間にか反対に回っていたのには苦笑した(寝てしまった自分に対して)
地面を叩きつける大粒の雨、泥、地面を嗅ぎ回る犬、不愉快な男に女。
ううう
2015年6月20日公開以来、毎年『マッドマックスFR』(邦題は受け入れ難いので原題の『MADMAX FURY ROAD』から略します)を劇場で観ている。
今年はシネマシティで上映してくれないようなので焦っていたが、滑り込みで昨日、池袋の新文芸坐で観てきた。
何度観ても編集の上手さと、フュリオサのカッコよさに打ちのめされる…
何度も観てるからこその、好きなシーンが近づく時のワクワク感(後半の棒飛び隊が画面の左右からビョンビョン現われるシーンが大好き。めちゃアガる)と、他の主演の映画とは別格のトムさん(トム・ハーディ)がマックスとして語りかける声に魅了される。
ただ、今回は映画を観ながら、公開されて7年以上経過して鬼籍に入った出演者を観ながら、ジョー様もジョー様の息子(リクタスじゃない方)も武器将軍もみんな…嗚呼、と思わずにはいられなかった。
武器将軍の見せ場なんて壮大で滑稽ながら恐ろしく、いいシーンだなあ(しみじみ)
新文芸坐は大晦日にも上映してくれるので、おせちの進捗状況によってはまた行きたいな。頑張ろ。
映画全般、Tom Hardy多め。 パンも焼きます。fedibirdにもいます。