随分ご無沙汰していた早稲田松竹でタル・ベーラ監督作品2本立て
『ファミリー・ネスト』
『ダムネーション /天罰』
クズ男がこれでもかって出てきてわりとキツい2本立てだったな…(憔悴)
でもタル・ベーラ監督大好きなんだよ。全作制覇したい。
一作目の『ファミリー・ネスト』
共産圏の理不尽さと貧しさが家族間の会話から浮き彫りにされ、
成人男性のご都合主義の無能ぶり(都合が悪くなるとバイオレンスで解決)が胸糞悪かった。
それでいてメソメソして
一番嫌いな繊細な男ってヤツだ…
かといって女の方も味方できる感じでもない。モヤモヤ
二作目『ダムネーション/天罰』はほぼ『サタンタンゴ』と言っても差し支えなさそう。
タル・ベーラ、映画の終盤に必ず不快な音と動きを見せてくる。
長回し多用の為記憶が飛ぶが、酒場で輪になって踊っていた群衆がいつの間にか反対に回っていたのには苦笑した(寝てしまった自分に対して)
地面を叩きつける大粒の雨、泥、地面を嗅ぎ回る犬、不愉快な男に女。
ううう