マッドマックス2鑑賞。
おー。怒りのデス・ロードの後に1作目を見て、この1作目から怒りの〜になるの⁈と思ったのだが、2作目も、あの1作目からこれになるの⁈と驚いた。良い意味(?)で。一応説明はあるけど、世界がもはや結構違う気がする。そしてマックスの感じも全然違う。家庭人→復讐鬼を通ったマックスは今や荒野の一匹狼。それでも何かと変なやつに懐かれ?たり、頼られ?たり。この感じ知ってるぞ…と思ったらあれだ、ゲーム版。あれはストーリーや世界観もだけど、マッドマックス2の精神をしっかり取り入れて作ってる、かなり良い出来なんじゃないか。まぁ、レースが苦手すぎてクリア諦めてるんだけど。
あ、映画から話がそれた。とにかく、この世界観はここで完成してるんだなぁというのがすごくあって、めちゃくちゃ良かった。それと、誰の語りなのかわかるところも面白かったー。
#映画 #映画鑑賞 #マッドマックス2
マッドマックス鑑賞。
たしか一度見たことがあるはずなんだけど、15年は前なので、私の中ではマッドマックスといえば怒りのデス・ロードの印象が強い。そのため、逆にかなり新鮮だった。砂漠?荒野?じゃない、どころか緑は多いし森と海もある。なんならメル・ギブソンも若くてかわいく見える。警官のレザージャケットがかっこいい。
走るのが楽しくなってきてしまったから辞めたい。走ることや死ぬことより、やつらと同じ側に転ぶ方が怖い。そう考えたマックスなのに、よりによって仕事と距離を置こうとした休暇中に…というのが意外だった。そんな話だったんだー!(ナイトライダーを追い詰めた警官だから家族を狙われたのだと思っていた)
普通にいいやつなマックスが復讐の鬼と化す、そのギャップが凄かった。マックスの非情さ。トーカッターへの復讐もだけど、グースの殺され方に対応しているようなジョニーへの復讐も凄かった。手錠を切るには時間がかかるがそっちを切るなら…。
#映画 #映画鑑賞 #マッドマックス
マッドマックス 怒りのデス・ロード鑑賞。
たぶん、初見の時は派手ー!かっこいー!たのしー!だけで観てた、気がする。はっきり覚えてないけど。
行って戻る物語の良さもあるんだけど、彼女たちの戦いの物語ってことをひしひしと感じた。あたたかい故郷ではなく、全然良い場所でもない。それでも「捨てて逃げる」を答えにしなかった、すげー話だ。別に全然逃げて新天地を探したっていい。でも夢も希望も破れて、今あるものがわずかでも戻って戦う。そういうのが単にかっこいいけどそれ以上に、そこで戦ってそこで生きるしかないじゃん、現実は。この話のすごさってそういうことだったのかーと納得がいったし、映画の外を考えられるようになったのねぇ、私も…などと思った。
あとは、男vs女って話でもなくて、フュリオサや他の女性たちが(そもそもマックスの存在に関わらず砦から逃げ出していたわけだし)その生き様でマックスとニュークスを獲得しているというのも面白かった。
#映画 #映画鑑賞 #マッドマックス怒りのデスロード
牯嶺街少年殺人事件鑑賞。だいぶ長いから正直なところ全然集中して見られていない…。ので、内容についての感想は書けない。ほの甘い青春…と思っていたらすげー苦かった。
が、1960年代?台湾の話とあって、「返校」を見ているので、少しだけ理解度が上がっている。学校に、先生とは別に教官(軍人?)がいる!とか。
#映画 #映画鑑賞 #牯嶺街少年殺人事件
ミッシング鑑賞。
ものすごくヒリヒリする。ずっと怯えてるし怒ってるサオリ。それに他人の身勝手さにもヒリヒリする。傷つくならSNSなんか見なければいい、それはそうなんだけど。自分にもともとある罪悪感と赤の他人からの心無い言葉の相乗効果で、罰を受けたい/受けなければならない気持ちにさせられるって、本当に嫌だなー。何もかも当てにならない、嫌なパワーがずっとある。そもそもマスコミってそんなに頼りになるものなの?特集組まれるたびに痛い思いばかりしている…何だかなーっていう描写が多すぎて。スナダすら、よくやってくれてそうに見える分よけいにズルく感じる。全然いい人じゃないよ。
あまりにもサオリが鬼気迫りすぎていて「石原さとみの映画だ」と思ってしまうけど、ユタカやケイゴの俳優さんもなかなか良かったと思う。
#映画 #映画鑑賞 #ミッシング
ガンパウダー・ミルクシェイク鑑賞。
図書館員最高じゃん…🙏😇病院・図書館・ボウリング場とか、色づかいや場所がかっちりキマって絵ができているのがめちゃくちゃ気持ち良いし、甘さとハードさとネオンに暴力の嵐!カレン・ギラン大好きで、カーラ・グギノも大好きなので大満足。本のチョイスにも図書館員シスターズにもフェミニズムを感じるし、「フェミニストを自負している〜」のセリフがあまりにも良くできすぎてて笑っちゃった😂取るに足りない存在には注意を払わないから…血祭りやむなし。
#映画 #映画鑑賞 #ガンパウダーミルクシェイク
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章鑑賞。
女子高生→大学生の日常パートと、異星人パートが崩れないまま終わるとは思わなかった。おんたんが変えた世界。おんたんの絶対。
何を失おうとも世界が壊れようともあなただけが私の絶対だから、それだけがあればいいから、っていうのは、若さだなー。前章で門出ちゃんの物語だったと思い込んでいたので、後章で物語の疑問の真ん中、世界を変えたのは(破滅させたのは)おんたんの方だったとわかるのは、すごくグッときた。
おんたんのお兄ちゃんひろしくんが相変わらず面白すぎたし、四男の黒騎士くんも面白すぎた…だけに…。そこはつらいんだけど、何にも知らない今の門出ちゃんは、「おんたんは絶対」とおんたんのほしい言葉をくれるから、世界はそれで良い。前章からそうだったまま後章でも、彼女たちが戦ったり解決したりする物語ではなくて、悲しいことは悲しいまま折り合いをつけ、漠然と不安や喪失を抱えたまま進むしかない。それでも彼女たちがこれから送る日々だってきっと愉快で愛しいに違いない。
…何でタラバガニ?
#映画 #映画鑑賞 #デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
碁盤斬り鑑賞。続き。
結果的に発端は源兵衛さんのうっかりだったとはいえ、弥吉くんと柳田、なんで不在の源兵衛さんの首まで賭けてんの、勝手に男同士で納得しないで😂 (私は、あの番頭さんがベロベロに酔っ払ってたのもわりと悪いと思う)
碁盤、いつ斬るんだろう?って、ちょっとワクワクしながら見てたのは内緒だ。
碁盤斬り鑑賞。
清貧というのか、穏やかで清廉な、長屋暮らしの浪人柳田。もとは碁で繋がっただけの強欲な質屋の主人公源兵衛がそれに感化されていく。季節の流れで互いに良い友人関係になっていったとわかるのが好きだった。碁に対しての誠実さ、ひいては人に対する柔軟さが柳田から源兵衛に移ると、武士のあるいは男のプライドみたいな話になっていく。時代劇あまり知らないのにこんな言い方は変だけど、人情ものな時代劇らしさに、そういう"らしさ"とは違う、色や映し方の独特さ(季節や吉原の色は強めなのに基本は彩度?が低めな色づかいだったり、ぐわんぐわん揺れたり枠にキャラクターを押し込めるみたいな構図)が面白かった。
また、穏やかーな顔と喋り方の柳田が、言葉もなく怒りですごい形相になるの、草彅剛ちょっとすごいなと思った。男のプライドの話ではあるんだけど、お絹ちゃんの芯の通った女性らしさとかわいらしさを存分に発揮してる清原果耶も良かったし、私は怖さと嫌さと面白みのハイブリッドな國村隼が好きです。
#映画 #映画鑑賞 #碁盤斬り
Aana鑑賞。周到に計画した誘拐、しかし拐った相手が…というインドホラー。…ホラーじゃないのか?途中はホラーっぽかったけど、最終的によくわからん。
メインは誘拐、展開は9割ホラー。でも最後突然白と金のカラーリングのワンダーウーマンみたいになる。なぜ?
英語字幕で見たのと数日かかって細切れで見たせいもあって、しっかりわかってないんだけど、誘拐されたのに悲鳴もあげず怯える様子もないアナ、主導権を握っているはずの誘拐犯たちが恐怖を感じ始め〜あたりはちゃんとホラーだったし、アナの出自?も怨念と呪いにまつわる話だったのに。ふと気がついたら、父親に不満をぶちまけ覚醒したアナはコスチュームヒーローに。不満は真っ当だし気の毒な境遇なので怒りもわかるけど、誘拐犯のホラー部分いらんからヒーロームービーやるか、ヒーロー成分は入れずにクライムとホラーに徹したら良かったのに😅
#映画 #映画鑑賞 #Aana
マイ・スイート・ハニー鑑賞。笑った笑った😂 ちょっと変でいい人なチホさんと結構ぐいぐい行くイルヨンさんの、もどかしくもおもしろおかしい大人のラブコメ。
大人のって、別に変な意味じゃなくていい年したって意味なので、家族のしがらみみたいな味付けでほろっとさせてくる。(そこらへんちょっとふわっとしてるけど)それも面白かった。
謎に薬局に駆け込んだり、殺すぞ!って言われて本当に⁈って言っちゃうとか、チキン店のクーポンとか、バカみたいに笑った。こういう楽しい映画、大好き。
イルヨンのポジティブさ、身近にいたらちょっと鬱陶しいかもしれないけど、めちゃくちゃかわいいから許しちゃう。
自分のギャグ?で笑うし、お菓子とマックしか食べてない?変な人なチホだけど、彼を見る周りの人(キンパのお店で食事中のカップルとか薬局の人とか)が「あの人、なんか面白いな」って雰囲気になるのが好き。それと、これはもうイルヨン目線で見てるからかもだけど、たいしたことじゃなくてもバカにしないで説明してくれる人とかさ、やっぱりかっこよく見える。笑いのツボが近いのもいいよなー。
#映画 #映画鑑賞 #マイスイートハニー
恋するプリテンダー鑑賞。
グレン・パウエルとシドニー・スウィーニー!結婚式!オーストラリアの景色!これだけで十分!小学生みたいなしょーもないギャグも、もはやこれはこれでOKみたいな感じ😂真っ当にロマンチックで、おおげさにコメディで、ちょっとツンデレみたいな王道の話は嫌いじゃない。マッチョな見た目のベンが意外と情けないところがあったり、ビーのスマートさや飾らなさもかわいいし、登場人物が多いのに混乱しないし嫌なキャラもいないし、描き方にしっかり気が配られている印象も受ける。
ドタバタが結婚で丸く収まって終わるとかシェイクスピアの喜劇みたいだなーと思ってたら、(作中でもチラッと出てきてたけど)『から騒ぎ』がベースだった。というか、『から騒ぎ』って書いてあったなーとあらすじを調べたら、キャラの名前までそこから持ってきてる!知らなかったー!😅
#映画 #映画鑑賞 #恋するプリテンダー
ドライブ・マイ・カー鑑賞。
「悪は存在しない」で不思議な質感だったからこちらも見てみた。やっぱり不思議だった。感情の発露?温度?が低い。でもなんとなくそれが心地よい。
感情の温度が低い→抑制が効いたとはつまり、コントロールするということで、映画全体もそうだし、まず家福のキャラクターがそう。妻の秘密を知っても自分の気持ちに蓋をする、それと同様に他人に対しても(演出家として)わりと厳しく場をコントロールする。その支配権は高槻が自分の知らない妻の話を始めることで奪われる。狭い車内での会話と密かな動揺。そのままお芝居のイベント自体が揺れるような事件も起きて、自分も場も支配できなくなった家福がたどり着く先でドライバーの渡利にやっと吐き出せたこと。渡利が吐き出せたこと。虚勢も演技もなくさらけ出した傷。勢いよく面白い!というのではないんだけど、じわじわ良いなーと思う。
全体的に感情の波が控えめな分、チェーホフ?のお芝居の台詞と映画の登場人物の気持ちが時々繋がったり、来ないゴドーを待っている二人/いない音についてを話す家福と高槻とかの見せ方が面白かった。
#映画 #映画鑑賞 #ドライブマイカー
悪は存在しない鑑賞。これは感想が難しい…。
時々プツンと音楽が途切れたり、そもそもその音楽自体が美しくもなんとなく落ち着かない感じがして、ざくざくと聞こえる足音すらも、どこへむかって行くんだろう…という不安をおぼえた。そして突き放されるような幕切れ。
地元にいて都会からきた奴と思うとグランピング事業の担当者は嫌な奴に見えるけど、都会の側で地元の意見を持って帰る立場だとそんなに嫌な奴でもなく、なんなら地元側に見えてくる。そういう見せ方は面白いと思った。ずっと嫌な奴だったら、素直に嫌いになれたのに。
それはともかく、やっぱり最後が…どういうことなんだろうなー。田舎暮らしって良いなー!みたいなところで終わらせないのは、誠実なのかもしれない。
美しさも過酷さも持ち合わせた(というか、人間が勝手にそこに美や厳しさを見出しているだけで)自然がそうであるように、物事・出来事はただそうあるようにあるだけで、悪は存在しないなら、きっと善だって存在しない。
#映画 #映画鑑賞 #悪は存在しない
ブルックリンでオペラを鑑賞。
スティーブンの絶妙に不安そう?不幸そう?あの憂鬱な顔つきが、巻き込まれ型コメディ好きにはたまらない。ある意味「やべー女に引っ掛かっちゃった」系でもあるんだけど、諸々の結末が爽やかなのもあって見やすくて面白かった。
「見やすくて」というのは、ものすごく今っぽい話だなーと思ったところでもあって。子どもたちの理想の高さや主人公がオペラの作曲家だから当然だけど文化レベルの高い暮らしも見せつつ、ちょっとした格差…暮らしぶりだったり宗教観、人種、家族の形なんかも、実はしっかり見えていて、それも織り込まれた話だったのは上手いなーと思った。それは解決になるのか?とはもちろん思うけど、なんかみんな幸せそうだしね、特に尼僧。
ペンシルスカートがばっちりキマってるパトリシアはそりゃまあものすっごく美しいと思うけど、最初に船の案内をしてくれた時のカトリーナが誇りを持って仕事をしている感に溢れていてすごくかっこよく見えたので、(話的に子どもたちの問題が大きくなったこともあって)そこらへん誰も嫌な感じにならないのがホッとした。
#映画 #映画鑑賞 #ブルックリンでオペラを
ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!鑑賞。
やってる音楽はゴリゴリのヘヴィメタなのに、なんとなく押しの弱そうな主人公たち。小さな嘘からなし崩しに町のヒーローポジションに祭り上げられる前半、どん底を舐めるも面白さが加速する後半、全部笑いすぎてやばかった😂おまえ、今ここであの写真がほしいって話をするのか⁈とか、内なるライオンと戦うために動物園に侵入とか、ゆるさとタイミングがめちゃくちゃアホで好き。みんな仲間思いでさ…でもそれ一緒に連れてくんかーい!と、しんみりする間もなく爆笑したり😂(暇っていう意味で)辺境の国境警備隊、ロケットランチャー?の発射あり、さすが北欧!な感じのロングシップあり、ヴァイキングvs警官隊あり、何から何まで「なんで⁈」となるんだけど友情とヘヴィメタでしっかりまとまってて、すごく面白かった🎤🎸🤘🤘🤘棺桶がダイブするの、しょーもなくて大好き⚰️めちゃくちゃ笑った⚰️🤘🤘🤘
#映画 #映画鑑賞 #ヘヴィトリップ
コッホ先生と僕らの革命鑑賞。
1874年のドイツ。英語教師のコッホ先生がサッカーボールをひっさげてやってきた。スポーツもので学園もので、型破りな教師もの。ありがちな流れとはいえ、サッカーを通してフェアプレイの精神や仲間意識が育っていく少年たちがかわいい。いじめっ子と親との関係とか、いじめられっ子の家庭環境とか、まあまあ大きな差を見せつつ、子供たちがまとまっていくの、すごく好き。服従するなと教えてくれて、でもそれは無礼でもいいってことではないと、ダメなことはちゃんと叱ってくれる。コッホ先生がとてもバランスの良い"良い大人"。エンディングが(と途中でコッホ先生がやさぐれて酔っ払って歌うのも)オールドラングサインで、それもとても響く。手堅く良い作品でズルいなぁ、あっさり感動しちゃう。
どうでもいいけどボーンシュテッド君がめちゃくちゃかわいい。ていうか、少年たちみんなかわいい。もちろんコッホ先生…ダニエル・ブリュールもかわいい。
#映画 #映画鑑賞 #コッホ先生と僕らの革命
雑食性映画好き社会人の映画鑑賞記録用アカウント。
本アカ→ @harush11
ここにもいます→filmarks.com/users/harush11