碁盤斬り鑑賞。
清貧というのか、穏やかで清廉な、長屋暮らしの浪人柳田。もとは碁で繋がっただけの強欲な質屋の主人公源兵衛がそれに感化されていく。季節の流れで互いに良い友人関係になっていったとわかるのが好きだった。碁に対しての誠実さ、ひいては人に対する柔軟さが柳田から源兵衛に移ると、武士のあるいは男のプライドみたいな話になっていく。時代劇あまり知らないのにこんな言い方は変だけど、人情ものな時代劇らしさに、そういう"らしさ"とは違う、色や映し方の独特さ(季節や吉原の色は強めなのに基本は彩度?が低めな色づかいだったり、ぐわんぐわん揺れたり枠にキャラクターを押し込めるみたいな構図)が面白かった。
また、穏やかーな顔と喋り方の柳田が、言葉もなく怒りですごい形相になるの、草彅剛ちょっとすごいなと思った。男のプライドの話ではあるんだけど、お絹ちゃんの芯の通った女性らしさとかわいらしさを存分に発揮してる清原果耶も良かったし、私は怖さと嫌さと面白みのハイブリッドな國村隼が好きです。

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碁盤斬り鑑賞。続き。 

結果的に発端は源兵衛さんのうっかりだったとはいえ、弥吉くんと柳田、なんで不在の源兵衛さんの首まで賭けてんの、勝手に男同士で納得しないで😂 (私は、あの番頭さんがベロベロに酔っ払ってたのもわりと悪いと思う)
碁盤、いつ斬るんだろう?って、ちょっとワクワクしながら見てたのは内緒だ。

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