ニンジャバットマン
アメコミ作品「バットマン」の登場人物達が日本の戦国時代にタイムスリップしたらどうなるかを想定した「もしも」の設定のアニメ作品。
バットマンの完全ジャパニメーション作品としては、おそらく10年前の短編集「ゴッサムナイト」以来になる。
結論から言うと、どの層向けに作っているのか分からない作品だ。
何の説明もなく突拍子に原作キャラ達が普通に登場するから原作ファン向けかと思いきや、中心キャラのバットマンとジョーカーを除いて殆どの登場人物のキャラが薄く、彼らが持つ原作本来の個性が死んでいる。
特にヴィラン達の多くはもはやお飾り程度にしか描かれておらず、せっかくの田中敦子やチョーといった豪華な声優陣も無駄使いしている始末だし、ましてや一部のキャラクターは「お前そんなキャラだったっけ?」とか、「なんで別作品のヴィランがバットマン作品でメインの悪役やってんの?」とか、多少なりとも原作の知識がある人間からすると首を傾げてしまう部分も多い。
「ジャスティス・リーグ」も決して酷い出来というわけではないと思いますし、結果としてシリーズ初期よりも幅広い層が楽しめるよう作られているのは見受けられます。
それでも「マン・オブ・スティール」から追ってきたファンの一人としては、どうしてもコレジャナイ感は拭えないんですよね。
ザック・スナイダーの作家としての強い持ち味とも言えるダイナミックな演出やドラマチックなストーリー、ジャンキーXLやハンス・ジマーによる重厚感のある音楽、これらの要素はDCEUにとって必要不可欠なものだったはずです。
スピンオフ系やその他単独映画は多少の自由が利きますから構いませんが、自分としてはスーパーマン作品とクロスオーバー関係の作品には最後までザック・スナイダーに任せてほしかったです。
REC4
POVホラーを代表するゾンビ映画「REC」シリーズの完結編。
一時間半という今どきにしてはやや短めな尺でありながらも、テンポの良いストーリー展開、第一作目から変わることのないインパク絶大なゾンビ達の猛攻とその演出に魅入られ、終始ドキドキ感を堪能させてくれる作品。
「グロテスク」「ゾンビ」「悪魔」「密室ホラー」、そして「自爆寸前の施設からの脱出」など、ホラーでは定番の要素やシチュエーションをふんだんに詰め込んでおり、もはや映画というよりゲームに近い。
また主人公アンヘラが相変わらずの可愛らしい容姿で、エロ無しでも十分目の保養になるレベル。
一方で女性でありながらも主人公らしく積極的に行動してくれるので、ストレスも全く感じず、そのあまりの逞しさに寧ろスカッとさせられる気分だ。
ラストは続編を匂わせるオチだが、今となってはアンヘラ役のマヌエラ不在では物足りないシリーズとなっているので、続きをやるなら是非続投させてあげてほしい。
ちなみに東映版スパイダーマンが放送されていた頃、実は本家米国でもドラマ化がされていて、これが中々残念なクオリティだったりする。
https://www.youtube.com/watch?v=GFzA_JNzXUQ
好きな映画とかアニメとか気ままに語りたい。
「DCフィルムズユニバース(DCFU)」(別名DCエクステンデッドユニバース)を応援・・・してたけど今は様子見中。
ベンアフレックのバットマンが死ぬ程好き。