「ウォーターボーイズ」
後のTVシリーズの先駆けとなった初代映画版。
急遽シンクロを文化祭で披露する羽目になってしまったポンコツな男子水泳部員らの青春を描いた物語。
キャラクターの徹底したコミカルな表現と、青春作品特有の甘酸っぱさのバランス具合がとにかく絶妙。
メインキャラだけでも「極度のヘタレ主人公」「陽気な巨大アフロ男」「絵に描いたようなガリ勉野郎」「泣き虫オカマ」「マッチョに憧れるダンス好きのガリガリ君」とクセ者揃いなのに、それを囲むサブ、ヒロイン、モブまでもが負けず劣らずのアクの強さを持っていて、誰が主人公でもおかしくないと言える程の強烈な存在感を放っている。
しかし終始そこに全振りしているわけでもなく、物語の肝である主人公の成長、恋模様、シンクロ部員のスポ根的ストーリーもしっかり描ききっており、説得力がある。
鬱々とした描写もあまり無い為、二時間枠で内容も綺麗に収まっており、気軽に観やすいのも良し。(勿論シリアスな展開はある)
自分の中ではシリーズ最高傑作と言える出来の作品です。
@josejose 俳優は顔出ししている分、余計に顔がちらつきやすいですよね。
そういえばジュラシック・ワールドはTV版はTV版で別の素人中心のキャスト陣で放送したらしく、賛否が分かれたとかなんとか。
@josejose 機械はメンテナンス次第でどうにでもなるのに対し、人間は機械ほど丈夫な身体ではありませんからねw
これもまた機械と人間とで大きく異なるところです。
勘・・・これってストーリーモノだと大体良い流れに向かいますけど、実際のところはあんまり当てにならないような・・・結局は自分の(人生)経験不足なのかな。
@josejose 「共感」は人間が繊細な生き物であることの証であり、機械にはそれがありませんからね。
でも自分は、AIは遅かれ早かれ人間の「感情」を理解するようになる時がいずれ来るのではないのかなと、少しだけ不安に感じています。
Aiって多分最初は人間で言うところの生まれたての赤ん坊のようなもので、赤ん坊は年齢を重ねるに連れて幾つもの出会いや苦難を経験し、その中で様々な感情を味わい、結果その人なりの人間性が築かれていく。
AIも計算力こそ人間を圧倒するでしょうけど、人間の感情を基に作られた幾つものデータを学習していくことで、「人間は何をされたら喜ぶのか」「どのような経験をしたら悲しむのか」というような、一つ一つの仕組みを分析し、やがて人間の感情そのものを理解するようになる可能性もある気はします。
まあ、これらは全部大して知識のない自分の勝手な妄想に過ぎないかもしれませんが。
「ゴースト・イン・ザ・シェル(実写版)」
ジャパンアニメーションを代表するシリーズ作、攻殻機動隊の実写化作品。
アニメ版は何度か観ている程度には好きなシリーズだが、思っていたよりも意外と楽しめる内容だった。
ただこれは飽く迄原作やアニメシリーズをある程度知っている立場の意見で、楽しみ方も純粋にストーリーに浸るものではなく、「ああ、ここってあの場面のオマージュだよね」とか、「こっちだとこの二人はそういう関係になってるんだな」等、ただただアニメ版の要素を見つけてはニヤニヤする程度でしか楽しめない。
別作品で例えるなら、リブートのつもりが過去作の要素詰め込みすぎてただのお祭り映画になっちゃった「ターミネーター ジェニシス」を観ている感覚。
客観的に観た場合でも、登場人物の多くが個性が弱くて印象に残りにくいし、ストーリーも一般人向けに理解しやすい内容に改変した分原作やアニメ本来の魅力が失われ、その結果ありきたりな物語と化してしまっている状態。
でも正直バトーさんはむっちゃカッコよかったです。
「BLOOD THE LAST VAMPIRE (2000)」
アニメ「BLOOD」シリーズの記念すべき第一作目。
スタイリッシュなアクションとクリーチャー達のグロテスクでおぞましい描写がとにかく最高。
ストーリーも一切の無駄がなく、特に主人公の正体が途中までは敵の怪物らと同族だと思わせておきながら、最後の最後に良い意味で予想を裏切る真実が用意されているのが良かった。
それにしてもプロダクションIGって本当に作品ごとに作風もアニメーションのクオリティも違うから凄い。
多分各作品の方向性を理解した上でそれぞれに合った作り方をしてるんだろうけど、それって当たり前のようで簡単ではない事だと思う。
シャフトも見習うべき。
好きな映画とかアニメとか気ままに語りたい。
「DCフィルムズユニバース(DCFU)」(別名DCエクステンデッドユニバース)を応援・・・してたけど今は様子見中。
ベンアフレックのバットマンが死ぬ程好き。